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1998年10月 (1日〜10日)


From:
Subject: [lex] if not for {1}
Date: Thu, 01 Oct 1998 06:42:47 +0900

埼玉の杉本です。

John Grisham の The Chamber (Arrow, 1994) を読んでいると if not for
という表現が目にとまりました。

If not for the view of the river on the other side, the condos would
be virtually worthless. (p. 67)

No guards patrolled around it. If not for the fences and barbed
wire, it could almost pass for an elementary school in the suburbs.
(p. 89)

If not for the barbed wire and guard towers, the unit could pass for
a badly designed college dormitory. (p. 120)

If not for the closed wooden blinds, the large window could have
provided a splendid view of Lake Michigan, but it was obvious
Mr Goodman spent no time at his window. (p. 30)

前後から最初の3例は If it were not for ...、最後の1例は If it had not
been for ... の意味だと分かりましたが、Practical English Usage (Oxford,
1995)、Cobuild English Usage (1992)、『英語語法活用大辞典』(大修館、
1987)、『現代英米語用法事典』(研究社、1995)等の語法書や英米の辞書
にも見あたらず、見た限りでは載せているのは次の2冊だけでした。

 新グローバル英和辞典
  if not for .. = IF it were not [had not been] for ..
 カレッジライトハウス英和辞典
   if not for ... = if it were not for ...

カレッジライトハウスが仮定法過去の意味しか載せていないのは、もしかすると
何かのコーパスで過去完了で使われる例は無かったので過去の意味だけを
載せたのかなと想像したりしましたが ....
それはともかく、この2冊の辞書は何を典拠にして載せたのか興味が湧きます。

この言い方は正用法ではないのでしょうか。それとも最近使われ始めたもので
仮定法過去・過去完了のどちらにも用いられる but for, without と同様の位置
を与えられるかどうかは、もう少し時間が必要ということなのでしょうか。


From:
Subject: [lex] if not for {2}
Date: Thu, 01 Oct 1998 16:07:28 +0900

杉本先生

はじめまして。

> この言い方は正用法ではないのでしょうか。それとも最近使われ始めたもので
> 仮定法過去・過去完了のどちらにも用いられる but for, without と同様の位置
> を与えられるかどうかは、もう少し時間が必要ということなのでしょうか。

「正用法」か否か、
といったあたりについては私にはわかりませんが、
"If not for you" というタイトルの歌もあるぐらいですから、
この表現自体は、以前から使われているのではないでしょうか。
#歌詞の引用は控えますが、杉本先生が言及されている
#意味に沿ったものになっています。

私には、ジョージ・ハリソンの歌声で耳に残っていますが、
(まあ、70年代のあたりですね)
作詞・作曲はボブ・ディランだと思います。
(間違ってたらすいません)

ひとりのアメリカ人に聞いたところ、
if not for you は
without とほぼ同様に用いるそうです。
ちなみに、彼はオリビア・ニュートンジョンのヒット曲として
If not for you を憶えているそうです。 (^^;

--

大江 孝 <>
株式会社アルク 中高生出版編集部



From:
Subject: [lex] if not for {3}
Date: Thu, 01 Oct 1998 16:29:24 +0900

杉本先生

言葉足らずで申し訳ありません。
追加訂正です。 (^^;

> "If not for you" というタイトルの歌もあるぐらいですから、
> この表現自体は、以前から使われているのではないでしょうか。
> #歌詞の引用は控えますが、杉本先生が言及されている
> #意味に沿ったものになっています。

タイトルだけでなく、歌詞本体の中でも
If not for you, ... のパターンが用いられています。

> ひとりのアメリカ人に聞いたところ、
> if not for you は
> without とほぼ同様に用いるそうです。

「if not for ... はwithout とほぼ同様に用いるそうです。」
の間違いです。失礼いたしました。

m(_ _)m

--

大江 孝 <>
株式会社アルク 中高生出版編集部



From:
Subject: [lex] if not for {3}
Date: Thu, 01 Oct 1998 18:33:00 +0900

近藤@四国、です.

加藤先生 wrote:
> If you leave your car, even if not for long, you should be taking
> necessary precautions. (いずれも British National Corpus から)
>
>などでは if not for は if it is not for の短縮形と考えられます.

●ちょっと質問なのですが、上記の英文中の<even if not for long>の<not>
は<for long:長い間>を否定して、「たとえ長い間でないにせよ」というよう
な意味には解釈できないのでしょうか。

★*☆*★*☆*★*☆*★
Yukihiro Kondoh
    
♪★*☆*★*☆*★*☆*★



From:
Subject: [lex] アンダーバーの伝染 {1}
Date: Thu, 01 Oct 1998 18:39:54 +0900

加藤@岩手医大です.

ほんとに初歩的な質問で恥ずかしいのですが,どなたか教えていただけませ
んか?

PC-98で WORD 97 を使って文書を作成している途中で,シフトキーを押しなが
ら「アンダーバー」キーを押して線を引いたら,その線が文書のあちこちに飛
び火してしまい,私としては八方手を尽くして削除しようとしたのですが,ど
うしても消えてくれません.(「脚注」の使い方がまずいのかもしれません.)

後で考えたらこれは引く必要のない線でした.

どうしたらいいのでしょうか?



From:
Subject: [lex] if not for {4}
Date: Thu, 01 Oct 1998 18:50:36 +0900

Date: Thu, 01 Oct 1998 18:48:43 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

近藤先生:

> 近藤@四国、です.
>
> 加藤先生 wrote:
> > If you leave your car, even if not for long, you should be taking
> > necessary precautions. (いずれも British National Corpus から)
> >
> >などでは if not for は if it is not for の短縮形と考えられます.
>
> ●ちょっと質問なのですが、上記の英文中の<even if not for long>の<not>
> は<for long:長い間>を否定して、「たとえ長い間でないにせよ」というよう
> な意味には解釈できないのでしょうか。
>
(加藤和男)
その通りだと思います.私が言いたかったのは if not for の意味をその環境
というか文脈を考えないで決めるのは難しいのではないか,ということでした.

それから,厳密に言うと <even if not for long>の<not>が否定しているのは
"long" そのものではなくて, "[it is] long"という文だと思います.



From:
Subject: [lex] アンダーバーの伝染 {2}
Date: Thu, 01 Oct 1998 18:51:58 +0900

加藤先生,

> 加藤@岩手医大です.
>
> PC-98で WORD 97 を使って文書を作成している途中で,シフトキーを押しなが
> ら「アンダーバー」キーを押して線を引いたら,その線が文書のあちこちに飛
> び火してしまい,私としては八方手を尽くして削除しようとしたのですが,ど
> うしても消えてくれません.(「脚注」の使い方がまずいのかもしれません.)

 状況がよく分からないのですが,キーボードから入力した不要な文字があちこちに
散らばってしまい,それをもれなく消すということでしたら,Word 97なら,メニュ
ーの「編集」→「置換」で,「検索する文字列」に例のアンダーバーを,「置換する
文字列」には何もいれないで(スペースなどもいれないで,そのままにして)「すべ
て置換」を押せば,いっぺんに消すことができます。

---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
SEKIYAMA, Kenji
Graduate School of English Aichi Shukutoku University

E-mail: , (alternative)
= Webpage URL: http://members.tripod.com/~sekky =

"Sociolinguistics is NOT sociolinguistics, but sociolinguistics is
linguistics" (William Labov)
---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
See you at SaMOOrai- MOO for Japanese Students!
Telnet to: samoorai.hyper.chubu.ac.jp (Port 8888)



From:
Subject: [lex] if not for {2}
Date: Thu, 01 Oct 1998 20:05:26 +0900

杉本先生:

加藤@岩手医大です.

wrote:
>
> John Grisham の The Chamber (Arrow, 1994) を読んでいると if not for
> という表現が目にとまりました。
>
> If not for the view of the river on the other side, the condos would
> be virtually worthless. (p. 67)
>
> If not for the closed wooden blinds, the large window could have
> provided a splendid view of Lake Michigan, but it was obvious
> Mr Goodman spent no time at his window. (p. 30)

>  新グローバル英和辞典
>   if not for .. = IF it were not [had not been] for ..
>  カレッジライトハウス英和辞典
>    if not for ... = if it were not for ...
>
> カレッジライトハウスが仮定法過去の意味しか載せていないのは、もしかすると
> 何かのコーパスで過去完了で使われる例は無かったので過去の意味だけを
> 載せたのかなと想像したりしましたが ....
> それはともかく、この2冊の辞書は何を典拠にして載せたのか興味が湧きます。
>
> この言い方は正用法ではないのでしょうか。それとも最近使われ始めたもので
> 仮定法過去・過去完了のどちらにも用いられる but for, without と同様の位置
> を与えられるかどうかは、もう少し時間が必要ということなのでしょうか。

(加藤和男)
「正用法」かどうかはわかりませんが,これはそれほど珍しいものではないの
ではないかと思います.これは if it BE not for の短縮形であり,Grisham
の例ではそれがたまたま仮定法の文の条件節の位置に用いられているだけでは
ないかという気がするのですが,どうでしょうか?

たとえば,

What are we in the job for if not for challenges like this?

If you leave your car, even if not for long, you should be taking
necessary precautions. (いずれも British National Corpus から)

などでは if not for は if it is not for の短縮形と考えられます.

上の2種類の英和辞典の情報は if not for の仮定法の文中での用法の説明と
しては正しいと思いますが,これらの辞書の利用者の中には,この部分を読ん
で if not for は常に仮定法の条件節(の短縮形)の意味だと思い込んでしま
う人が出て来そうな気がするのですが,その心配はないでしょうか?



From:
Subject: [lex] アンダーバーの伝染 {3}
Date: Fri, 02 Oct 1998 09:57:01 +0900

関山様:

加藤@岩手医大です.ご教示ありがとうございました.

SEKIYAMA, Kenji (Sekky) wrote:

>  状況がよく分からないのですが,キーボードから入力した不要な文字があちこちに
> 散らばってしまい,それをもれなく消キということでしたら,Word 97なら,メニュ
> ーの「編集」→「置換」で,「検索する文字列」に例のアンダーバーを,「置換する
> 文字列」には何もいれないで(スペースなどもいれないで,そのままにして)「すべ
> て置換」を押せば,いっぺんに消すことができます。
>
(加藤和男)
ご指示の通りにやってみたのですが,だめでした.
アンダーバーをたしか1行引いたことは引いたのですが,関係のないところに数
箇所顔を出して,削除できないのです.



From:
Subject: [lex] アンダーバーの伝染 {4}
Date: Fri, 02 Oct 1998 10:25:57 +0900

関山@愛知淑徳大院生 です。
(私信ですみません)

加藤先生,

> ご指示の通りにやってみたのですが,だめでした.
> アンダーバーをたしか1行引いたことは引いたのですが,関係のないところに数
> 箇所顔を出して,削除できないのです.

 私のほうでは同様の現象は再現できませんでしたが,もしかしたら,アンダーバー
を引くと自動的に脚注か何かと認識する設定(オートフォーマットなど)になってい
たのかもしれません。普通の消し方でアンダーバーが消えないということは,もはや
通常の文字としてでなく,脚注の境界線などの制御情報として認識されてしまってい
るのかもしれません。

 最も簡単な解決方法としては,アンダーバーの散乱している文書全体を選択し(
CTRL+A),CTRL+Cでコピーし,新規文書を開いて,そこに「編集」→「形式を選択し
て貼りつけ」で,「テキスト」(リッチテキストではありません)を選んでペースト
すれば,文字情報のみがペーストされますので,アンダーバーもなくなる(残っても
,手で消せるようになる)と思います。うまくいくかどうかは何とも言えませんが,
お試し下されば幸いです。※ただ,これをやると,ペーストされた側は,イタリック
やアンダーライン,フォントの種類などの制御情報もすべてカットされます。

---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
SEKIYAMA, Kenji
Graduate School of English Aichi Shukutoku University

E-mail: , (alternative)
= Webpage URL: http://members.tripod.com/~sekky =

"Sociolinguistics is NOT sociolinguistics, but sociolinguistics is
linguistics" (William Labov)
---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
See you at SaMOOrai- MOO for Japanese Students!
Telnet to: samoorai.hyper.chubu.ac.jp (Port 8888)



From:
Subject: [lex] アンダ {1}ーバーの伝染 {1}
Date: Fri, 02 Oct 1998 12:45:02 +0900

朝尾@東海大学です。

> PC-98で WORD 97 を使って文書を作成している途中で,シフトキーを押しなが
> ら「アンダーバー」キーを押して線を引いたら,その線が文書のあちこちに飛
> び火してしまい,私としては八方手を尽くして削除しようとしたのですが,ど
> うしても消えてくれません.

入力される際、罫線を引く設定になさっていたようです。次のよう
にして設定を変えてみて試してみてください。

「書式」→「オートフォーマット」→「オプション」と進みます。
「入力フォーマット」タブをクリックして、「罫線」のチェック
をはずします。

これで、- や _ を打つと、ずらずらと罫線に変換されることはなく
なります。

すでに罫線に変換された部分は、その部分を BS キー(IBM互換機な
ら Back Space キー)で消していくことができると思います。

------------------------------ phone (work): 0463-58-1211 --
朝尾幸次郎 東海大学(文学部)英文学科 内線: 3133
fax (work): 0463-50-2239
-- http://www.lb.u-tokai.ac.jp/~koji/ ----------------------



From:
Subject: [lex] account for sb/sth {1}
Date: Fri, 02 Oct 1998 14:44:33 +0900

近藤@四国、です。

次の文にある<account for>についてお尋ねします。

Instead of going to the bridge, Natalie went down to her cabin. The
passengers had all been accounted for, and those with any appetite
had eaten sandwiches for dinner.

この<account for sb/sth>の意味は学習英和辞典には載っていないようです。
プログレッシブ英和中辞典にも載っていませんでした。ショックです。さらに
調べて見ると、研究社英和大辞典にも載っていません。???です。研究社の
コロケーション辞典にも載っていないようです。私の視力が確かなら、これも
ショックです。

しかし、英英辞典には載っています。

(a)コウビルド英英辞典→載っていますが、この熟語の意味を知っている人
でないと、それと分かるのはむずかしいのではと思うような説明です。

(b)Oxford Advanced Learner's Dictionary: New Edition からの引用

<account for sb/sth>1 to know where sb/sth is or what has happened to
them, especially after an accident:

と説明されていて、次のような用例があります。

1)All passengers and crew on the stricken ship have now been accounted
for.

2)Three files cannot be accounted for.

●少なくとも、時事英語では珍しくもない意味だと思うのですが、なぜ英和辞
典の類には載っていないのでしょうか。不思議で仕方がありません。

★*☆*★*☆*★*☆*★
Yukihiro Kondoh
    
♪★*☆*★*☆*★*☆*★



From:
Subject: [lex] アンダ {1} {1}ーバーの伝染 {1}
Date: Fri, 02 Oct 1998 16:03:31 +0900

朝尾先生:

加藤@岩手医大です.ご教示どうもありがとうございました.

Asao Kojiro wrote:
>
> 朝尾@東海大学です。

> すでに罫線に変換された部分は、その部分を BS キー(IBM互換機な
> ら Back Space キー)で消していくことができると思います。
>
(加藤和男)
残念ですが,消せませんでした. BS キーを使うと入力した文字の方が消えて
しまい,アンダーバーはそのまま残ってしまいました.改行に関係があるので
はないかという気がしますが,よくわかりません.
個人的なことで cyberspace を使って申し訳ありません.みなさまにお詫び
いたします.



From:
Subject: [lex] if not for {3}
Date: Fri, 02 Oct 1998 23:33:04 +0900

大江 孝 様

埼玉の杉本です。メールありがとうございました。

> 「正用法」か否か、
> といったあたりについては私にはわかりませんが、
> "If not for you" というタイトルの歌もあるぐらいですから、
> この表現自体は、以前から使われているのではないでしょうか。
> #歌詞の引用は控えますが、杉本先生が言及されている
> #意味に沿ったものになっています。
>
> 私には、ジョージ・ハリソンの歌声で耳に残っていますが、
> (まあ、70年代のあたりですね)
> 作詞・作曲はボブ・ディランだと思います。
> (間違ってたらすいません)

> ちなみに、彼はオリビア・ニュートンジョンのヒット曲として
> If not for you を憶えているそうです。 (^^;

私もオリビア・ニュートンジョンで聴いたのを思い出しました。
1970年代の始めの頃でしょうから、少なくともその頃にはもう
使われていたことになりますか。或いはもっとずっと前から
普通に使われていたのかもしれませんね。



From:
Subject: [lex] account for sb/sth {2}
Date: Sat, 03 Oct 1998 10:37:26 +0900

近藤です。

>研究社のコロケーション辞典にも載っていないようです。私の視力が
>確かなら、これもショックです。

と、昨日書きましたがさらに調べてみると、下記の用例がありました。

●The police announced that 146 people are still not accounted for.
  (まだ146名が行方不明だと警察は発表した)

私の視力が悪かったようです。(^_^;)  訂正致します。

★*☆*★*☆*★*☆*★
Yukihiro Kondoh
    
♪★*☆*★*☆*★*☆*★



From:
Subject: [lex] Readability Plusのご紹介 {1}
Date: Sat, 03 Oct 1998 15:32:50 +0900

 MS-DOS(IBM-PC及びその互換機)のシェアウェアで,Readability Plus (R+)とい
う一種のテクスト分析ソフトを見つけました。Stylisticsやcorpus linguisticsの研
究はもちろん,実用的に英語を書く際のツールとしても非常に有用であると思います
が,日本ではほとんど紹介されていないようなので,簡単にご紹介します。
 このソフトは,10年近く前に数百ドルの市販ソフトとして販売されましたが,現在
はそのバージョンアップ版のCorporate Voiceというソフトが発売されたため,25ド
ルのシェアウェア(特に機能制限はありません)として流通しています。そのため,
機能は非常に豊富です。
 このソフトの機能は,一言で言えば,「英文の読みやすさを診断するソフト」です
。Grammatikのような,いわゆる英文法チェックソフトに備わっている,文中の平均
単語数や平均単語長を算出したり,readabilityのスコアを出したりする機能に特化
し,それを拡張したものです。したがって,以下の説明(R+のマニュアルから抜粋)
にもあるように,文法チェックの機能はR+にはありません。むしろ,すでに文法的に
正しい英文を「読みやすく推敲する」ことがR+の目的です。

…It (=R+) is not a spelling checker or a grammar checker. But grammar
checkers won't do what Readability Plus does. In fact, our software assumes
that what you've written is already "mechanically" correct. It takes the
approach that documents that are grammatically correct still can be very
boring. Our software analyzes more than 25 aspects of writing that makes
your text "sing" to your readers!…

R+の分析メニューは以下の14項目です。

. "Teardrop" or style diagram of the text
. Percentages of the nine different types of sentences
. Long words per sentence
. Words per sentence
. Consecutive short words
. Consecutive long words
. Word lengths
. Bricks that have been used in the text
. Ratio of bricks to mortar
. Comments on word choice
. Overall evaluation I (Flesch Kincaid, Flesch Reading Ease, Gunning Fog,
LIX)
. General evaluation II
. General comments and tips on how to make your writing more readable
. Number of sentences and words in your text

 Words per sentenceやWord lengthsに関しては,通常の文法チェックソフトでも(
平均値が)算出できますが,R+では,それに加え,例えば単語の文字数別の出現頻度
を棒グラフで表すなど,より詳細な分析が可能です。R+を使えば,文章を読みにくく
している要因で,通常の文法チェックソフトが見逃しがちなもの(長い単語を連続し
て用いる,難しい単語を多用するなど)もチェックできます。
 特筆すべきものは,分析対象の英文のセンテンス1つずつを小さい点で表し,縦軸
にそのセンテンスに含まれる長い(=7文字以上)単語の数,横軸にそのセンテンス
の単語の総数をとってプロットする「Tear Drop形式のダイアグラム」です。それぞ
れのスタイル(小説,新聞記事,公文書など,設定可)ごとに許容範囲が決まってい
て,その範囲を逸脱してプロットされたセンテンス(「読みにくい」と判断されたも
の)を指摘してくれます。その他,mortar(英語で最も出現頻度の高い2600語。どう
いう根拠で算出したかは分かりませんが)とbrick(mortar以外の語)の比率を出し
たりといったこともできます。
 機能が非常に豊富なので,ここですべてをご紹介することはできませんが,言語の
計量的分析に携わってみえる方はもちろん,英語を書く機会の多い人にも,非常に有
用なソフトであると確信します。詳細なマニュアル(英語ですが)があるので,簡単
に使えます。ソフトは,インターネットから入手できます。Windows系パソコンなら
,DOSプロンプト(英語モード)で動きます。高機能なのですが,IBM-PC互換ならマ
シンを選ばないのも特徴で,私のHP-200LXという,CGA/80186の,DOSしか走らない
Palmtop PCでも,そこそこのスピードで動いてくれます。といっても,IBM-PC互換な
ので,PC-98系では(たとえWindowsマシンでも)動かないと思います。こういうソフ
トがWindowsなりマックなりで出れば,もっと便利なのですが…。

★入手先(一例)http://sunsite.uakom.sk/simtel.net/msdos/txtutl-pre.html
この中のread201s.zipをクリックすればダウンロードできます。zip形式で圧縮され
ていますので,PKUNZIP等のアーカイバが必要です。

---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
SEKIYAMA, Kenji
Graduate School of English Aichi Shukutoku University

E-mail: , (alternative)
= Webpage URL: http://members.tripod.com/~sekky =

"Sociolinguistics is NOT sociolinguistics, but sociolinguistics is
linguistics" (William Labov)
---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---=---
See you at SaMOOrai- MOO for Japanese Students!
Telnet to: samoorai.hyper.chubu.ac.jp (Port 8888)



From:
Subject: [lex] if not for {1}
Date: Sun, 04 Oct 1998 01:37:06 +0900

 if not for の語法についての議論楽しく拝見しています。昔どこかでこ
の語法の解説を読んだことを思い出して、調べてみると、吉田一彦(19
86)『現代英語の表情』(研究社出版、pp.190-93)で取り上げられて
いました。一部引用しますと「. . . このif not for〜には、もはや省略とい
った意識は非常に希薄か、あるいは全然感じられなくなっているのではな
いかということである。つまりif not for 〜でまとまっていて、それなり
の自己主張をもった表現になってしまっているのではないかということで
ある。現代英語ではすっかり確立した存在のように思われる」とあり「. .
.. 結果的に見れば、このif not for 〜の出現というのは、現代英語における
流線型化現象(streamlining)の一環と考えられるが、また一方では。これ
からの推移を見守っていきたい興味ある表現のひとつなのである」で結ん
でいます。流線型化現象(streamlining)については『現代英語紀行』(大
修館書店、1997)に言及があります。
__________________________________
630-0267 生駒市仲之町3番46-401
  南出康世  
 電話0743-75-7050. FAX 0743-75-7050.
e-mail
_______________________________________



From:
Subject: [lex] Encartaが書籍化 {1}
Date: Sun, 04 Oct 1998 19:00:27 +0900

Sunday,Oct.4,1998,06:39:05 PM.

三成和伸@島根大学教育学研究科です。

MicrosoftのEncartaが書籍化されるそうです。CD-ROMベースの辞書が書籍化されると
いうのは,珍しいことではないでしょうか。

以下,Mainichi Daily Mail Computingの10月2日分の一部からです。
-----Original Message-----
差出人 : <>
宛先 : <>
日時 : 1998年10月2日 20:57
件名 : [DailyMail]COMPUTING:10/02/98 19:00

>Computing◆………………………………………………………………………………………
>      マイクロソフトなどが「エンカルタ」書籍版
>

……………………………………………………………………………………………◆Daily
>
> 米マイクロソフトは1日(米国時間)、米セント・マーチンズ、英ブルームズバー
>グ、オーストラリアのパン・マクミラン・オーストラリアの3出版社と共同で、電子事
>典をベースに書籍の英語事典を出版すると発表した。単一のデータベースから、米国版
>と英国版が出版されるのは初という。
>
> 出版されるのは、「エンカルタ世界英語事典」で、電子事典として販売されているマ
>イクロソフトの「エンカルタ」がベースとなる。単一のデータベースとネットワークに
>よる編集環境で、これまでに3年間の共同作業が行なわれている。10カ国250人の辞書編
>集者および専門分野のアドバイザーによって編集され、300万語の文章で構成される。
>
> 『エンカルタ世界英語事典』は書籍版と電子版の両方で出版され、世界最大の参照書
>籍を目指し、初版で50万部以上を印刷する計画という。発行予定は来年8月。
>
>[米マイクロソフトのリリース]
>http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Oct98/BloomPr.htm
>

---
Kazunobu Minari
http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp
***************************************
アドレスが変わりました.
Email:
***************************************



From:
Subject: [lex] プロシード英和のキーワード5000 {1}
Date: Mon, 05 Oct 1998 01:00:23 +0900

このメーリングリストでも、何度が名前が挙がっているプロシード英和のキーワー
ド5000についてご教示ください。

プロシード英和の初版には、900万語強の英文をコンピュータ分析して「キーワ
ード5000」を作成した事が書いてありますが、コーパスについてはそれ以上詳
しいことは書いてありません。ところが、2版では、131万76442語を分析
、47066語のトークンがあり、また、その131万語は、新聞・雑誌・日常会
話・ビジネス・テスト・教科書・日本人の間違いやすい語、などから取ったとのこ
とが書かれており、キーワード5000はバージョン2に変えられています。

質問:
なぜコーパスサイズが初版から2版で、900万語から131万語に減っているのか?も
し、ミスプリントでないのであれば、このように大幅にコーパスサイズを減少せざ
るおえなかった理由は何なのか?また、900万語が間違いでないとすれば、なぜ、コ
ーパスについての説明をしていないのか?

どうぞ、上記の件、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。

==================================
武庫川女子大学英米文学科
Akinobu Tani (谷 明信)

663-8137 西宮市池開町6-46
TEL: 0798-47-1212(代)
==================================


==========
From:
Subject: [lex] RE: [lex] プロシード英和のキーワー
Date: Mon, 05 Oct 1998 12:09:57 +0900

Date: Mon, 5 Oct 1998 11:48:35 +0900
From: "鷹家秀史" <>
Reply-To:
To: <>

岡山の鷹家秀史です。参考になればと思います。

>プロシード英和の初版には、900万語強の英文をコンピュータ分析して「キーワ
>ード5000」を作成した事が書いてありますが、コーパスについてはそれ以上詳
>しいことは書いてありません。ところが、2版では、131万76442語を分析
>、47066語のトークンがあり、また、その131万語は、新聞・雑誌・日常会
>話・ビジネス・テスト・教科書・日本人の間違いやすい語、などから取ったとのこ
>とが書かれており、キーワード5000はバージョン2に変えられています。
>
>質問:
>なぜコーパスサイズが初版から2版で、900万語から131万語に減っているのか?も
>し、ミスプリントでないのであれば、このように大幅にコーパスサイズを減少せざ
>るおえなかった理由は何なのか?また、900万語が間違いでないとすれば、なぜ、コ
>ーパスについての説明をしていないのか?
>
>どうぞ、上記の件、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。

中條清美,長谷川修冶,竹蓋幸生(1994)「現代学習語彙の定性,定量分析」『言語
行動の研究』4,千葉大学英語学,言語行動研究会,pp.39-52
中條清美,竹蓋幸生(1994)「現代英語のキーワードプラス2,000――定義と効果の検
証」『言語行動の研究』4,千葉大学英語学,言語行動研究会,pp.25-38
中條清美,長谷川修冶,竹蓋幸生(1993)「日米英語教科書の比較研究から」『現代
英語教育』 第30巻 12号 研究社出版, pp.11-13
竹蓋幸生 (1981) 『コンピューターの見た現代英語』 エデュカ出版部
竹蓋幸生(1982)『日本人英語の科学――その現状と明日への展望』 研究社出版,
pp.95-114
竹蓋幸生(監)(1983)English Journal編集部(編)「EJ実用英語語彙頻度表:コ
ンピューターが選んだ実用英語語彙7,500語」『別冊The English Jurnal』 アルク
竹蓋幸生(1988)「キーワード5000: SYSTEM」『プロシード英和辞典』 福武書店
竹蓋幸生,中條清美(1993a)「語彙リストの客観的評価,比較のための有効度指標の
開発」『言語行動の研究』3,千葉大学英語学,言語行動研究会,pp.68-84
竹蓋幸生,中條清美(1993b)「有効度指標の安定性についてII」『言語行動の研
究』3,千葉大学英語学,言語行動研究会,pp.85-115
竹蓋幸生,中條清美(1994)「語彙リスト:現代英語のキーワード――その開発と有
効度の検証」『言語行動の研究』4,千葉大学英語学,言語行動研究会,pp.2-24
竹蓋幸生,長谷川修冶,中條清美(1994)「語彙リスト:現代英語のキーワードの認
知レベルによる区分の妥当性」『言語行動の研究』4,千葉大学英語学,言語行動研
究会,pp.53-63

//////////////////////////////////////////////
岡山朝日高校英語科
鷹 家 秀 史
e-mail:
Homepage: http://www1.harenet.or.jp/personal/takaie
/////////////////////////////////////////////



From:
Subject: [lex] プロシード英和のキ {1}ーワード 500
Date: Mon, 05 Oct 1998 12:13:26 +0900

Date: Mon, 05 Oct 1998 12:10:59 +0900
From: Minoru MURATA <>
Reply-To:
To:

村田 年です.
以下の質問を竹蓋幸男先生に転送しました.
お答えをいただけたら掲載します.

"Akinobu TANI" <> さんは書きました:
> このメーリングリストでも、何度が名前が挙がっているプロシード英和のキーワー
> ド5000についてご教示ください。
>
> プロシード英和の初版には、900万語強の英文をコンピュータ分析して「キーワ
> ード5000」を作成した事が書いてありますが、コーパスについてはそれ以上詳
> しいことは書いてありません。ところが、2版では、131万76442語を分析
> 、47066語のトークンがあり、また、その131万語は、新聞・雑誌・日常会
> 話・ビジネス・テスト・教科書・日本人の間違いやすい語、などから取ったとのこ
> とが書かれており、キーワード5000はバージョン2に変えられています。
>
> 質問:
> なぜコーパスサイズが初版から2版で、900万語から131万語に減っているのか?も
> し、ミスプリントでないのであれば、このように大幅にコーパスサイズを減少せざ
> るおえなかった理由は何なのか?また、900万語が間違いでないとすれば、なぜ、コ
> ーパスについての説明をしていないのか?
>
> どうぞ、上記の件、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。
>
> ==================================
> 武庫川女子大学英米文学科
> Akinobu Tani (谷 明信)
>
> 663-8137 西宮市池開町6-46
> TEL: 0798-47-1212(代)
> ==================================
>



From:
Subject: [lex] Encartaが書籍化 {2}
Date: Mon, 05 Oct 1998 14:43:14 +0900

Date: Mon, 05 Oct 1998 14:31:58 +0900
From: Takashi Oe <>
Reply-To:
To:

三成先生

大江@アルクです。
Mainichi Daily Mail Computing と
マイクロソフトのリリース情報を
ご紹介いただきありがとうございました。

Mainichi Daily Mail Computing に、

> > 出版されるのは、「エンカルタ世界英語事典」で、電子事典として
> > 販売されているマイクロソフトの「エンカルタ」がベースとなる。
> > 単一のデータベースとネットワークによる編集環境で、これまでに
> > 3年間の共同作業が行なわれている。10カ国250人の辞書編集者
> > および専門分野のアドバイザーによって編集され、300万語の文章で
> > 構成される。

とあるようですが、
[米マイクロソフトのリリース] の冒頭には

NEW YORK - Oct. 1, 1998 - -
Microsoft Corp., St. Martin's Press Inc., Bloomsbury
Publishing Plc and Pan Macmillan Australia today announced
their plan to publish the world's first English dictionary
to be derived from a single database of world English
and to be published in both American and British editions
around the world on the same day.

とありますので、
「事典」と言うよりは「辞典」なんですね。
#それとも、百科的情報が豊富なので「英語事典」? (^^;

これは、
(百科事項については既存の『エンカルタ』を流用するとしても)
なにか「world English」のコーパスのようなものに基づいて
The Encarta World English Dictionary という英語辞典
が出版されるという理解でいいのでしょうか。

もしそうなら、
ビル・ゲイツが、教育分野における野望達成にまた一歩近付いた
といったところでしょうか……。
#『エンカルタ』の英語圏各国版の寄せ集めと
#マイクロソフト本社内と、各現地法人間の E-mail が
#「a single database of world English」だったら
#ちょっと笑えますね。 (^^;

m(_ _)m

--

大江 孝 <>
株式会社アルク 中高生出版編集部



From:
Subject: [lex] Britannica CD-ROM {1}
Date: Tue, 06 Oct 1998 18:00:23 +0900

Date: Tue, 6 Oct 1998 17:33:22 +1000
From: Yoshinori Ueji <>
Reply-To:
To:
Cc: Yoshinori Ueji <>

はじめまして、総合研究大学院大学の上ヱ地と申します。

>1998年度版は,netscape navigatorを使っていないようですね?
Standard Edition では、97年版と同様に Netscape をブラウザーに
用いています。はじめ、Multimedia Edition を Soft Windows
(Macintosh用のWindows95エミュレートソフト)上で使用してい
ましたがあまりにも検索に時間がかかるため、Macintoshでネイティブに
動く Standard Edition に変更しました。

日本語版(こちらもブラウザーは Netscape です)は97年以降改訂さ
れていないので、こちらも英語版みたいに毎年改訂して欲しいと願って
います。

上ヱ地 義徳

http://ccd.kek.jp/~ueji/



From:
Subject: [lex] 南出康世先生の新刊書 {1}
Date: Wed, 07 Oct 1998 00:04:38 +0900

Date: Tue, 06 Oct 1998 23:31:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

    南出康世先生の新刊の著書

村田 年です.
 私どもの敬愛する南出康世先生(大阪女子大学)の新刊のご著書を
紹介させていただきます.

   南出康世[著]『英語の辞書と辞書学(English Dictionaries and
        Lexicography)』ISBN4-469-24431-7 大修館書店.
        1998年10月 1日. A5版.v+239ページ.本体 2,500円.

 目次の構成は次のようになっています.

第1部 英語辞書・辞書学をめぐる海外の動向
  第1章 辞書学とは何か:その背景と展開
  第2章 EFL/ESL辞典の変遷(1)
  第3章 EFL/ESL辞典の変遷(2)
  第4章 EFL/ESL辞典における語の定義:制限語彙方式と文形式
  第5章 EFL/ESL辞典と user-friendly
  第6章 辞書とコロケーション記述:イディオム,自由結合,
      lexical phrase, 談話レベルから見た語など
  第7章 辞書と語法:記述主義と規範主義
  第8章 Political Correctness (PC)と英米の辞書
  第9章 セクシズムと英米の辞書

第2部 英和辞典をめぐる話題
  第10章 英和辞典の誕生とその時代的背景
  第11章 江戸末期―明治初期の英和辞典
  第12章 英和辞書学の成立:欄英辞書学と欄和辞書学の融合
  第13章 学校文法と英和辞典
  第14章 英和辞典とセクシズム――『ジーニアス英和辞典』
      改定版の場合――
  第15章 今後の英和辞典の出版・編集形態

第3部 辞典の紹介と解題
  第16章 CD―ROM英英辞典の紹介と解説
  第17章 ぜひ備えておきたい英語語法辞典

 この目次からわかるように本書の特徴の1つは辞書と辞書学の
広い分野を偏ることなく扱っている点でしょう.辞書の歴史から
実際の編集,海外の辞書学と日本の現状,CDーROM辞書,
PCとセクシズムから語法辞典の紹介まで,自信をもって説くこ
とのできる人はなかなかいないでしょう.

 「コンピュータに強い人を集めただけではよい辞書は作れない」
「同様に「辞書について書ける人」を何人集めてもよい辞書は作れ
ない」「理論辞書学と実践辞書学のバランスのとれた「辞書を書け
る」レキシコグラファーが充足されれば,英和・和英辞典の内容も
編集方法も自ずと向上し,日本の2言語辞書学の発展へつながって
いくことであろう」このように抜き書きすると誤解される恐れもあ
りますが,「辞書を書ける人」の養成という先生の年来の信念が本
書の背景にあると思われます.本書によって辞書に興味をもち,実
際に辞書の執筆に参加したいという意志を持つ人がさらに多くなる
ことを南出先生とともに願っております.
 文章は明快,論旨は明晰で,しかも随所に著者の評価,意見,展
望が添えられていて,強く印象に残ります.

 どうぞ書店で手に取ってご覧いただきたく,ご紹介致します.

村 田  年

JACET英語辞書研究会
URL: http://www.f.chiba-u.ac.jp/JACET-LEX.html



From:
Subject: [lex] {1}南出康世先生の新刊書 {1}
Date: Wed, 07 Oct 1998 01:37:04 +0900

Date: Wed, 07 Oct 1998 01:27:02 +0900
From: Nagayuki Inoue <>
Reply-To:
To:

村田先生

南出先生の新刊書のご紹介をありがとうございます。

>  「コンピュータに強い人を集めただけではよい辞書は作れない」
> 「同様に「辞書について書ける人」を何人集めてもよい辞書は作れ
> ない」「理論辞書学と実践辞書学のバランスのとれた「辞書を書け
> る」レキシコグラファーが充足されれば,英和・和英辞典の内容も
> 編集方法も自ずと向上し,日本の2言語辞書学の発展へつながって
> いくことであろう」このように抜き書きすると誤解される恐れもあ
> りますが,「辞書を書ける人」の養成という先生の年来の信念が本
> 書の背景にあると思われます.本書によって辞書に興味をもち,実
> 際に辞書の執筆に参加したいという意志を持つ人がさらに多くなる
> ことを南出先生とともに願っております.

同感です。私も村田先生と同様の箇所が印象として残っております。また,第10
章から 12章の歴史的背景の記述,さらに,第13章の学校文法と英和辞典との関連
を述べられた部分は非常に面白く読ませていただきました。

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--



From:
Subject: [lex] プロシード英和のキーワード5000
Date: Wed, 07 Oct 1998 11:35:00 +0900

Date: Wed, 7 Oct 1998 11:19:58 +0900
From: "Akinobu TANI" <>
Reply-To:
To: "LEX投稿" <>

鷹家先生には、文献を教えていただき、また、村田先生には竹蓋先生ご自身に質問
をお伝え頂き、ありがとうございました。

-------------------------------------
武庫川女子大学文学部英米文学科講師
谷 明信(Akinobu TANI)

663−8558西宮市池開町6−46
TEL 0798−47−1212(代表)
-------------------------------------



From:
Subject: [lex] プロシード英和のキ {1}ーワード50
Date: Wed, 07 Oct 1998 12:27:44 +0900

Date: Wed, 07 Oct 1998 12:18:36 +0900
From: Minoru MURATA <>
Reply-To:
To:

村田 年です.
竹蓋先生からは「今多忙のため,来週になったら回答したい」とのご返事を
もらいました.誤植でもなんでもないとのこと.私もそのことは知っております.
鷹家先生のご教示の文献(これだけ網羅されているのはすごい!)の1つか,
2つを読んでいただくと概略の理解は得られると思います.

"Akinobu TANI" <> さんは書きました:
> 鷹家先生には、文献を教えていただき、また、村田先生には竹蓋先生ご自身に質問
> をお伝え頂き、ありがとうございました。
>
>
> -------------------------------------
> 武庫川女子大学文学部英米文学科講師
> 谷 明信(Akinobu TANI)
>
> 663−8558西宮市池開町6−46
> TEL 0798−47−1212(代表)
> -------------------------------------



From:
Subject: [lex] 村田先生・井上先生 {1}
Date: Wed, 07 Oct 1998 14:37:00 +0900

Date: Wed, 07 Oct 1998 14:23:00 +0900
From: 南出 康世 <>
Reply-To:
To:

村田年先生・井上永幸先生

『英語の辞書と辞書学』について、辞書学界の重鎮である村田先生から身
に余るお言葉をいただき感激しております。また井上先生からもご声援が
ありました。誤り・不備な点多々あることを覚悟していますが、今後とも
ご指導のほどよろしくお願い申しあげます。ありがとうございました。

三成(島根大学)さんとと大江(アルク)さんからEncarta 事典[辞典]の
ご紹介がありましたが、その後の情報から推測するとマイクロソフト社が
Bloomsbury Publishing, St. Martin's Press, Pan Macmillan
Australiaと提携してthe Encarta World English Dictionary を電子版
と書籍版の両形式で1999年8月に発行する予定のようです(ADS-L
(1998年10月6日配信)を参考にしています)。正確なことは分か
りませんが、期待通りの英語辞典だと、このメーリングリストとワークシ
ョップの中心話題のひとつになりそうです。
_________________________________
630-0267 生駒市仲之町3番46-401
  南出康世  
 電話0743-75-7050. FAX 0743-75-7050.
e-mail
_________________________________



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {1}
Date: Thu, 08 Oct 1998 08:22:53 +0900

Date: Wed, 7 Oct 1998 23:58:49 +0100
From: "Hiroshi Shoji" <>
Reply-To:
To: "lex" <>

久しぶり投稿の東海林@バーミンガムです。

9月新刊のLongman Idiom Dictionary (LID) について少々書きます。

以前のメールでEssential Activatorと似た点があると書きましたが、今回はそ
の点について触れます。
編集スタッフの名前一覧を見ても、両辞書に関わっている人が数名見受けられま
す。
具体的な類似点は、8ページを占めているIdiom Activatorというセクションに
顕著です。
イディオムの検索を、「語」ではなく「概念」からスタートするというアプロー
チが取られており、具体的な概念としては次のものが挙げられています。
problem, angry, not understand/know, understand, start, stop, easy,
difficult, same, different
イディオム辞典に「発信用」のセクションを設けるという点は、おそらく初の試
みではないかと思います。
例えばnot understand/knowからは、6つの矢印が出ており、その1つはnot
understand/know anythingという概念に向かっています。
その概念を表すイディオムとして、it's (all) GREEK to me他が挙げられている
といった具合です(大文字の見出しで本文を参照させるようになっています)。

以前のメールではまた、LIDはLongman Dictionary of English Idioms (1979)
とは別物であると書きましたが、LIDのIntroductionにはLongman Phrasal Verbs
Dictionaryなる辞書への言及が見られ、こちらもLongman Dictionary of
Phrasal Verbs (1983) とは別物の可能性大です。
こちらにはPhrasal Verb Activatorというセクションが設けられるのでしょうか
??

まだ目にしていないActive Study Dictionaryの3版も実際に目にするのが楽し
みです。
日本の中級学習者には、この規模の学習辞典を使わせるのが効果的なように感じ
ているもので。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From:
Subject: [lex] Lunchtime lecture {1}
Date: Thu, 08 Oct 1998 23:36:51 +0900

Date: 8 Oct 1998 23:22:51 +0900
From: (Sugayama Kensei)
Reply-To:
To: ,

英国研究センター研究集会(ランチタイム・レクチャー)のお知らせ

8 Oct. 1998

 神戸市外国語大学英国研究センターでは本年10月より12月まで、毎月1回、イ
ギリス研究にたずさわる方々をお招きし、ご専門の分野でのお話をお伺いする機会を
設けたく存じます。10月は大阪千代田短大学教授の高増名代先生をお招きいたします
。高増先生は英語学がご専門で、現代英語の語法、とくに Swearing (誓言)の語法に

ついて多数のご論考を発表されております。今春までロンドン大学のゴールドスミス・
カレッジで在外研究をされ、当日は、Eastender たちの英語についてご報告をお願い
いたしております。ご専門を同じくする方はもとより、隣接分野を専攻される方々にと
っても、たいへん興味深いお話がお伺いできることと思います。どうぞふるってご参加
下さい。

「Eastenders の世界」
高増名代(大阪千代田短期大学)
10月28日(水曜日)、午後2時
神戸市外大第2共同研究室
(第2研究棟3階、英国研究センター東隣)

お問い合わせ:神戸市外国語大学英国研究センター
tel/fax 078-794-8175
電話によるお問い合わせは月曜日午後3時から6時まで、
それ以外の時間帯は留守番電話になります。

===========================================================================
Kensei Sugayama
Department of English
Kobe City University of Foreign Studies
9-1, Gakuen-higashi-machi
Nishi-ku, Kobe 651-2187
Japan
Telephone +81-78-794-8111 ext. 8159 Fax +81-78-792-9020
+81-78-794-8159 (direct)
e-mail: (home)
(home)
e-mail: (work)
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%



From:
Subject: [lex] Semantic Prosodies Revisited {1}
Date: Fri, 09 Oct 1998 08:05:06 +0900

Date: Thu, 8 Oct 1998 23:51:24 +0100
From: "Hiroshi Shoji" <>
Reply-To:
To: "lex" <>

東海林@バーミンガムです。

以前のメールで、semantic prosodyという概念を問題にした時に、Louw (1993)
の次の個所を引用しました。

> the phenomenon which Sinclair has begun to refer to as a 'semantic
> prosody' (personal communication 1988), applying the term 'prosody' in
> the same sense that Firth (in Palmer 1966:44) used the word to refer
> to phonological colouring which was capable of transcending segmental
> boundaries.

Collocationという用語の使われ方を調べるために、Firthの論文集(Papers in
Linguistics 1934-1951, 1957年出版)を図書館から借り出してきて読んでいた
ところ、15 Modes of Meaningの中に、次のような個所を見つけました。

Prosodic features extend to the well-known markers and signals, for
example, in Edward Lear's limericks. There are so well known that they
may serve as an illustration of the phonetic and phonological modes of
meaning, including what I have referred to as the prosodic modes. Once
started on a limerick, there are modal expectations for the initiated at
all these levels, at the grammatical, stylistic, and indeed at a variety
of social levels. At this point in my argument, still confining our
references to our reference to the language of limericks, I propose to
bring forward as a technical term, meaning by 'collocation', and to
apply the test of 'collobability'.

Louw (1993) によればFirthは音韻面に限りprosodyという用語を用いたのであっ
て、semantic prosodyはSinclairの造語(造句?)であると断言しているように
読めますが、Firth (1957) まで辿ってみると、collocationという概念が提唱さ
れた時に既にprosodyの考え方が念頭にあったようで、SinclairもきっとFirthの
考え方を具現化するためにsemantic prosodyという用語を用いたのでしょう。

「辞書」の話題から少々離れてしまったようで、失礼致しました。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From:
Subject: [lex] CD-ROM 再生スプレー {1}
Date: Fri, 09 Oct 1998 17:10:21 +0900

Date: Fri, 9 Oct 1998 16:42:09 +0900
From: "Matumoto Yosihito" <>
Reply-To:
To: <>

ご無沙汰しております。佐賀の松本です。

辞書とは直接関係ないのですが,最近CD-ROMを使われる方も多いと思います。「壊れ
た(傷が入った)」CD再生方法の情報が来ましたので転記します。

===================
>松本さん
 ゲームラボという雑誌の10月号(先月16日発売)に
 CD復旧術って小特集出てました。
 CD/LDトリートメント剤なる、
 ヘアスプレーみたいなものが一番良いようです。
 500枚分5800円だそうです。
===================

動かなくなったCDが何枚かあるので,買ってみようかと思っています。



From:
Subject: [lex] Lunchtime lecture {1}
Date: Fri, 09 Oct 1998 19:59:20 +0900

Date: 9 Oct 1998 19:49:20 +0900
From: (Sugayama Kensei)
Reply-To:
To:

英国研究センター研究集会(ランチタイム・レクチャー)のお知らせ

8 Oct. 1998

 神戸市外国語大学英国研究センターでは本年10月より12月まで、毎月1回、イ
ギリス研究にたずさわる方々をお招きし、ご専門の分野でのお話をお伺いする機会を
設けたく存じます。10月は大阪千代田短大学教授の高増名代先生をお招きいたします
。高増先生は英語学がご専門で、現代英語の語法、とくに Swearing (誓言)の語法に

ついて多数のご論考を発表されております。今春までロンドン大学のゴールドスミス・
カレッジで在外研究をされ、当日は、Eastender たちの英語についてご報告をお願い
いたしております。ご専門を同じくする方はもとより、隣接分野を専攻される方々にと
っても、たいへん興味深いお話がお伺いできることと思います。どうぞふるってご参加
下さい。

「Eastenders の世界」
高増名代(大阪千代田短期大学)
10月28日(水曜日)、午後2時
神戸市外大第2共同研究室
(第2研究棟3階、英国研究センター東隣)

お問い合わせ:神戸市外国語大学英国研究センター
tel/fax 078-794-8175
電話によるお問い合わせは月曜日午後3時から6時まで、
それ以外の時間帯は留守番電話になります。



From:
Subject: [lex] タイトル変更のお願い {1}
Date: Sat, 10 Oct 1998 00:30:51 +0900

Date: Sat, 10 Oct 1998 00:18:02 +0900 (JST)
From: HIKI <>
Reply-To:
To:

村田先生:
 恐れ入りますが、できましたら、11月のワークショップの発表のタイトルを以下の
通り若干変更させていただけないでしょうか。もし、まだ間に合いましたらどうかよ
ろしくお願いいたします。お手数をおかけして申し訳ありません。

日木

==================================
日木 満(名古屋市立大学助教授):「可算性/数」に焦点を置いた類義名詞辞典の
構想 ―その必要性と事例研究
Mitsuru HIKI (Associate Professor, Nagoya City University), On a dictionary
of semantically similar nouns focusing on 'countability/number': The need
and a case study
E-mail:
住所:〒507-0817 岐阜県多治見市大畑町大洞43-13
TEL:0572-25-5144(自宅),FAX:0572-25-5144(自宅)

(OHP利用希望)
==================================



From:
Subject: [lex] お詫び(送信先間違い) {1}
Date: Sat, 10 Oct 1998 01:23:51 +0900

Date: Sat, 10 Oct 1998 01:17:50 +0900 (JST)
From: HIKI <>
Reply-To:
To:

========お詫び(送信先間違い)==============
 先程、今度のワークショップの件で村田先生個人へお送りすべきメールを私の不注
意で全体に流してしまいました。皆様にご迷惑をお
かけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。お詫びします。(このメール自体も
皆さんにお送りすることになるので、二重にご迷惑をおかけしてすみません。)以後
、十分注意しますのでお許し下さい。
日木 満(名古屋市立大学)



From:
Subject: [lex] ALD初版(1948) {1}の書名は?
Date: Sat, 10 Oct 1998 13:26:19 +0900

Date: Sat, 10 Oct 1998 13:12:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

      OALD 初版(1948)の書名

村田 年です.

 細かい話で恐縮ですが,OALD の初版(1948) の書名については従来
正しく説明されたことがなかったと思う.私の勉強不足かも知れない
が,永嶋大典先生や小島義郎先生の辞書案内を初め,岩崎研究会の先
生方の OALD の二度に詳細の分析でも初版の書名についての詳しい説
明はなかったと記憶しています.

 先日のJACETでのシンポジウム「学習辞書と用例」における土肥一夫
氏の発表の中の「英英辞典の流れ」はたいへん簡潔にまとまっていて
感心しましたが,ALD(1948)とされているのは先行文献の誤りを引き継
いでいるものと思いました.

 この度刊行された南出康世氏の『英語の辞書と辞書学』(大修館)
では次のように説明されており,私の見た中では最も正確な記述にな
っていると思いました.(もっと早くにきちんと記述されているもの
をご存知の方は教えて下さいますように.)

「このゲラは1948年にオックスフォード大学出版局から A Learner's
Dictionary of Current English という書名で発行され,後に The
Advanced Learner's Dictionary of Current English(1952) のように
Advanced が冠された.1963年に ISED の改訂版が The Advanced
Learner's Dictionary of Current English (ALD)2版としてオックス
フォードと開拓社から同時に発売され,後の3版(1974)からは The
Oxford Advanced Learner's Dictionary of Current English (OALD)
のように Oxford の名が冠されるようになった...」 (p.17)
(ALD の改訂版でなくて,ISED の改訂版,と言っておられる点は
さすがだと思います.)

私自身は,いつ,なぜ Advanced を冠したのか気になったおりまして
(と申しますのは,Advanced を冠することは販路とユーザーを狭める
ことになるのですから),開拓社にお邪魔して調べました.開拓社には
初版(1948)1刷が1冊あっただけで,そのほかには何の資料もありま
せんでした.その結果は(調査のメモはなくしてしまいましたが)次
のような形で発表しております.

LD(ALD):A Learner's Dictionary of Current English. OUP. 1948.
(ISED の Forward を Publisher's Note に変え,巻末に Addenda 5
ページを加える.本体はISED と同じ.1952年に PED, ERD を出版する
際に書名を An Advanced Learner's Dictionary of Current English
に変更する.)
PED: The Progressive English Dictionary. OUP. 1952.
ERD: An English-Reader's Dictionary. OUP. 1952.
(日本英語学会大会 「シンポジウム:英語の辞書」Conference
Handbook (1987) pp.138-9)

 古本屋で PED, ERD を見つけ,前者が A first dictionary, 次が
An intermediate dictionary, ALD が for advanced students として
巻末の Announcement(広告?)に紹介されているの見て「なぜ?」は
解決しました.「いつ?」については 1952年には ALD になっていたこ
とはわかったものの,正確な年号(1951年の可能性もあります),刷り
は不明のままで気になっていました.

 もしも南出先生の方でこの辺の確認が取れているのであれば教えて
いただけませんでしょうか.(あるとき初めてオックスフォードへ行
き,ぶらぶら歩いていたらOUP の前に出たので,受付で編集の人に取
り次いでくれるように頼んだのですがだめでした.アポを取らないと
だめな国でした.アポを取って行った Cambridge UP では大歓迎を受
けたのに!)

ALD(1952) は広告によると,1554ページで,1948年版より3ページ多
くなっています.巻頭に Forward を付けたか,Addenda を増やしかと
推察されます.

優遇された Hornby さんに較べ,1955年に(おそらく日本で?)亡く
なられた Gatenby 氏,その後 Malaya で教鞭を執られていて 1962年
(2版の出る前年)に亡くなられた Wakefield 氏は不遇であったので
はないかとの印象を持ちますが,本当はどうなんでしょうか.(2名は
何の仕事もしなかったのに,2版が3名の共編になっているのは Hornby
さんに他の二人に対する負い目があったのではないかと勘ぐるのは私の
性根の卑しさからでしょうか.辞書はしんどい仕事ですので恨みつらみ
は付きものですので.)



From:
Subject: [lex] お詫び(送信先間違い) {1}{1}
Date: Sat, 10 Oct 1998 13:53:35 +0900

Date: Sat, 10 Oct 1998 13:47:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

日 木  満 先生

村田 年です.
この程度のミスは気になさらずに,これを機会に気軽に書込をお願いい
たします.

 さて,辞書研のワークショップは現在発表確定が49件です.一時は
60件もあったのですが,やめる人が出まして.54名まで受付けます
ので,今からでも申し込んで下さい.このMLの再会の場にもしていた
だければ幸いです.コーパス関係の発表が前回より少ないのは残念です.

日時:11月28日 11:000〜17:30 (この後懇親会あります)
場所:早稲田大学商学部11号館
参加費:1,000円(学生・院生 500円)



From:
Subject: [lex] Semantic Prosodies Revisited {2}
Date: Sat, 10 Oct 1998 17:52:30 +0900

Date: Sat, 10 Oct 1998 09:25:19 +0100
From: "Hiroshi Shoji" <>
Reply-To:
To: <>

東海林@バーミンガムです。

Semantic Prosodies Revisited {1}において、引用に関してタイプミスが何箇所
かありましたのでお詫びして訂正させていただきます。

Louw (1993)からの引用

3行目
(誤)(in Palmer 1966:44)→(正)(in Palmer 1966:40)

(付記)
ところがLouwの論文自体にも誤植(あるいは誤記)があり、、Palmar 1966とは
正確にはPalmar (ed.) 1968, Selected Papers of J. R. Firth (Longmans) で
あろうとの御指摘を個人メールでいただきました(この論文集のintroduction
p.6 には、編者自身の言葉でFirthの提唱したcollocationについての概略説明が
あることも教えていただきました)。

Firth (1957)からの引用

2行目
(誤)There are so well known→(正)These are so well known
7〜8行目
(誤)our reference to our reference to→(正)our reference to

以上のミスは個人メールでの御指摘を受けて気がついたものです。
今後はこのようなミスを防ぐよう、気を配りたいと思います。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>


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