【通常版】
【特装版】 〔内容は通常版と同じ〕
【革装版】 〔内容は通常版と同じ〕
【机上版】 〔内容は通常版と同じ〕
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2013.『ウィズダム英和辞典』 第3版.
井上永幸・赤野一郎 編
2240 pp. \3,570. 三省堂.
通常版:
ISBN-10: 4385105731
ISBN-13: 978-4385105734
特装版:
ISBN-10: 438510574X
ISBN-13: 978-4385105741
〔分担:編集〕
1. 項目数の大幅増強:高校生・大学生ユーザーやビジネスユーザーの使用を念頭においた約10万2千項目を収録.
2. 各種コラムの強化・新設
a. 語法:中級者からの学力アップを強力にサポートするコラム「語法のポイント」(旧「作文のポイント」を改題)を約1.6倍に大幅増強.
b. 文法:辞書や参考書等で頻出する文法用語解説コラム「文法のポイント」を新設.
c. 類義:類義表現を扱ったコラム「類義」の数を約1.7倍に大幅増加. 一部のコラムでは, 類義表現間の構文分布を示すコラム「構文チャート」を新設.
d. 談話辞:「談話辞」(well, you knowなど)を扱った解説コラム「会話のシグナル」を新設(↓4).
e. 語源:英語に対する興味をかき立て記憶の助けとなるコラム「語源」を増強. 従来のエピソード的な内容に加えて, 未知の単語への類推力を飛躍的にアップさせる語根に関する情報を示した(-dict-, -manu-, -tain-など).
3. 前置詞・副詞辞の充実:日常会話で高頻度の前置詞・副詞辞の項目では, 認知言語学の成果も取り込みながら, 発信に耐えるよう大幅に記述を増強した. また, 新たに概念図も採用した.
4. 談話辞の強化:日常会話で多用される「談話辞」約100項目に用例と語用論的注記などを追加した(↑2d).
5. 定型表現の増強:日常会話で頻繁に用いられ, 自然で流ちょうな発話に大きく貢献する定型表現(phraseology; 本文用例中で太字斜体で表示)を約3.5倍に増強し, 約7,000を掲載した(↓11).
6. インデックスの設定:重要多義語には, 語義派生の理解や検索に便利なインデックスを設けた.
7. C・Dランク語の強化:基本語や生活日常語彙に重点をおく本辞典の方針は変わらないが, 実際に高校生が検索する頻度の高いC・Dランク語の項目を全面改訂し充実させた.
8. 新語・新語義の増強:オックスフォード大学出版局からの資料提供も得て, 時代の変化へ対応. carbon negative [positive], cyberbullying, e-banking, Facebook, hourglass economy, HVD, pinch in [out], sat-nav, silver surgeryなど, 各種分野について増強した.
もちろん, 初版及び第2版以来好評をいただいている以下のような特徴については, 内容の再検討と質・量の補強を行った.
9. 使用頻度の重視:語義配列や用例の提示を使用頻度順にし, 頻度の高い語義や用例ほどすぐに見つけることができるようにした. また, 高頻度の語義項目は説明や用例を十分に与え, 特に, 基本語は詳細で包括的な記述を心がけた.
10. きめ細かな語法分析:ネイティブスピーカーが無意識のうちに行っている言語活動を客観的に分析し, 日本人英語学習者が英語を発信する際に必要となる十分な語法情報を与えた. 日本語の類推から生じる語法上の誤りに関しては, コラムや注記の形で誤文訂正情報を積極的に示し, 最難関校の入試問題や各種検定試験などの問題にも対応できるようにした.
11. 生活英語の重視:学校教育でのオーラルコミュニケーションの重視, 身近となった海外留学, インターネットの普及に代表されるグローバルな社会情勢など, サバイバルのための英語が必要とされる状況をふまえて, 日常生活語彙や日常会話でよく用いられる定型句や句動詞についてもスペースの許す限り発信に必要な情報を示した(↑5).
12. 使用域レーベルの吟味:英語の言語直観の働かない英語学習者でも安心して状況に応じた適切な英語を使うことができるように, きめ細かく実態に即した使用域レーベルを表示した. その際, ((くだけて)) や ((かたく)), ((話)) や ((書)) を始めとする直感的でわかりやすいレーベル表示を行うようにした.
13. 各種コラムの充実:楽しく興味をもって英語を学習できるよう, 【語法】, 【表現】, 【事情】, 【関連】, 【語源】, 【コミュニケーション】, 【読解のポイント】, 【コーパスの窓】などのコラムを提供し, 多角的な視野から発信・受信を支援した.
14. 最新で安心して使用できる発音表記:無批判に変異形を列挙するのではなく, 現在最も普通に行われている発音を示した上で, 使用域に応じた主な変異形を示し, 学習者が安心して使用できる発音表記を目指した. また, 日本語の類推から誤りやすい発音や旧来の発音指導とは異なる形が新しく一般化している事例には, 具体的に注記を加えた.
15. 派生語表示:原則としてBランク以上の見出し語項目には, 各品詞の記述の前にCランク以上の派生語を品詞とともに列挙した.
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