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1998年5月 (21日〜31日)


1 INET GATE 1998/05/20 14:11
題名:[lex] コービルド物語2

Date: Wed, 20 May 1998 13:45:03 +0900
From: Minoru MURATA <>
Reply-To:
To:

kazuo kato <> さんは書きました:
もあります.
> ただ,飲酒運転に対する英国人の態度にそれほど深刻な理由があるとも思え
> ないのですが,いかがでしょうか. (加藤 和男)

加藤先生

村田です.
おっしゃるとおりです.「深刻な理由がない」点にポイントがあろうかと思います.
そのうち書きたいと思います.


1 INET GATE 1998/05/20 17:43
題名:[lex] 古の王道すでに廃れたり

Date: Wed, 20 May 1998 17:16:21 +0900
From: (terutada OKADA)
Reply-To:
To:

日本大学の岡田です.「王道」楽しんでいます.これが「誤訳」であっても「ひどい
訳」であっても日々常用しているのに今さら「誤薬」だったなどと賢しらに医者に注
意されたって困るというものです.そもそも勅定とあらば、川や谷には橋を掛け、山
をも崩し洞門をも穿って道を作る.さすれば王様は何の障害もなく楽々かつ速やかに
目的地へ直行できる.まさにお成り街道王様の道です.しかし耕地は別物.いくら王
様だって尺は王様の思うとおりにはさせられない.まさに一所懸命だから.だから王
様流の測量方法は認められないというわけでしょう.結論は「王道」が「正統」の意
味でも「楽な道」「近道」の意味でもいいではないですか。世の中は動いています。
「国語大辞典」「大辞林」にもすでにこれらの意味はあります。「広辞苑」にないか
ら間違いだなどと誰がきめるのですか。小生はこの訳に満足しています。むしろ「王
道」とした最初に訳者の先見の目に敬意をはらいます。あに英学者おにを恐れるなか
れです。もっとかきたいのですが語迷枠になりますからここでやめます。妄言多謝。
とはいっても少し整理しました。「王道」「覇道」記憶のある国では「捷径」のよう
です。韓国は未詳。「royal」に「easy」とハッキリさせているのはWebster3 」のみ
です。ご笑覧請う次第。
(1).「学門に王道なし」学問には誰が学んでも等しく経ねばならない過程があるもの
で国王であるからといって直ちにすべてを修得できるような特別の道はない.エジプ
ト王のトレミーがユークリッドから幾何学をが学んでいた時「幾何学を学ぶのに簡単
な方法はないものか」とたずねた.それに対して「幾何学に王道なし」とユークリッ
ドが答えたという故事によるという.「英語」There is no royal road to learning
. (小学館:故事.諺 大辞典.s57.)講談社「日本国語大辞典」参照/
(2). EUCLID: There is no royal road to geometry.(Said to Ptolemy I,
Proclus, Comment on Euclid, Prol.G.20) p.202./
(3). Royal road to learning, There is no:[Proclus Comm. in Eucl.
68.(Teubner) ...., quoting Euclid to Ptolemy I.] 1857 TROLLOPE Barch. Tow.
XX There is no royal road to learning; no short cut to the acquirement of
any valuable art. 1894 LD. AVEBURY Use of Life vii In the earlier
stages of Education...neither rank nore wealth gives any substantial
advantage... It was long ago remarked that there was no royal road to
learning. p.550./
(4). EUCLID, There is no royal road to geometry. (Said to Ptolemy I ) p.108./
(5). road :There is no royal ..... to learning. no easy way, no way
without working hard. 学問無捷径.(The Advanced Learners' Dictionary of Cur
rent English with Chinese Translation7, 1973. 但し開拓社版には無い./
(6). royal 2.c. requiring no exertion: marked by special privilege: EASY
:There is no royal road to logic and really valuable ideas can only be had
at the price of close attention. JUSTUS BACHLER (Webster3)/ 研究社「大英和」
参照.
(7). royal 2.勅許の、勅定の royal road ( to fame, knowledge) 斎藤秀三郎:英
和大辞典、熟語本位英和中辞典(岩波)/
(8). OEDの記述は省略します.
(9). COD8.9: royal road to way of attaining without trouble
(10) royal road 「王道、楽な道、近道」等(プログレッシブ英和3、グローバル英和)


2 INET GATE 1998/05/21 12:23
題名:[lex] 辞書学ML項目別ログ整理完了のお知ら

Date: Thu, 21 May 1998 11:52:22 +0900
From: Nagayuki Inoue <>
Reply-To:
To: Lexicographer Mailing List <>

各位

井上永幸(島根大学)です。日頃は辞書学MLにご参加いただきありがとうござ
います。

さて,かねてより佐賀の松本氏(MCS)のご好意で進められておりました辞
書学ML項目別ログの整理が完了いたしました。項目別に整理されたことで,
過去の議論がより理解しやすいものとなるだけでなく,辞書にまつわるもろ
もろの話題を扱った読み物として,また参考書としてご覧いただけるのでは
ないかと思います。皆様には十分にご活用いただけますようお願い申し上げ
ます。

ご苦労いただきました松本氏にはこの場を借りて改めてお礼申し上げます。
<m()m>

Nagayuki Inoue <><>==
<> Shimane University, Japan==============


5 INET GATE 1998/05/23 15:54
題名:[lex] 投稿の形式について

Date: Sat, 23 May 1998 15:26:42 +0900
From: (terutada OKADA)
Reply-To:
To:
Cc: (terutada OKADA)

諸先生:日本大学@岡田です。いつも皆さんの投稿楽しみ読ませていただいています
。ところでタイトルですが、オリジナルとそれに対する投稿をわかりやすく区別して
頂けませんか。例えば、「コービルド物語 1」「コービルド物語 2」、「コービ
ルド物語 2」というふうに忙しいときはどれがオリジナルか分からなくなって困り
ます。よろしくおねがいします。


4 INET GATE 1998/05/23 17:46
題名:[lex] 「コミュニケーションをとる」

Date: Sat, 23 May 1998 17:35:32 +0900
From: NARITA Keiichi <>
Reply-To:
To:

成田@新潟大です。日本語のコロケーションの問題ですので、このMLの趣旨か
らはやや逸脱するかもしれません。

大教室での講義では、毎回授業終了時に紙を配ってその日の授業へのコメントを
書かせているのですが、先週も今週も、表題のような表現にお目にかかりました。
私にはやや奇異に響く言い回しですが、妻に尋ねたら「以前からよく使われてる
よ」とのことでした。既に定着した言い方なのでしょうか。昨日の授業のコメン
ト(約80人分)をチェックしたところ、「コミュニケーションを〜する」とい
う表現を使った学生が10名おり、その内の二人は「コミュニケーションをはか
る」でしたが、それ以外の8名は、以下のように書いていました。

「外国の人とコミュニケーションをとるためには」(女子)
「英語でコミュニケーションをとりたい人は」(女子)
「世界中の人とコミュニケーションがとれるとは思わない」(男子)
「それがないと世界が共通にコミュニケーションがとれない」(男子)
「普段の生活でコミュニケーションをとらなければならなくなることも」(男子)
「何かを共通語にしなければ、コミュニケーションをとりにくいのなら」(女子)
「英語を話す人々と英語でコミュニケーションをとりたいから」(女子)
「他国の人々とコミュニケーションをとるためであった」(女子)

"take a communication"といった言い方はないと思いますので、英語からの干渉
とは考えにくい。かといって、「コミュニケーションを図る」を間違えて読んで
しまった結果、などという説は馬鹿馬鹿しすぎますね。「連絡をとる」との混淆
でしょうか。「自由行動をとる」などの「とる」と同じなのでしょうか。あるい
は、「執る」でしょうか。

また、「コミュニケーションを〜する」の「〜する」の個所に可能な動詞表現に
はどのようなものがあるのでしょう。「図る、行う」くらいしか思いつきません。
この手の結合の例を詳しく挙げている日本語辞典がありましたら、併せてご教示
下さい。

=======================================
成田圭市
---------------------------------------
The time you enjoy wasting is not wasted time. -B. Russell


3 INET GATE 1998/05/23 18:03
題名:[lex] RE: 投稿の形式について

Date: Sat, 23 May 1998 17:48:23 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

岡田先生、佐賀の松本@MCSです。

>忙しいときはどれがオリジナルか分からなくなって困ります。

手前味噌で申し訳ありませんが、

http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html

へ行きますと、項目別ログのリンクがあります。クリックしていただくと項目別ログ
のメニュー画面が現れますので、たとえば「コービルド物語1」を読みたくなったと
きにはフレーム左側「バーミンガム物語」のところをクリックした後、右側に現れる
「バーミンガム物語1」のところをクリックするだけで、それまでに交わされたすべ
てのログを一度に読むことができます。

ただし、井上先生の編集(月3回、上旬、中旬、下旬)が終わった分までになります
ので、現時点ではバーミンガム物語1の編集は完了しておりません。≦(_)≧

LDOCE や、hill/mountain のように盛り上がった議論は、編集後読み直すと、また
違った発見があったりしておもしろいです。


1 INET GATE 1998/05/23 23:02
題名:[lex] RE: 投稿の形式について

Date: Sat, 23 May 1998 22:51:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

村田 年です.
「コービルド物語」と「バーミンガム物語」と間違って別の名前を使っ
てしまい,申し訳ありませんでした.「コービルド物語」と統一してい
ただければ幸いです.(コービルドのほうが皆さんに知られているよう
ですので.)


3 INET GATE 1998/05/24 01:02
題名:[lex] RE: 投稿の形式について {1}

Date: Sun, 24 May 1998 00:41:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

松本 祥仁 先生:

項目別ログの方ではお世話になっております。<m()m>

>ただし、井上先生の編集(月3回、上旬、中旬、下旬)が終わった分までになります
>ので、現時点ではバーミンガム物語1の編集は完了しておりません。≦(_)≧

ログ編集の遅れについては皆様にご不便をおかけしております。少なく
とも10日単位ではやっていこうと思っておりますが,都合で遅れる場合
があるかもしれません。ご了承いただければ幸いです。

00:36 (日) 05/24/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


2 INET GATE 1998/05/24 01:02
題名:[lex] 投稿の形式について {1}

Date: Sun, 24 May 1998 00:41:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

岡田 先生:

メールをありがとうございます。

>諸先生:日本大学@岡田です。いつも皆さんの投稿楽しみ読ませていただいています
>。ところでタイトルですが、オリジナルとそれに対する投稿をわかりやすく区別して
>頂けませんか。例えば、「コービルド物語 1」「コービルド物語 2」、「コービ
>ルド物語 2」というふうに忙しいときはどれがオリジナルか分からなくなって困り
>ます。よろしくおねがいします。

ご指摘ありがとうございます。確かに,タイトルがすべて同じようにな
っていると,初出の発言とそれに対するコメントがわかりにくくなりま
すね。これは,むしろシステム側で対応することですが,当初連番をつ
けようとして,断念した経緯があります。

今ちょっと試してみましたところ,メールサーバの癖もわかってきまし
たので,ちょっと連番機能を再開してみます。

で,メールサーバの癖ですが,…

皆さんがお使いになっているメールソフトで,lex宛のコメントをつける
際,ソフトが自動的に"RE:"をタイトルの行頭につけるようになっている
場合があると思いますが,これはこれでかまいません。lexのメールサー
バ側で自動的に,行頭の"RE:"や"RE:[lex]"は削除して新たに"[lex]"の
みを行頭につけて〔というか,後者の場合は"RE:"のみを削除して〕,{ }
に囲まれた連番をカウントしてくれるようです。したがって,タイトル
部分は手を触れずにそのままreplyの手続きでコメントをつけていただけ
ればうまく連番がふれるはずですので,宜しくご協力のほどお願い申し
上げます。

00:25 (日) 05/24/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/24 01:12
題名:[lex] 「コミュニケーションをとる」{1}

Date: Sun, 24 May 1998 00:58:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

成田 先生:

井上(島根大学)です。

>成田@新潟大です。日本語のコロケーションの問題ですので、このMLの趣旨か
>らはやや逸脱するかもしれません。

いえいえ,英和・和英辞典のいずれも日本語は載っているわけですし,和
英辞典の編集にかかわった経験からいわせていただければ,英語教師に
よる国語辞典の必要性を感じるくらい,今の国語辞典にはいろいろと感
じるところがあります。日本語の問題もどんどん取り上げていただけれ
ばと思います。

>"take a communication"といった言い方はないと思いますので、英語からの干渉
>とは考えにくい。かといって、「コミュニケーションを図る」を間違えて読んで
>しまった結果、などという説は馬鹿馬鹿しすぎますね。「連絡をとる」との混淆
>でしょうか。「自由行動をとる」などの「とる」と同じなのでしょうか。あるい
>は、「執る」でしょうか。

私は「図る」はちゃんと「はかる」と読んでいましたが(^_^;),「コミ
ュニケーションをとる」というコロケーションを使ったことがあります。

>また、「コミュニケーションを〜する」の「〜する」の個所に可能な動詞表現に
>はどのようなものがあるのでしょう。「図る、行う」くらいしか思いつきません。
>この手の結合の例を詳しく挙げている日本語辞典がありましたら、併せてご教示
>下さい。

でも,確かに手もとの辞典をいくつかみましたが,「図る」はあっても,
「とる」は載っていませんね。個人的には,「連絡を取る」との混淆に
一票ということにしておきます。(^_^;)

00:42 (日) 05/24/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/24 01:36
題名:[lex] 投稿の形式について {2}

Date: Sun, 24 May 1998 01:23:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

井上(島根大学)です。

自己レスです。

(1) タイトル行が,

RE:[lex] 投稿の形式について

のようになっている場合は,自動的にうまく"RE:"を削除してくれるので
すが,

[lex] RE: 投稿の形式について

のようになっている場合は,"RE:"の部分は自動的に削除されないようで
す。

(2) タイトルを全角12文字〔半角24文字〕くらいにおさめていただくと,
連番もうまくふれるようです。それより長いと,連番がタイトルの中に
割り込んでしまうようです。あしからず。(^_^;)

01:17 (日) 05/24/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


2 INET GATE 1998/05/24 12:13
題名:[lex] RE:「コミュニケーションをとる」{1}

Date: Sun, 24 May 1998 11:40:41 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

成田先生、佐賀の松本@MCSです。

>"take a communication"といった言い方はないと思いますので、
>英語からの干渉とは考えにくい。

私も、直接の干渉ではないと思います。しかし「意志の疎通」といったときの響き
と、「コミュニケーション」と言ったときの響きには、違いを感じます。使う人たち
が無意識のうちに、意志の疎通を→図る(根回しなどを含めて)、コミュニケーショ
ンを→とる(はっきりさせるの意味)、といった使い分けをしているのではないかと
思います。先生がおっしゃった「連絡をとる」の「取る」と類似の意味かと思いま
す。

>また、「コミュニケーションを〜する」の「〜する」の個所に可能な動詞表現に
>はどのようなものがあるのでしょう。「図る、行う」くらいしか思いつきません。

「コミュニケーション」と「意志の疎通」は、少しニュアンスが違うような気がしま
すので、そういった観点で少し日本の文章を探してみます。


1 INET GATE 1998/05/24 16:52
題名:[lex] ? deny + doing {1}

Date: Sun, 24 May 1998 16:30:25 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: "lex" <>

deny + doing の動詞型について、英和辞典の記述に
疑問がわきました.
deny のあとの動名詞節は、単純動名詞でも deny よりも
時間的に以前におこったこともあらわす、と覚えていたので
すが、ほとんどの英和辞典は次のように提示しています.

deny
[deny + doing [having done] …しない[しなかった]と言う
~~~~~ ``````````` ~~~~~~ ```````````
{用例は完了動名詞)

これだと、doing --しない
having done --しなかった としか読めないと思う
のです.

ちなみに、述語動詞より必ず「時間的に以前」のことをあらわす
remember は次のように記述しています.
remember
[remember + doing/having done] …したことを覚えている
~~~~

『実例英文法』は、§264 で「動詞 deny は完了形の動名詞を
伴うほうが多いと見てよい」.
Declerck『現代英文法総論』の§15.3.3.1 の説明は『実例』とは
ちがう.

英和辞典の記述にはなんらかの統語的制約を含意させて
いるのでしょうか.(しかし、学生には文字どおりにしか読みま
せんでした).

西村 公正


1 INET GATE 1998/05/25 11:39
題名:[lex] ? deny + doing {2}

Date: Mon, 25 May 1998 10:56:53 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

西村先生:

加藤@岩手医大です.

> deny + doing の動詞型について、英和辞典の記述に
> 疑問がわきました.
> deny のあとの動名詞節は、単純動名詞でも deny よりも
> 時間的に以前におこったこともあらわす、と覚えていたので
> すが、ほとんどの英和辞典は次のように提示しています.
>
> deny
> [deny + doing [having done] …しない[しなかった]と言う
> ~~~~~ ``````````` ~~~~~~ ```````````
> {用例は完了動名詞)
>
> これだと、doing --しない
> having done --しなかチた としか読めないと思う
> のです.
>
> ちなみに、述語動詞より必ず「時間的に以前」のことをあらわす
> remember は次のように記述しています.
> remember
> [remember + doing/having done] …したことを覚えている
~~~~
Quirk et al. (1985), A Comprehensive Grammar of the English Language
pp.1190-1191 は deny と同類の動詞として admit の例を上げ,I admit
having seen it. と I admit seeing it. は synonymous だと記述した後で,
次のように述べています:

'This paraphrase relation, however, exists mainly with verbs of dynamic
meaning; contrast verbs of stative meaning:’

そして I admit knowing him. と I admit having knowing him. は等号では
結べないとしています.

もし Quirk らの言うことが正しいとすれば,動詞(と形容詞)について
dynamic と stative の 区別をしている「ジーニアス」などは deny の項で当
然このことに触れるべきだったでしょうね. (加藤 和男)


2 INET GATE 1998/05/25 17:56
題名:[lex] ? deny + doing {3}

Date: Mon, 25 May 1998 17:21:40 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

加藤@岩手医大です.訂正と追加です.

> Quirk et al. (1985), A Comprehensive Grammar of the English Language
> pp.1190-1191 は deny と同類の動詞として admit の例を上げ,I admit
> having seen it. と I admit seeing it. は synonymous だと記述した後で,
> 次のように述べています:
>
> 'This paraphrase relation, however, exists mainly with verbs of dynamic
> meaning; contrast verbs of stative meaning:’
>
> そして I admit knowing him. と I admit having knowing him. は等号では
> 結べないとしています.

上の I admit having knowing him. は I admit having known him. の誤記で
した.すみません.

ところで,BNC には Quirk et al. (1985) が上げている I admit having
known him. や I deny having known him. のような stative の完了形が見当
たらないようです.(動作動詞の例,例えば,having done/made/taught/
comitted/broken などならあります.)どなたか,そういう例をお持ちじゃな
いでしょうか? OED2 on CD-ROM にもありません. (加藤 和男)


1 INET GATE 1998/05/25 18:15
題名:[lex] 辞書学ML一時停止のお知らせ{1}

Date: Mon, 25 May 1998 17:02:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

各位

井上(島根大学)です。

島根大学学内ネットの保守のため,下記の日時辞書学MLが一時停止しま
す。皆様方には,何とぞご理解の上ご協力の程よろしくお願い申し上げ
ます。

(日時)1998年5月28日(木)13:30〜17:00

16:58 (月) 05/25/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/26 10:15
題名:[lex] 新刊辞書情報 {1}

Date: Tue, 26 May 1998 09:56:00 +0900
From: 南出 康世 <>
Reply-To:
To:

南出(大阪女子大)です。

4月からChambers Essential English Dictionary(CEED) が売り出されて
います。Student Times(March 6, 1998) の広告も「98年4月発売 わ
かりやすく使いやすい英語学習者待望の英英辞典」とあってどう見て
も新刊辞書です。しかし序文を見ると Harrap's Essential English
Dictionary is a new dictionary for intermediate and advanced learners...
とあり????と思います。 見返しを見ると、Previously published
as Harrap's Essential English Dictionary... とありました。要するに
1995年に出された、Harrap's Essential English Dictionary
と同じものです。(裏表紙のキャッチフレーズは異なります)。
総ページ数も同じですが紙質の関係かこの方が薄くなって扱いやすい。
そういう意味では買っても損ではありません。
別の出版社が書名を変えて出すというのは外国ではごく普通ですが少し
驚きました。内部事情をご存じの方教えて下さい。


2 INET GATE 1998/05/26 11:37
題名:[lex] as tall as について {1}

Date: Tue, 26 May 1998 11:21:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

松本先生

村田 年です.
ものぐさをして申し訳ないのですが,この as tall as については
結局のところどのような説明を学生にすればいいでしょうか.また,
辞書の記述としては簡潔にどう書いておけばいいでしょうか.

ちょっと具体的に教えて下さいませんでしょうか.

一般的に比較構文は和訳はつけていますが,日本人にはわかりにくいのが
いろいろあるのでしょうね.そのへんも1つ,2つ教えて下さい.

よろしくお願い致します.


1 INET GATE 1998/05/26 11:50
題名:[lex] 新刊辞書情報 {2}

Date: Tue, 26 May 1998 11:30:43 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

南出先生:

加藤@岩手医大です.私も店頭で Chambers Essential English Dictionary
(CEED) を見て驚いた一人です.

4月からChambers Essential English Dictionary(CEED) が売り出されて
> います。Student Times(March 6, 1998) の広告も「98年4月発売 わ
> かりやすく使いやすい英語学習者待望の英英辞典」とあってどう見て
> も新刊辞書です。しかし序文を見ると Harrap's Essential English
> Dictionary is a new dictionary for intermediate and advanced learners...
> とあり????と思います。 見返しを見ると、Previously published
> as Harrap's Essential English Dictionary... とありました。要するに
> 1995年に出された、Harrap's Essential English Dictionary
> と同じものです。(裏表紙のキャッチフレーズは異なります)。

Harrap's Essential English Dictionary(HEED) が CEED になった「内部事
情」はわかりませんが,HEED と CIDE の関係については,昨年8月26日早稲田
大学で行われた「英語辞書研究会講演会」で,Tom McArthur が "Guides to
tomorrow's English: The shapes that dictionaries and other works of
reference have begun to take on, in order to cope with English as
universal language" という講演の「脱線」の中でこんな話をしていました:
CIDE はもともと Cambridge-Chambers が共同で企画し,Tom McArthur が中心
になって編集作業を進めていたのだそうですが,3年後に両社の間に "acrimony"
があって "divorce" したそうです.その時の「離婚」の条件が,データベース
は共有してお互いが自由に使ってかまわないということだったそうです.
その後 Chambers は Larousse に身売りしたそうですが,Larousse は
Chambers だけではなく Harrap も買収し,Chambers の本は Harrap のものに
なったということでした.今改めて HEED を見てみると,確かに Published by
Chambers Harrap Publishers Ltd とあります.そんなわけで Tom McArthur は
CIDE と HEED の双方に親のような気持ちを持っていると言っていたようです.
(データベースが同じですからこの二つの辞書は "much the same" だとも言っ
ていました.)
今度の CEED の出版は,ひょっとすると Chambers Harrap Publishers Ltd
の分裂劇の産物かもしれませんね.
講演の後で Tom McArthur に CIDE と HEED の話がおもしろかったと感想を
述べると,かれは講演では私的なエピソードをまじえて脱線することにしている
とかと言っていました.
(上の講演の内容は私のメモによっているので,聞き違えもあるかもしれませ
ん.そのときは勘弁してください.) (加藤 和男)


1 INET GATE 1998/05/26 18:27
題名:[lex] as tall as について {2}

Date: Tue, 26 May 1998 17:38:37 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

村田先生、佐賀の松本@MCSです。

> as tall as については結局のところどのような説明を学生にすれば
>いいでしょうか.

釈迦に説法ですが、私がどう教えているか書かせていただきます。
改善すべき点が見つかりましたらよろしくご指導ください。

 まず二つ目の as が接続詞であることを説明してから、基本的には二つの
文から成り立っていることから入ります。比較の対象は形容詞だけでなく副詞
を含めて、いくつかの二つの文を一つにさせます。
 次に、背は「高さ」を比べるもので、二人とも小さい場合も、「高さ」を比べると
説明します。
 最後に、 good personality や courtesy といった言葉を用いて、そう思われるた
めには、背の低い人に背の話をするのはあまり良いことではない、といって終わり
にします。この部分をもう少し印象づけるために、(生徒たち)みんなのお母さんに
「年はいくつですか」と聞けないことと同じ、と説明して終わりです。

>また,辞書の記述としては簡潔にどう書いておけばいいでしょうか.

 どちらかといえば、要望になってしまいますが、語法として原級比較を他の
項目と分け、 as ... as の間に opposite となるような用例と、先ほどの「文法的
(機械的?)には可能でも、失礼な内容になるので言えない、as tall as のよう
な用例と、その理由」を入れていただければ、初心者にも優しい辞書になるよ
うな気がします。

>一般的に比較構文は和訳はつけていますが,日本人にはわかりにくいのが
>いろいろあるのでしょうね.

「the 〜est,」「one of the 〜est 複数形,」「a most 〜,」 の違いがわかりにくい
ようです。特に真ん中の one of the 〜 の名詞部分が複数になるところがわかりにく
いようで、説明に苦労します。

受験参考書の用例に courtesy を考慮しない、機械的な文章が多く、比較に
必要な概念として、「礼儀」を強調する必要があるのでは、と考えます。


3 INET GATE 1998/05/26 18:58
題名:[lex] CEED & HEED {1}

Date: Tue, 26 May 1998 18:43:00 +0900
From: 磐崎 弘貞 <>
Reply-To:
To:

南出先生、

> as Harrap's Essential English Dictionary... とありました。要するに
> 1995年に出された、Harrap's Essential English Dictionary
> と同じものです。(裏表紙のキャッチフレーズは異なります)。
> 総ページ数も同じですが紙質の関係かこの方が薄くなって扱いやすい。
> そういう意味では買っても損ではありません。
> 別の出版社が書名を変えて出すというのは外国ではごく普通ですが少し
> 驚きました。内部事情をご存じの方教えて下さい。

CEEDとHEEDは同じ物です。また、紙質が良くなったのは、日本をはじめ
とする一部の地域であり、HEEDと全く同じ紙質のCEEDも存在します。
ChambersとHarrap社は現在1つに合併しており、BNCプロジェクト
などでもChambers-Harrapとして名を連ねております。

今回は両者の販売チャネルの関係でCEEDと名を変えて同じ辞書が販売
されることになったようです。HEED版はもう存在しないようです。
なお、Student Timesでの広告はちょっと誤解を生じ易いもので、
実際にはCEEDと名を変えてリプリントされたのが1998年です。これ
は同辞書自体に書いてあります。

以上、私が持っている資料と、編者Higgleton氏との電子メールでの
交信によって得た情報です。

磐崎弘貞


2 INET GATE 1998/05/26 20:48
題名:[lex] ? deny + doing {3}

Date: Tue, 26 May 1998 20:32:25 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: <>

加藤先生.
一番肝心なところを調べてくださって、ありがとうございました.

>Quirk et al. (1985), A Comprehensive Grammar of the English Language
>pp.1190-1191 は deny と同類の動詞として admit の例を上げ,I admit
>having seen it. と I admit seeing it. は synonymous だと記述した後で,
>次のように述べています:
>
>'This paraphrase relation, however, exists mainly with verbs of dynamic
>meaning; contrast verbs of stative meaning:’
>
>そして I admit knowing him. と I admit having knowing him. は等号では
>結べないとしています.

私も、書きこみ前に2.3の参考文献をあたってみて、
Nigel D. Turton『英文法正誤チェック辞典』の、
The chairman strongly denies knowing anything about the report.
(ほとんど同じ例文が OALD にあり)
を見たときに、

deny + doing について私が今まで説明していたことは、半端だった
と思い知りました.それが先生が指摘してくださった
deny + doing {状態動詞)
+ doing (動作動詞) を問題にしておかなくてはなりませんね.

ところで学習英英辞典が、 deny + doing について説明が無いのは
英語母語話者にはこういうことが意識に上らないのではないかと思い
ました.どうも学習英英辞典と英和辞典のコンセプトは基本的に異
なっているのでは、という思いがします.

西村 公正


6 INET GATE 1998/05/27 13:16
題名:[lex] TTF for Lexicography {1}

Date: Wed, 27 May 1998 12:46:30 +0900
From: "SEKIYAMA, Kenji (Sekky)" <>
Reply-To:
To:

関山 健治@愛知淑徳大院生 です。

 ひとつお伺いしたいのですが,辞書独特の記号等を収録したTrue Type Fontという
のはありますでしょうか? たとえば,四角で囲まれた「名」,「語法」,「U」「C
」のようなものや,IPAの発音記号等です。
 やはり外字か何かで素手で作るしかないのでしょうか...? ご教示くだされば幸
いです。

---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
SEKIYAMA, Kenji
Graduate School of English Aichi Shukutoku University

E-mail:
★ Homepage URL: http://members.tripod.com/~sekky ★

"Sociolinguistics is NOT sociolinguistics, but sociolinguistics is
linguistics" (William Labov)
---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---


4 INET GATE 1998/05/27 16:50
題名:[lex] TTF for Lexicography {2}

Date: Wed, 27 May 1998 16:26:05 +0900 (JST)
From: Sho Sakuma <>
Reply-To:
To:

関山 健二様

 IPA Fontについては下記のURLよりダウンロード可能です。

 http://www.sil.org/computing/fonts/encore-ipa.html

 具体的な使用方法は、付属のtext fileに記されている模様ですが
私自身、使いこなせておりません。

            佐久間 祥
Sakuma, Sho
Kanto Gakuin Univ. Deparment of English and American Literature
HP url: http://www.lares.dti.ne.jp/~sean/


3 INET GATE 1998/05/27 17:16
題名:[lex] TTF for Lexicography {2}

Date: Wed, 27 May 1998 16:42:03 +0900
From: "浅田 幸善" <>
Reply-To:
To: <>

> ひとつお伺いしたいのですが,辞書独特の記号等を収録した
>True Type Fontというのはありますでしょうか? 
>たとえば,四角で囲まれた「名」,「語法」,「U」「C」のようなものや,
>IPAの発音記号等です。
>やはり外字か何かで素手で作るしかないのでしょうか...? 
>ご教示くだされば幸いです。

完全な答えにはなっていませんが。。。

どのような環境でお使いになりたいか、というのが不明ですが、一応、Windows 上の
WORDで使う、ということで考えてみましょう。(フォントの利用に関して、WORDはか
なり柔軟ですから)

IPAは比較的利用しやすいと思います。
(1) OED 2 のCD版があれば、OEDが使用している発音記号フォントが使えますし、
(2) WordPerfectが持っている発音記号フォントも使えます。
(3) また、IPAとは言いにくいのですが一太郎に付属している発音記号フォントも使
用可能です。(アクセントが日本の英和辞典式に記号の上についているフォントが利
用できるメリットはあります。)
(4) 半年くらい前の雑誌 「日経パソコン」のQ & Aのコーナーに、やはり発音記号
のフォントに関する質問がありました。その中で、システムソフトから出ているハー
ドディスク格納タイプの辞書シリーズのうち「研究社・新英和中辞典(+和英辞
典)」が使用している(ソフトが持っている)発音記号のフォントが使えるのでは、
という回答があったように記憶しています。ただし、著作権上、システムソフト(ま
たは研究社)からの許諾が必要ではないか、というコメントも確かあったと思いま
す。
その他、現在も入手可能かどうかわかりませんが、Linguist's Software社製のIPA
フォントというものもありました。

Mac用でしたら、true type よりは、Adobeなどの PostScriptフォント(Type 1
フォーマット、ATMで使用可)など別の可能性もあると思います。

辞書独特の記号は、私もあればいいと常々思っていますが、あるのでしょうか?
ひょっとしたら、上の(4)と同様に電子辞書が持っているフォントがあるかもしれま
せんね。今調べる時間がないので、あるといいですね、くらいのことしか言えません
が。
実は、私も、true typeの外字作成ソフト(Type Craft, 漢字職人ーー名前はうろ覚
えです)を店で見るたびに、辞書用の記号をこれで作ろうかな、と何度思ったことか

結局、素人がうかつに始めるととんでもなく時間と手間がかかってしまうのでは(そ
れでもうまくできるという保証がない!)、という恐怖があって、実行に移していま
せん。
何人かの人が使うというのであれば、共同作業で作ってみるというのも、一つの手か
もしれないとは思います。

ちょうどよい機会ですので、関山さんの質問に便乗して、私も、もっと詳しい方から
の情報を待っています。

浅田幸善 (ASADA Yukiyoshi)


2 INET GATE 1998/05/27 17:22
題名:[lex] as tall as について {1} {2}

Date: Wed, 27 May 1998 17:10:21 +0900
From: Minoru MURATA <>
Reply-To:
To:

松本先生

村田です.

> 次に、背は「高さ」を比べるもので、二人とも小さい場合も、「高さ」を比べると
> 説明します。

もう少し tall という形容詞や as tall as についての本質的な,新しい説明が
あるのかと期待致しました.あてがはずれたので,仕方がない,西村先生ご教示の
平政子先生の論文をさがしました.やはりこれはおもしろかった.

He is as tall as his father.
という場合,He も his father も話し手の頭の中である基準より背が高くなけ
ればならない,との見解は,言われてみればその通りかも知れません.
 He is tall と his father is tall とが同程度と言っているのですから,
彼も父親もある基準より背が高いという前提が暗黙のうちにあるのでしょう.

>  最後に、 good personality や courtesy といった言葉を用いて、そう思われるた
> めには、背の低い人に背の話をするのはあまり良いことではない、といって終わり
> にします。この部分をもう少し印象づけるために、(生徒たち)みんなのお母さんに
> 「年はいくつですか」と聞けないことと同じ、と説明して終わりです。

このようにすぐに文化とか語用論の説明をもってくるのは問題だと思います.
How old are you? の場合はいいかも知れませんが.前にも申しましたが先生は
文化的な説明を生徒に対してやりすぎるのではないでしょうか.(先生とは親し
いので率直に申しますが.)


>  どちらかといえば、要望になってしまいますが、語法として原級比較を他の
> 項目と分け、 as ... as の間に opposite となるような用例と、先ほどの「文法的
> (機械的?)には可能でも、失礼な内容になるので言えない、as tall as のよう
> な用例と、その理由」を入れていただければ、初心者にも優しい辞書になるよ
> うな気がします。

opposite となるような用例とは具体的にはどのような文でしょうか.
as tall as が失礼になる場合は特に多いとは思えませんがいかが
でしょうか.

How old are you? にしてもこの you が他のものに代わればもう失礼の度合いは
ぐっと減るようですね.How old is she? などはかなりの場合 OK でしょう.
ちょっと行ったバーミンガムでもメルボルンでも女性はプライベートな話題が
好きですから,何度も娘の歳と結婚しているかどうかを聞かれました.
「で,お子さんは?」「娘と息子が...」「娘さんはおいくつ?」「28です」
「ご結婚はまだ?」(ここから先へ行くと impolite になると思いましたね.
「なぜ娘さんは結婚しないのですか」「なんか保母の仕事が楽しいらしくて」
これはB.B.の Hostess に聞かれました.)
日本の文化でもそうですが,その場にいる人といない人ではまったく扱いが
違うことは言っておいていいかも知れません.

しかしながら一般的には文法と意味をしっかり教えることに徹するべきでしょう.


2 INET GATE 1998/05/27 18:19
題名:[lex] TTF for Lexicography {3}

Date: Wed, 27 May 1998 17:55:32 +0900
From: "SEKIYAMA, Kenji (Sekky)" <>
Reply-To:
To:

浅田先生,佐久間先生,

 早速のレスをありがとうございました。

At 16:42 +0900 98.5.27, 浅田 先生 wrote:

> どのような環境でお使いになりたいか、というのが不明ですが、一応、Windows 上の
> WORDで使う、ということで考えてみましょう。(フォントの利用に関して、WORDはか
> なり柔軟ですから)

 私としては,Windows 95のワープロソフト上での使用を考えています。もちろん
TTFなら最近のMacでも流用できますし,DTP系のフォントと異なり,ウィンドウズ(
やMacOS)が動いているパソコンならほぼ100%使えるというメリットもありますが...

 IPAフォントに関しては,欲しがっている友人も多いので,再配布可能なもの(フ
リーウェア扱いのもの)がいいと思っておりますが,ありますでしょうか? (OED
on CD-ROMに付属のフォントだけをコピーして配布するのはまずいでしょうから) 
特に現場教師をしている友人からは,「教科書のとおりに発音記号が印刷できること
」という要望が結構あります。
 ちなみに,EPWING系のCD-ROMでは,特殊文字を外字ファイルとして表現しているよ
うなので,これをTTF形式にすることは,私にはとても手に負えません。また,すべ
ての記号が冊子体の辞書と同様でなく,例えば「ジーニアス英和辞典」の電子ブック
版では[U][C][S][D]などは外字ですが,「語法」「動」「形」などは,通常の文字で
表現されています。
 ご教示くだされば幸いです。

---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
SEKIYAMA, Kenji
Graduate School of English Aichi Shukutoku University

E-mail:
★ Homepage URL: http://members.tripod.com/~sekky ★

"Sociolinguistics is NOT sociolinguistics, but sociolinguistics is
linguistics" (William Labov)
---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---


3 INET GATE 1998/05/27 20:15
題名:[lex] TTF for Lexicography {4}

Date: Wed, 27 May 1998 19:58:57 +0900 (JST)
From: Sho Sakuma <>
Reply-To:
To:

本題とは全くはずれておりますが。
私はいまだ、学部の3年でありまして・・・。
英語学のさわりを学んでいるに過ぎません。
従って、明日も諸先生方の教授を受ける立場の者です。
失礼しました。

不躾ながら、ML初投稿の自己紹介に変えて・・・。

因みに、OEDのCD-ROM版とは幾らくらいするものなのでしょうか?

   佐久間 祥
Sakuma, Sho
Kanto Gakuin Univ.
url:http://www.lares.dti.ne.jp/~sean/


2 INET GATE 1998/05/28 00:05
題名:[lex] OED on CD-ROM {1}

Date: Wed, 27 May 1998 23:41:45 +0900
From: "Kazuhiko Kato" <>
Reply-To:
To: <>

加藤和彦@三重大学です。

はじめまして。三重大学教育学部英語科に所属している
加藤と申します。学部の3年生です。
英語の辞書に大変興味があり、少しでもこのメーリングリス
トで勉強できたらと思い、思い切って参加してみることにし
ました。これから、宜しくお願いします。

さて、佐久間祥さんの質問ですが、

>因みに、OEDのCD-ROM版とは幾らくらいするものなの
>でしょうか?

「The Oxford English Dictionary Second Edition on CD-
ROM」は、定価148,500円です。但し、2年前のパソコン雑
誌(98Magazine 1996年5月号)に掲載されていたときのお
値段ですので、消費税の関係で若干変わっているかもしれ
ません。

-----------
Written by Kazuhiko Kato
e-mail:
三重大学教育学部II類英語科所属


1 INET GATE 1998/05/28 00:05
題名:[lex] TTF for Lexicography {4}

Date: Wed, 27 May 1998 23:52:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

関 山様

関山さんのメール,文字が化けちゃって全然読めません.
テキストファイルでは送れない内容なんですね,おそらく.
村田 年


2 INET GATE 1998/05/28 00:27
題名:[lex] OED on CD-ROM {2}

Date: Thu, 28 May 1998 00:14:37 +0900
From: 赤野 一郎 <>
Reply-To:
To:

> 「The Oxford English Dictionary Second Edition on CD-
> ROM」は、定価148,500円です。但し、2年前のパソコン雑
> 誌(98Magazine 1996年5月号)に掲載されていたときのお
> 値段ですので、消費税の関係で若干変わっているかもしれ
> ません。

正確な額は覚えていませんが、その後6万円ぐらいに引き下げられたはずです。

__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/
AKANO, Ichiro
Kyoto University of Foreign Studies
TEL: 075-322-6103
E-MAIL:
NIFTY SERVE ID: HFC03130
__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/


1 INET GATE 1998/05/28 00:32
題名:[lex] 関山さんメール文字化け {1}

Date: Thu, 28 May 1998 00:22:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

村田 年 先生:

>関山さんのメール,文字が化けちゃって全然読めません.
>テキストファイルでは送れない内容なんですね,おそらく.

村田先生のところでも文字化けしてましたか? 実は私のところでもして
ました。関山さんのメールは二通ともです。どうしてでしょうか。(^_^;)

実は,こういった場合でも困らないように,大学のアカウントでもMLに
登録しているのですが,どういうわけか関山さんの2通は大学の方のアカ
ウントには届いていないのです。その前後のメールはちゃんと届いてい
るのですが…。ますます怪奇な…。

以前関山さんが送られたメールはちゃんと配信されていたのですが,関
山さん最近メールの環境を変えられましたか?

00:16 (木) 05/28/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/28 00:50
題名:[lex] OED on CD-ROM {2}

Date: Thu, 28 May 1998 00:44:29 +0900
From: NARITA Keiichi <>
Reply-To:
To:

成田@新潟大です。「コミュニケーションをとる」については、井上先生、
松本先生、ありがとうございました。この表現自体は、私の知人の間では
(私と同世代の40代半ば)否定的な見解が圧倒的でしたが、例えば
「おたくの部署ではコミュニケーションが上手にとれてないんじゃない」と
いった言い回しだと、OKになります。「コミュニケーションがとれている」は
容認できます。

さて、加藤和彦さんが佐久間祥さんに答えた件ですが、

> 「The Oxford English Dictionary Second Edition on CD-
> ROM」は、定価148,500円です。但し、2年前のパソコン雑
> 誌(98Magazine 1996年5月号)に掲載されていたときのお
> 値段ですので、消費税の関係で若干変わっているかもしれ
> ません。

現在では、遙かに安くなっています。日本のOUP経由でも6万円台では
なかったでしょうか。1年ほど前、アメリカの通販の本屋さん(Strand
Bookstore)のクリスマスカタログでは、$315という超安値で載っていたので、
思わずもう一枚買いそうになってしまいました。

=======================================
成田圭市
---------------------------------------
The time you enjoy wasting is not wasted time. -B. Russell


10 INET GATE 1998/05/28 01:25
題名:[lex] OED on CD-ROM {3}

Date: Thu, 28 May 1998 01:11:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

加藤 和彦様

>> 「The Oxford English Dictionary Second Edition on CD-
>> ROM」は、定価148,500円です。但し、2年前のパソコン雑
>> 誌(98Magazine 1996年5月号)に掲載されていたときのお
>> 値段ですので、消費税の関係で若干変わっているかもしれ
>> ません。
>
>正確な額は覚えていませんが、その後6万円ぐらいに引き下げられたはずです。

すでに赤野先生より書き込みがあるように,6万円代のようです。

丸善のインターネットショッピングのリストでは,

Windows版 67,500円
Mac版 75,000円

ということです。

01:07 (木) 05/28/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


9 INET GATE 1998/05/28 06:56
題名:[lex] 関山さんメール文字化け {1}

Date: Thu, 28 May 1998 06:44:50 +0900
From:
Reply-To:
To:

base64でデコードしたらただのSJISで書かれたテキストファイルでしたので
べつに送れないものではないですよ>村田先生

メーラーのオプションの設定が変わってしまっているのかな?本文をMIME
エンコードしないようにすればいいとおもいますが

詳しい話は私に聞かないように(PCVAN/NIFTY経由でやり取りしていてメーラーは
使ってないので)

--
= 神戸在住の 浜口 崇(HAMAGUCHI Takashi) =
=[ http://www2d.biglobe.ne.jp/~htakashi/ ] ==


7 INET GATE 1998/05/28 10:15
題名:[lex] TTF for Lexicography {4}

Date: Thu, 28 May 1998 10:08:30 +0900
From: (SATO Hiroaki)
Reply-To:
To:

At 5:55 PM 98.5.27 +0900, SEKIYAMA, Kenji (Sekky) wrote:
> ちなみに,EPWING系のCD-ROMでは,特殊文字を外字ファイルとして表現しているよ
>うなので,これをTTF形式にすることは,私にはとても手に負えません。また,すべ
>ての記号が冊子体の辞書と同様でなく,例えば「ジーニアス英和辞典」の電子ブック
>版では[U][C][S][D]などは外字ですが,「語法」「動」「形」などは,通常の文字で
>表現されています。
もっとひどいのは,電子ブック版「リーダーズ」と電子ブック版「リーダーズ+プラ
ス」の外字が異なる点です。「リーダーズ」用の外字変換ファイルは,「リーダーズ
+プラス」には使えないのです。いずれにしても,外字を自動的にTTFに変換してく
れるソフトがないと,煩雑な手作業が必要となります。

電子メールやホームページでの発音記号などの特殊文字の表示を考えた場合に,TTF
の発音記号だと相手が同じフォントをインストールしていることを前提とするため,
不便だと思います。html形式の英語教材を作成するときなどは,無理は承知で「代理
フォント」を使っています。

【1】In Springfield last Friday, at the Lane County courthouse,* 15-year-old
Kipland Phillip Kinkel,* the son of two schoolteachers, slumped* in his
chair, his face blank and his eyes fixed downward as he faced four charges
of aggravated* murder. (Time 1998.06.01)
■co´urt・ho`use‡━【名】[C] 裁判所;《米》郡庁(所在地).<BR>
■[P]Kin・kel [ki´n.kэl] ━n. キンケル
(1) ↓Gottfried 〜<BR>(2) ↓Klaus 〜
■[P]Kinkel 
キンケル Gottfried 〜<BR> (1815−82) 《ドイツの詩人・美術史家; 1848 年の革
命運動に加わり, 50 年に投獄されたが, London に逃亡; のちに Zu¨rich 大学考
古学・美術講座教授 (1866 より); Otto der Schu¨tz (1846), Der Grobschmi
ed von Antwerpen (1872), Tanagra (1883), Gedichte (1843−68) など;
最初の妻 Johanna (1810−58) は小説 Hans Ibeles in London (1860) のほか,
夫と共作の小話集 Erza¨hlungen (1849) を残した》
■[P]Kinkel <BR>キンケル Klaus 〜<BR> (1936− ) 《ドイツの政治家; 自由民
主党 (FDP) 党首 (1993− ); 1979 年連邦情報局長官, 91 年法相, 92 年外
相》.<BR>
■slump‡/sl∧´mp/ ━【動】|自|
1 〔…に〕ドスンと落ちる〔on,into,(on)to〕;(雪・泥地などに)はまり込む;
パタンと倒れる(down).<BR>2 うなだれる,前かがみになる(over).<BR>3 〈気力
などが〉衰える;〈物価などが〉暴落する.<BR>
■ag・gra・vate‡/ae´grэve`it/ ━【動】|他|
1 《正式》〈悩み・病気など〉をさらに悪化させる;〈負担・困難など〉をさらに重
くする(make worse)‖The long trip 〜d her injury. 長旅で彼女の傷は悪化した
.<BR>2 《略式・非標準》〈人〉を怒らせる,悩ます(annoy).

(無印:電子ブック版「ジーニアス英和辞典」,[P]印:「リーダーズ英和辞典」,%[
P]印:「リーダーズ・プラス」

Kinkelのような固有名詞を,普通,我々は辞書で調べません。しかし,自動辞書引き
ソフトは,中学・高校レベルのマークが付かない固有名詞を「難しい単語」と判断し
て,辞書を調べます。固有名詞を調べさせることは無駄ではありません。オレゴン州
で両親を銃で撃ち殺した後に,高校で銃を乱射したKipland Phillip KinkelのKinkel
はドイツ系の名前だということが,「リーダーズ英和辞典」の解説から想像できます。
未成年なのでKipland Phillip Kinkelの顔写真はでないかもしれませんが,写真を見
なくとも,名前から白人の可能性が高いことが推測できます(無理かな?)。
___________________
佐藤弘明

専修大学商学部


6 INET GATE 1998/05/28 10:56
題名:[lex] コミュニケーションをとる {1}

Date: Thu, 28 May 1998 10:35:38 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

成田先生、調査が遅れて申し訳ありません。佐賀の松本です。

>>また、「コミュニケーションを〜する」の「〜する」の個所に可能な動詞表現に
はどのようなものがあるのでしょう。「図る、行う」くらいしか思いつきません。こ
の手の結合の例を詳しく挙げている日本語辞典がありましたら、併せてご教示下さ
い。

●林巨樹監修『現代国語例解辞典』1985小学館―類義語の用例の比
較の表があるのが特徴です。たとえば、「困る」は、「弱る」
「苦しむ」とならべられで、それぞれに「食糧不足で―」「―た
(こと)になった」「理解に―」「生活に―」「食うには―」「勢
いが―」に使えるかどうかが比較されています。

●林四郎編集代表『例解新国語辞典』第四版(三省堂)―わたしの手
持ちではありませんが……。

●大野晋+浜林正夫『類語国語辞典』1985角川書店―語彙体系にも
とづいて編集された辞典です。大きい版は、おなじ編者による『類
語新辞典』 (1981角川書店)です。

という情報が手に入りました。このメールをよせていただいた渡辺さんの許可が得ら
れたら、全文転送します。


5 INET GATE 1998/05/28 10:59
題名:[lex] RE: [lex] as tall as について {1}

Date: Thu, 28 May 1998 10:25:28 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

村田先生、佐賀の松本です。

>西村先生ご教示の
>平政子先生の論文をさがしました.やはりこれはおもしろかった.

私も西村公正先生にご無理言いまして、送っていただき、拝読しました。(西村先
生、ありがとうございました)

>このようにすぐに文化とか語用論の説明をもってくるのは問題だと思います.
>How old are you? の場合はいいかも知れませんが.前にも申しましたが先生は
>文化的な説明を生徒に対してやりすぎるのではないでしょうか.(先生とは親し
>いので率直に申しますが.)

ありがとうございます。説明のあり方を再考してみます。

>opposite となるような用例とは具体的にはどのような文でしょうか.

tall とは切り離して as ... as の説明を考えていました。例えば、 bad と good
で、
This smell is as bad as rotten onion. と
This smell is as good as melon. みたいな例を考えていたのですが、・・・。話がず
れていたような気がします。

>as tall as が失礼になる場合は特に多いとは思えませんがいかが
>でしょうか.

確かに一般には当てはまりません。

>一般的には文法と意味をしっかり教えることに徹するべきでしょう.

ご教示いただきありがとうございます。


2 INET GATE 1998/05/28 12:41
題名:[lex] コミュニケーションをとる {1}

Date: Thu, 28 May 1998 10:54:54 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

成田先生、みなさま、佐賀の松本です。

「ことば・言葉・コトバ」のホームページ主催者、渡辺知明さんからのメッセージを
転送します。このメッセージは、「コミュニケーションをとる」、に関する質問に答
えていただいたものです。

開始
======================
 日本コトバの会の渡辺知明です。

 松本祥仁さん、こんにちは。さっそくのご返事で、およそ了解い
たしました。わたしの知る限りをお知らせいたします。

||まずコーパスですが、テキストファイルからなるデータベースのことです。データ
||ベースですから、ある形式に基づいて読み込む必要があるのですが、メモリに乗せた
||後、いろいろなことを調べることができます。

 日本語のコーバスについては初耳でした。日本文学の研究者など
は、新潮文庫の100冊(CD版)などからテキストファイルを読みだ
して研究しているようです。わたしもいくつかの作品は利用してい
ます。ただし、GREP で検索をかけるくらいの簡単なものです。

||つまり、「コミュニケーションを」といった後にくる言葉として、「とる」が適切か
||どうか、また、適切だというのであれば、辞書に用例がないのだから、別の文献を教
||えてほしい、という問題だったわけです。

 これはソシュールのいうシンタグマ(語彙の統辞関係)でしょうか。
日本語の場合は、用例の豊富な国語辞典を利用するということにな
るかと思います。そのあたりは、まだ未開拓だと、わたしは思って
います。参考になる辞典としたら、以下のようなものです。

●林巨樹監修『現代国語例解辞典』1985小学館―類義語の用例の比
較の表があるのが特徴です。たとえば、「困る」は、「弱る」
「苦しむ」とならべられで、それぞれに「食糧不足で―」「―た
(こと)になった」「理解に―」「生活に―」「食うには―」「勢
いが―」に使えるかどうかが比較されています。

●林四郎編集代表『例解新国語辞典』第四版(三省堂)―わたしの手
持ちではありませんが……。

●大野晋+浜林正夫『類語国語辞典』1985角川書店―語彙体系にも
とづいて編集された辞典です。大きい版は、おなじ編者による『類
語新辞典』 (1981角川書店)です。

 日本語の動詞や形容詞や名詞が、文の構造においてどのような補
語を要求するのか、その分類はどうなっているのか興味ありません
か。「運ぶ」でしたら「なにを、どこから、どこへ(どこまで)」で
すね。そのような研究をしているのが、当会の下川浩さんです。著
書『現代日本語構文法』 (1993三省堂)や『日本のコトバ』 13号に
は、その研究の成果が掲載されています。わたしのWebページの
目次をご覧ください。

1998/05/26(火)
**************************************************
東京都品川区旗の台
渡辺 知明〈わたなべ ともあき〉
E-mail Adress
Web Page http://www2s.biglobe.ne.jp/~kotoba/
**************************************************

======================
終了


1 INET GATE 1998/05/28 18:27
題名:[lex] persuade someone from -ing {1}

Date: Thu, 28 May 1998 17:58:17 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To: "" <>

加藤@岩手医大です.

CBC(Canadian Broadcasting Corporation) のニュース(Posted May 27, 1998
05:28PM EDT)に次のような例があります:

"Pakistan stands firm on security"
The United States is trying to persuade Pakistan from conducting nuclear
tests. But Pakistan's finance minister says security concerns come
first,
ahead of any economic incentives that might be offered.

to dissuade someone from ing ならよく見ますが,この形は見たことがありま
せんでした.辞書には to persuade someone into/out of -ing があります.

BNC には

But she was a mole not easily put out, and she changed the conversation
back to Newborns by asking if they had tried to persuade Privet from her
beliefs.

という例が1例見えます.しかし,to persuade someone from -ing の例はあり
ません.この CBC の用法はやはり珍しいものなのでしょうか?


10 INET GATE 1998/05/29 12:30
題名:[lex] 発音記号TTF {1}

Date: Thu, 28 May 1998 23:19:20 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: "lex" <>

> IPAフォントに関しては,欲しがっている友人も多いので,再配布可能
>なもの(フリーウェア扱いのもの)がいいと思っておりますが,あります
>でしょうか?

3年前に手に入れた SIL のものを持っています.README.TXT に
以下のような記述があります.

January 5, 1993
We are happy to make these IPA fonts available to the general
linguistic community at no charge. Future releases of SIL fonts,
containing a much richer phonetic character set (750+
characters), will not be free but can be obtained (after 11/92)
at a very reasonable cost by writing to the address below.

You may (and are encouraged to) share these fonts with your
friends and co-workers, but with the following restrictions:

* All files must be copied together, including this one.
* No fee may be charged for the fonts

Even though these fonts are "free", SIL retains all copyright and
ownership of the included fonts and reserves the right to
restrict their use and distribution at any time. They may not be
used as a basis for other fonts. They may be placed on bulletin
boards, etc. but cannot be included in (or bundled with) any
commercial product including hard disks or CD-ROMs.

ファイルは SIL-IPA.ZIP で 340Kb です.上の文を読む限り再配布
が許されているようです(か?).

中に Times Roman 調の TTF フォントがあり、WORD 上で便利に
使っています.
たとえば、long s ("she" の子音)は、[shift + s]、long n (long の最後の
子音)は [shift + n] 、hope の二重母音の u は [shift+ u] のようにわかり
やすいものも多いです.あとはショートカットキーを割り当てておけば、
わずらわしいことはありません.(割り当てのメモをモニターのふちに
貼っています.)
割り当てておけば別にわずらわしいことはありません.

もし、これでよろしければお送りしますし、てっとり早いのは
http://www.biwa.or.jp/~aka-san/index.html

の『TXTANA』のホームページにリンクが貼ってあります.ただし、
現在は free のものがあるかどうか、上の引用の冒頭にある、
"richer" にしたものをいずれ reasonable price で云々と書かれ
ておりますので.

西村 公正


9 INET GATE 1998/05/29 12:35
題名:[lex] TTF for Lexicography {4}

Date: Thu, 28 May 1998 18:04:36 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: <>

> IPAフォントに関しては,欲しがっている友人も多いので,再配布可能
>なもの(フリーウェア扱いのもの)がいいと思っておりますが,あります
>でしょうか?

3年前に手に入れた SIL のものを持っています.README.TXT に
以下のような記述があります.

January 5, 1993
We are happy to make these IPA fonts available to the general
linguistic community at no charge. Future releases of SIL fonts,
containing a much richer phonetic character set (750+
characters), will not be free but can be obtained (after 11/92)
at a very reasonable cost by writing to the address below.

You may (and are encouraged to) share these fonts with your
friends and co-workers, but with the following restrictions:

* All files must be copied together, including this one.
* No fee may be charged for the fonts

Even though these fonts are "free", SIL retains all copyright and
ownership of the included fonts and reserves the right to
restrict their use and distribution at any time. They may not be
used as a basis for other fonts. They may be placed on bulletin
boards, etc. but cannot be included in (or bundled with) any
commercial product including hard disks or CD-ROMs.

ファイルは SIL-IPA.ZIP で 340Kb です.上の文を読む限り再配布
が許されているようです(か?).

中に Times Roman 調の TTF フォントがあり、WORD 上で便利に
使っています.
たとえば、long s ("she" の子音)は、[shift + s]、long n (long の最後の
子音)は [shift + n] 、hope の二重母音の u は [shift+ u] のようにわかり
やすいものも多いです.あとはショートカットキーを割り当てておけば、
わずらわしいことはありません.(割り当てのメモをモニターのふちに
貼っています.)
割り当てておけば別にわずらわしいことはありません.

もし、これでよろしければお送りしますし、てっとり早いのは
http://www.biwa.or.jp/~aka-san/index.html

の『TXTANA』のホームページにリンクが貼ってあります.ただし、
現在は free のものがあるかどうか、上の引用の冒頭にある、
"richer" にしたものをいずれ reasonable price で云々と書かれ
ておりますので.

西村 公正


8 INET GATE 1998/05/29 12:49
題名:[lex] RE: [lex] 「コミュニケーションをと

Date: Fri, 29 May 1998 10:40:05 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: <>

「コミュニケーションをとる」 に活字で出会いました.

『週刊文春』(98年6月4日号) p.166

聖子がのろけるとおり、波多野氏は…枚目。
「英語が堪能で、国際派。外国人とコミュ
ニケーションを取るのがうまい。…」(聖子の
主治医・○○氏)

西村 公正


7 INET GATE 1998/05/29 12:50
題名:[lex] 新刊辞書情報 {1}

Date: Fri, 29 May 1998 09:21:00 +0900
From: 南出 康世 <>
Reply-To:
To:

加藤先生、磐崎先生さっそくの情報ありがとうございました。

あとで気がついたのですが、CEED と同時に発売された(とされる)
Chambers Student Dictionary には、Published by Chambers,
an imprint of Larousse plc....Copyright C Larousse plc 1996
とあります。そして、今回の出版とは全く別の辞書 Chambers 21st
Century Dictionary にはPublished by Chambers 1996...
Copyright C Larousse plc 1996 とあり少々表記が異なりますが、
Chambers はLarousse 系列に吸収されてしまったが、なおその名を
書名に残しているということでしょうか。一方Chambers Harrapは
Chambers のELT部門とHarrap(のELT部門?)が合併してできた
会社で、今回のHEED の再販にあたりHarrap よりもELT辞典の分野
で著名度の高いChambersの名を 冠したということでしょうか
(HarrapにもHarrap's Easy English Dictionary (1980) のような
すぐれたELT辞書があるが、Chambers のCULD(1980) にかなわない)。
一方2言語辞典の老舗Harrap自体ははどうなったのでしょうか。Harrap's
を関した辞書がマクミラン系列の会社から出版されている例もあります。
英国では出版社の統廃合が激しいようです。よろしくご教示ください。
(注)plc =public limited company 「公開有限会社」

南出康世


5 INET GATE 1998/05/29 12:59
題名:[lex] コービルド物語3 {1}

Date: Fri, 29 May 1998 10:14:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

         バーミンガム学派の人々(3)

                       村 田  年
  憧れのバーミンガムへ

バーミンガムでの研修の許可が文部省から出たので、書店に行って旅行案内書を見た
。ほとんどの本にはバーミンガムは出ていない。イギリス第2の都市なのに、と思った
が、観光地ではなかったからだ。説明があっても英国第2の工業都市で、人口100万
人、といった簡単なもので、大学がどこにあって、鉄道の駅はいくつあって、どこで降
りれば大学へ行けるのか、などということはわからなかった。
 幸いむかし英和辞典をいっしょに作ったことのある、フミオがバーミンガムに留学し
ていたので、手紙で最寄りの駅、施設使用料と学寮費はカードで払えるかどうかを問い
合わせた。降りる駅はバーミンガム・ニュー・ストリートで(バーミンガム・インター
ナショナルでは降りないこと。フランクフルト経由ならばバーミンガム空港へ直接来れ
ること)、大学への支払いは現金で、という返事をいただいた。
 駅へは迎えに出ます、ともかくバーミンガムへ着きさえすれば後は任せて下さい、と
いう極めて好意的な申し出が書かれてあった。到着が週末でなければ、なるべく自分の
ことは自分でと思っていたが、金曜の夜に学寮に着いても、土曜に行ってもカギが貰え
るのかどうか、不安であった。だいたいメイプル・バンクという寮がどこにあるのか、
セクレタリーのクリスの手紙ではよくわからなかった。(ユニバーシテイ・ステーショ
ンから歩いて15分と書いてあったが、その後何回か歩くことになるが、最短距離で4
0分、クリスの言うとおり歩けば50分かかることがわかった。田舎の15分というや
つか)
ロンドンに一泊し、7月11日(土)の12時頃バーミンガム・ニュー・ストリート
に着いて、フミオに会った。駅前は汚いレンガ塀があり、ほとんどの建物は新しいがち
ゃちで、なんの飾りもないものばかりで、東京のどこかの駅前を汚くしたような感じで
あった。ジュンの子供たちが「ディズニー・ランド!ディズニー・ランド!」と言って
喜んだというロンドンの風景とはまるで違っていた。
 荷物を預けて駅前をぶらぶらすることにした。雑然としてはいるが、100万都市だ
けあって、商品はあふれていた。SONY, SHARP,HITACHI, TOSHIBA, NEC, TOYOTA, NISSA
N などという文字が目だった。ブルリングという広場に出た。広場には50もの露天商
が並び、ごったがえしていた。野菜や果物は日本に比べると只みたいに安かった。お皿
とコップぐらい買いたかったが、大きなトランクのことを思い出してやめた。売り手の
呼び声は繰り返し聞いてもなんと言っているのか全くわからなかった。
少しゆったりしたところで休みたいね、と言うと、それじゃ中華料理がいいだろうと
駅の裏手に連れていってくれた。駅のすぐ裏の一等地に中華街があった。おおきな中華
料理店が何軒も並んでいて、向い側にはチャイニーズ・スーパーマーケットがあった。
日本の食料品がかなり置いてあるのであそこで買ったらいいと教えてくれた。 4時過
ぎにタクシーで寮に向かった。4時半に来るようにと管理人(オフィサー)のキャサリ
ンが言っていたという。事務所は閉まっていて、キャサリンの住んでいる部屋の番号が
貼ってあった。フミオが行って呼んできてくれた。やっとカギを貰って、メイプル・バ
ンク・ホール第10棟の最上階である3階(セカンド・フロアー)の74の1号室に荷
物を運び入れてほっとした。

         メイプル・バンク学寮

 学寮は個室ではあるが小さく、ベッド、机、洋服ダンス、本棚と簡単な笠がついた裸
電球が1個あるだけだった。電気スタンドがない、困ったなと思った。1個しかない電
球が切れていた。これでは夜は真っ暗だ。土曜なので事務所に相談に行ってもキャサリ
ンはもういないだろう。ここの電球はよく切れるんですよ、とフミオが言う。日本の終
戦直後のことを思い出した。よく電球を買いにいかされたことがあった。
 ともかく夜になる前になんとかしなくては、と思った。スーパーは歩いて20分ほど
かかり、遠かったが、大きな店で何でもあった。最低限の食料品と電球を買った。60
ワットの2個セットのを買って帰ったが、暗くて本が読めなかった。次の日は日曜だっ
たが、スーパーはやっていると言う。100ワットのを買ってきてやっとくつろぐこと
ができた。さっそく家内と娘にこの顛末を書き送った。
 バーミンガム大学は学寮を重要な教育機関の1つ考えているようで、全1年生に寮に
入ることを義務づけていた。2年生は義務ではなく、入る権利を持っていた。院生でも
かなり多くの者が寮に入っていた。フラットを借りるのは経済的に無理があった。サラ
リーマンでも6万円の家賃を払える者は少ないとのことであった。年収は日本のサラリ
ーマンの半分程度と考えればよかった。大学の教官でもそうであった。
5つの部屋で1組になっていた。わたしは74組で、他の4人とキッチン、食堂、バ
ス・シャワー、トイレを共同利用した。廊下にカギを掛け、5人で半ば同じ釜の飯を食
う関係になった。これこそ勉強だと大学当局は考えているようであった。(ロンドン大
学も
20いくつかの学寮を誇っているけれども、単なる宿泊機関のようであった)わたしは
最初廊下のカギを掛け忘れて、フランクにやんわりと注意されたことがあった。メイプ
ル・バンクだけで、120組、600人が収容できた。
このような学寮がわたしの知っている限りでも11ある。メイソン・ホールは大学創
立のときからあるのだそうで、学寮の裏にはるか遠くまで芝生が続き、白鳥やがちょう
の遊ぶ池が部屋の窓から眺められる最高の寮である。どこの寮にも駐車場はあるが、こ
こには一台、一台のシャッター付の車庫もある。部屋で犬を飼っていて、毎朝犬を連れ
て散歩している寮生もいる。
 メイプル・バンクはふだんは、既婚者、外国人、院生を入れて、学部の学生は入れな
いらしいが、夏休みにはマークのような学部生もいた。大学とは関係のない旅行者や出
稼ぎの人もいた。大学は夏休みでもがめつく稼いでいるのだ。(ロンドン大学もコマー
シャルという別枠でだれでも入れていた)

      バーミンガム大学

 バーミンガム大学は 1828年創立の新しい大学で、学生数は
10,000人ぐらいで、ちょうどわたしの勤める千葉大学ぐらいの感じであった。自

系の強い大学で、特に実験科学はケンブリッジ大学と並んでトップの評判を得ていると
のことであった。建物はおよそ70棟あり、日本の大学に比べると立派であった。生物
学科という大きな建物があり、これだけでうちの理学部より大きいや、と思ったら、道
路を隔てて、バイオロジー・ウェストという建物がもう1つあって驚いた。
 マナー・ハウス(大邸宅)が売りに出されると、買っていくようで、東側の道路の向
こうは全部大学のものになっている。コービルドもその1つで、ウェストミアーという
名前であった。マナー・ハウスとして使われていた当時の、100年ぐらい前の写真が
ロビーに飾ってある。トイレが立派で堂々としている。小のほうが8畳間ぐらいあり、
その一角に2メートルもあろうかという小便器がそびえている。その奥に大が2つあっ
て、男性用と女性用とに分けて使っていたのかな、と思われる。ここで用をたして、ご
ーと水を流すと、領主の気分になれる。
 メイプル・バンクから広い芝生の中に点在する学寮を眺めながら、20分ほど歩くと
、マナー・ハウスが現れ、その4つ目がコービルドである。途中には大きな池があり、
白鳥やがちょうや鴨が群れている。がちょうは芝生が好きで30羽、40羽と並んで、
摘んでは芝生を食べている。
 昼になるとさらに15分ほど歩いて職員食堂まで食べに行く。食堂のあるスタッフ・
ハウスはなかなか立派で1階から3階までがバーと食堂になっている。4階にはヴィジ
ターが泊まれるようになっていて、泊まっている人の名前が1階と4階に掲示される。
見ていると、ミスターの肩書の人がかなり多い。どうしてわたしにここに泊まらないか
という誘いがなかったのだろう。しかし学生寮のほうがおもしろいかも知れないと思い
直した。
英文科の構成はよくわからない。教授は3名で、その中の1名が英語学で、これが御
大のジョン・シンクレアである。英語学のスタッフは大まかに言えば、シンクレアの下
に20名ほどいるが、正規の教官はほんの数名で、残りは外国人のための英語コースの
教師かコービルド(会社組織)の辞書編集員である。さらにコービルドの編集員は全員
英語コースの教師を兼ねている。
 運営は極めてイギリス的で、資格と収入の元がそうすっきりはしていない。アントワ
ネットは研究員(research fellow)で、英語研究開発施設(Research and Developmen
t Unit for English
Studies)の長であるが、正規の給料は出ていないようで、self-
dependent だと言っていた。しかし金をもらっていないわけではないのだ。どうも英語
コースを初め、大学が独自に稼いだ金は大学で使っていいらしい。ともかくシンクレア
はこの20名をうまく使って大学院の授業と英語研究施設とコービルドの運営をしてい
る。コービルドの人も力があれば大学院で教えることができる。しかし非常勤講師とし
て金を貰うわけではないらしい。日本の国立大学のように収入は全部国庫にというので
はない。聞けば聞くほどわからなくなる。
ともかくここの英語学は活気がある。夏休みでも旅行などで留守にしている人以外は
ほぼ全員が出てきて、自分の研究や仕事を進めている。正規の少数のポストを目指して
張り合っているのかも知れない。院生も大体は出てきている。休み中に論文を2編書い
たと言っていた院生もいた。博士課程の院生はまったく授業はなく、論文を1章書いて
は指導教官と討議をしている。夏休みだけやってくる博士課程の院生もいるが、ネイテ
イブ・スピーカーでないと、夏休みだけの指導で博士論文を完成させるのは無理なよう
である。


4 INET GATE 1998/05/29 13:00
題名:[lex] TTF for Lexicography {1}(再送信)

Date: Fri, 29 May 1998 12:36:28 +0900
From: Nagayuki Inoue <>
Reply-To:
To:

関山様

井上(島根大学)です。
今度は化けずに届きました。再掲載ありがとうございました。

Nagayuki Inoue <><>==
<> Shimane University, Japan==============


1 INET GATE 1998/05/29 14:49
題名:[lex] TTF for Lexicography {1}(再送信)

Date: Fri, 29 May 1998 14:27:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

関山様

井上(島根大学)です。

>井上(島根大学)です。
>今度は化けずに届きました。再掲載ありがとうございました。

すみません,まだ文字化けしています。大学のアカウントだとOKなの
ですが,ニフティーで受け取ると文字化けです。他の方で,ニフティー
経由で文字化けしていらっしゃらない方がおられますか?

14:19 (金) 05/29/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/29 15:18
題名:[lex] RE: [lex] {1}「コミュニケーション

Date: Fri, 29 May 1998 15:01:38 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

加藤@岩手医大です.

昨 5月28日夜(10時)に放映された NHK TV の番組「課外授業・ようこそ先輩」
で,演出家の野田秀樹(1955年生まれ)が「今の子供たちはコミュニケーション
をとるのが下手だ」と言っていました.


2 INET GATE 1998/05/29 19:32
題名:[lex] TTF for Lexicography {1} (再送信

Date: Fri, 29 May 1998 19:05:32 +0900
From:
Reply-To:
To:

メールヘッダを見ていると

>Content-Transfer-Encoding: base64
>X-MIME-Autoconverted: from 8bit to base64 by mailsv.aasa.ac.jp id MAA27384

というのがあるんですが、base64ではなくてただのJIS(iso-2020-jp)にするオプショ
ンを付けていただかないと(^_^;)

井上先生が化けずに読めたというのはRebecca.exeがデコードしてくれてたからです
多分。最近のメーラは影で色々働いてくれますから。でも本文をエンコードされて
しまうとパソコン通信側からは読むのがめんどうです

--
= 神戸在住の 浜口 崇(HAMAGUCHI Takashi) =
=[ http://www2d.biglobe.ne.jp/~htakashi/ ] ==


1 INET GATE 1998/05/29 19:36
題名:[lex] RE: [lex] {2}「コミュニケーション

Date: Fri, 29 May 1998 19:19:00 +0900
From: 赤野 一郎 <>
Reply-To:
To:

赤野@京都外大です。

本学では短大から大学への編入試験で面接を行っていますが、かなり以前から、
受験生が「英語で海外の人とコミュニケーションをとりたい」と志望動機を述
べています。

__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/
AKANO, Ichiro
Kyoto University of Foreign Studies
TEL: 075-322-6103
E-MAIL:
NIFTY SERVE ID: HFC03130
__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/


1 INET GATE 1998/05/29 23:11
題名:[lex] TTF for Lexicography {1} (再送 {1

Date: Fri, 29 May 1998 22:48:00 +0900
From: 井上 永幸 <>
Reply-To:
To:

浜口さん:

>メールヘッダを見ていると
>
>>Content-Transfer-Encoding: base64
>>X-MIME-Autoconverted: from 8bit to base64 by mailsv.aasa.ac.jp id MAA27384
>
>というのがあるんですが、base64ではなくてただのJIS(iso-2020-jp)にするオプショ
>ンを付けていただかないと(^_^;)

これはシフトJISではなく,JISにするのでしょうか。以前シフトJISに設
定するようにアドバイスを受けたことがあるのですが…。

>井上先生が化けずに読めたというのはRebecca.exeがデコードしてくれてたからです
>多分。最近のメーラは影で色々働いてくれますから。でも本文をエンコードされて
>しまうとパソコン通信側からは読むのがめんどうです

おっしゃるとおり,Rebeccaがデコードしてくれたものだと思います。関
山さん,ご面倒をおかけして恐縮ですが,もう一度メールソフトの方の
ご確認をいただけないでしょうか。

22:43 (金) 05/29/98 井上永幸 <>
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


1 INET GATE 1998/05/30 11:53
題名:[lex] CEEDの初代? {1}

Date: Sat, 30 May 1998 11:38:00 +0900
From: 南出 康世 <>
Reply-To:
To:

南出(大阪女子大)です。

Chambers Essential English Dictionary という書名ずっと気になって
いました。調べてみると同じ書名のものが1968年にW. & R. Chambers
から出ていました。(私が持っているのはPan Books 版(1973)ですが
誤植などの修正がある他は1968版と同じです)。インターネットの書店
でChambers Essential English Dictionary を検索するとout of print と
反応した事がありました。詳細は忘れましたが、それはおそらくこの本を指
していたのでしょう。
今回のChambers Essential English Dictionaryとは直接関係のない昔話で
失礼しました。


4 INET GATE 1998/05/31 08:58
題名:[lex] RE: [lex] 「コミュニケーションをと

Date: Sun, 31 May 1998 08:32:54 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: <>

「コミュニケーションをとる」 の活字での例

『毎日新聞(大阪)』5月31日朝刊、19面.
「デジタル時代は『1対1のコミュニケーション』」に、ソニー
社長の講演の要旨にありました.

価値観を共有する人とのコミュニケーションをとる。1対1
のコミュニケーションに近くなるわけです。

(ただし、記者の書いたものでしょうから、社長の言葉だった
かどうかはわかりません)

西村 公正


3 INET GATE 1998/05/31 10:04
題名:[lex] persuade someone from -ing {2}

Date: Sun, 31 May 1998 09:53:22 +0900
From: "NISHIMURA Tadamasa" <>
Reply-To:
To: <>

加藤先生.

persuade N from doing について、
手元の Guardian(1年分)、Daile Tele (2年分)、USA Today {1年分)を
見ましたら、以下のものが採録されました.(against の例があった
ので、ついでにここに載せておきます)

Daily Telegraph 92 June 22
The big test for peace there will come next week, when the French
and Canadian UN forces attempt to keep the airport open for
emergency flights. They will need American military aircraft to
provide cover for the transports bringing aid to nearly
half a million starving people. Without fighter escorts,
there may be nothing to <<persuade>> the Serbian artillerymen
on the heights and pro-Serbian federal air force <<from>> breaking
their well-worn habit of violating ceasefire agreements.

USA TODAY 1991 December 16
Security Council approved sending the observers as a step
toward a 10,000-member peacekeeping force. But the United
Nations failed to <<persuade>> Germany <<from>>breaking
ranks and offering diplomatic recognition to Croatia and Slovenia,
two of Yugoslavia's six republics that have declared independence.

Guardian 96, July 27
When two television crews arrived at the 15th for a closer view
of the mayhem Daly had to <<be persuaded>> <<from>> walking
off the course by his partners Frank Nobilo and Philip Walton.
He just avoided the indignity of taking 90 by achieving his only
birdie at the par-five 18th.

Daily Telegraph 96, July 10
MINISTERS were last night trying to <<persuade>> MPs
<<from>> voting themselves a large inflation-breaking pay rise as
well as keeping their most lucrative perk, a 74.1p mileage rate for
cars with big engines.

*** persuade N against ... ******
Daily Telegraph 92/07/24
Soft-Left member of Labour's national executive. Given the
task of finding an alternative to the council tax, he failed to
persuade John Smith <<against>> returning to the rates.

DAILY TELEGRAPH 92 January 16
The prospect of a Shi'ite regime allied to Iran springing up in
southern Iraq is said to have persuaded the Saudis
<<against>> bringing Saddam down.

西村 公正


2 INET GATE 1998/05/31 10:25
題名:[lex] RE: [lex] 「コミュニケーションをと

Date: Sun, 31 May 1998 10:17:27 +0900
From: "Hiroshi Suga" <>
Reply-To:
To: <>

すでにもう調べられておられるかもしれませんが,サーチエンジン Goo (5月31
日現在)で「コミュニケーションをとる」を検索しましたら以下の2例を含めて98
6の検索結果がでていました。もっとも同じHPを何度も登録する人がいるので98
6という数字はあまり当てにはなりません。(^_^;)

1 情報化社会の将来像2 http://www.wbs.or.jp/cmt/nbipk/katu/02_katu/5.htm
様々なビジネスシーンの中で、パソコンなどの情報機器を通じて、コミュニケーショ
ンをとることが増えると思うものと、情報機器を使ってコミュニケーションをとりた
いと思うものは何かを質問しました。「コミュニケーションをとることが増える」
「コミュニケーションをとりたい」と答えた人が共に多かったのは「社内の連絡」で
した。

2 コミュニケーショングループ http://www.s.soka.ac.jp/~e9601102/cmain.htm
そういったなかでこのコミュニケーショングループは、情報化社会におけるコミュニ
ケーションの在り方、人と人とをつなぐ媒体であるメディアが、コミュニケーション
において、どの様な影響を与えているか。また、コミュニケーションをとる為にメ
ディアをいかに利用していくかを中心に研究していくことをめざし設立した。

=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Hiroshi Suga
Kurashiki Amaki High School
email : ,harenet.or.jp
Home page: http://www1.harenet.or.jp/~suga
=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


1 INET GATE 1998/05/31 11:47
題名:[lex] 関山さんのメールに関して {1}

Date: Sun, 31 May 1998 11:34:40 +0900
From:
Reply-To:
To:

メールサーバーが気をきかして勝手にコンバートしている可能性もあるので
本文をJISコードで、なおかつquoted-printableで送出するようにしてもだめ
なのかな?でもこれだとパソコン通信からはそのままでは読めないか。

とりあえずサーバー管理者にお問い合わせを

--
= 神戸在住の 浜口 崇(HAMAGUCHI Takashi) =
=[ http://www2d.biglobe.ne.jp/~htakashi/ ] ==


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