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1998年10月 (11日〜20日)


From:
Subject: [lex] JACET4000語 {1}
Date: Mon, 12 Oct 1998 17:46:17 +0900

Date: Mon, 12 Oct 1998 17:19:55 +0900
From: "Akinobu TANI" <>
Reply-To:
To: "LEX投稿" <>

JACET4000語についてご教示ください。

1993年の初版以来、改訂などはあったのでしょうか。

どうぞ、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。

-------------------------------------
武庫川女子大学文学部英米文学科講師
谷 明信(Akinobu TANI)

663−8558西宮市池開町6−46
TEL 0798−47−1212(代表)
-------------------------------------



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {2}
Date: Mon, 12 Oct 1998 23:14:23 +0900

Date: Mon, 12 Oct 1998 22:51:06 +0000
From:
Reply-To:
To:

埼玉の杉本です。

東海林先生 wrote:

> 9月新刊のLongman Idiom Dictionary (LID) について少々書きます。

> イディオムの検索を、「語」ではなく「概念」からスタートするというアプロー
> チが取られており、具体的な概念としては次のものが挙げられています。
> problem, angry, not understand/know, understand, start, stop, easy,
> difficult, same, different
> イディオム辞典に「発信用」のセクションを設けるという点は、おそらく初の試
> みではないかと思います。

イディオムの検索を、「語」ではなく「概念」からスタートとのことで興味を
ひきました。
丸善に問い合わせましたところ、来週には入荷の予定で値段(予価)は
ハードカバーが5,500円、ペーパーが3,300円とのことでした。

辞書ではありませんが、同様に概念から引けるイディオムの本が手元に
2冊ありますのでご参考までに紹介します。

(1)Heaton, J.B. & Noble, T.W.: Using Idioms. A Learner's Guide.
  Prentice Hall, 1987. 162 pages.

The unique feature of this book is the classification of idioms along
functional/notional lines. と最初にあり、 Ability から Wrong まで138
項目に分けられています。
ちなみに 26. HOPES, WISHES を引いてみますと、
keep/have one's fingers crossed; (build) castles in the air; hope
against hope 等10のidiomが見られ、定義と例文が載っています。

一例を挙げますと、
touch/knock wood
used after a remark expressing a hope for good luck (people may
touch a piece of wood when they say this)
We may be lucky and get home without the car accident breaking
down again, touch/knock on wood.

(2)Lister, R.: English Idioms. A Complete Study Course
  Hugo's Language Books Limited, 1993. 279 pages. ?6.95

こちらは30の Module に分類され、各々に小項目がたっています。
例えばMODULE 19 - Emotions [A]では、105 Agreement/Approval,
106 Tolerate/Support, 107 Like/Popularity, 108 Admire/Love, 109
Enthusiasmとなっていて、小項目は全部で189あります。

108: ADMIRE/LOVE を引いてみますと、head over heels in loveは
勿論、puppy love, a heart-throb, an old flameといった名詞を中心と
したもの、hit it off, click with, fall for といった phrasal verb, 更に
普通のイディオムの辞書にも載っていないと思われる次のようなもの
もあって、この本は colloquialism, vulgarismも含めてかなり広く拾って
いるようです。
 be bitten by (or have) the love bug
 think that the sun shines out of someone's backside/arse

(1)(2)共に索引が完備していて idiomの辞書としても使えますし、気楽に
ページをめくっても楽しめます。
日本人の学習者向けにこのような辞書か本が、あまり遠くない将来に
出版されるのを期待したいと思います。



From:
Subject: [lex] 語彙表JACET4000 {1}について
Date: Tue, 13 Oct 1998 02:07:34 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 00:47:00 +0900
From: 村田 年 <>
Reply-To:
To:

     JACET4000語について
村 田  年

(谷先生から)
JACET4000語についてご教示ください。
1993年の初版以来、改訂などはあったのでしょうか。
どうぞ、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。

-------------------------------------
武庫川女子大学文学部英米文学科講師
谷 明信(Akinobu TANI)

(村田)
きつい質問が出ました.汗が出ます.
その後改訂はありません.
1993年というとまあまあの形に見えますが,実は 1983年の2版と語彙の
中身は変わりません.語彙表のバリエーションを作っただけです.これだ
けでも何年もかけて最後は私一人でといった形でした.JACET教材委員会に
語彙に関心のある人がいなくなってしまったわけです.そして私も教材研
究会をやめました.

実はこの1983年の2版は 1981年の初版の改訂で,基本は Kucera(1967)と
Carroll(1971)です.(この当時は2年で大改訂をやる力がわれわれにあっ
たのですねー.)

この表をいろんな研究発表で使っていただくのは,まずいと思っています.
JACETには私が乗り出しても改訂する力はないでしょう.

ひとつ推薦するとすれば,優れた「北大語彙表」があります.(今現物が見
つかりませんで,北大の園田勝英先生にお答えいただけるとありがたいで
すね.)
もう一つあげるとすれば,先日も質問のあった,竹蓋幸生先生の
「キーワード5000」でしょうか.



From:
Subject: [lex] ALDとLD {1}
Date: Tue, 13 Oct 1998 02:26:27 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 01:22:00 +0900
From: 南出 康世 <>
Reply-To:
To:

村田年先生

 ALDに関して貴重なご指摘ありがとうございました。LD は所持し
ていなかったので辞書史研究家の早川勇氏に頼んでISEDとの異同を調
べてもらいました。「front [back] matter には異同が見られるもの
の本体は同じ」という主旨の手紙をもらったので、本文は「 A Learner's
Dictionary of Current English という書名で発行され」とし、手紙
の内容のことは脚注で示すつもりでしたが、そうこうしている内に脚
注のことは忘れて現在に至ってしまいました。
 先生のハンドアウトを取り出して再確認しました。確かに139ペ
ージに「ISED の Forward を Publisher's Note に変え,巻末に
Addenda 5ページを加える.本体はISED と同じ....」と書いてありま
す。LDは最入手難の書といってよいと思います。その書について的確
なご指摘をなされていたことに改めて敬意を表するとともに、今後のご指
導のほどお願い申しあげる次第です。

 Wakefield とGatenby は深く調べませんでしたが、先生が言及され
ていたので、The Bulletin をチェックしてみました。Wakefield は、
"A Classroom Vocabulary" など20編の論文を、Gatenbyは" Japanese
Words in English" など4編の論文を書いていることが分かりました。
これらの論文を読めばHornby との(学問的)関わりが分かるかも知れま
せん。近い内に結果を報告いたします。

「辞書はしんどい仕事ですので恨みつらみは付きものです...」。同感です。
「辞書編集と人間関係」というのを辞書学の領域に加えたいものです。
人間関係を知ることによって辞書がよりよく理解できるようになると思
います。

南出康世 
________________________________
630-0267 生駒市仲之町3番46-401
  南出康世  
 電話0743-75-7050. FAX 0743-75-7050.
e-mail
_________________________________



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {1}
Date: Tue, 13 Oct 1998 08:42:56 +0900

Date: Mon, 12 Oct 1998 23:28:31 GMT
From: SONODA Katsuhide <>
Reply-To:
To:

村田年先生に紹介して頂いた「北大語彙表」と関連のことについて書きます。

(1) 正式な名称は「北海道大学英語語彙表」(Hokkaido University English
Vocabulary List) です。約7500語(レンマのリストから同音異義語、品詞の区
別を取り去って数えた語数)が、5段階に分類されています。北大で数年前から
実施している「英語統一テスト」のために作られました。

(2) 冊子版は実費で学生に配布されていましたが、現在は品切で、増刷の予定
はありません。Online版は下記のページで入手できます。
http://icarus.ilcs.hokudai.ac.jp/jyugyo/hv.html

(3) 「北大語彙表」の選定過程を詳述した冊子があります。『大学生用英語語
彙表のための基礎的研究』(1996年、北海道大学)です。これから語彙表を作
ろうとする方には大いに参考になる内容かと思います。10冊ほど残部がありま
す。入手を希望される方は送料として510円分の切手を添えて、私宛にお申し込
み下さい。

(4) 「北大語彙表」の選定にはコンピュータを活用しました。この辺りの詳細
は間接的な形で斎藤俊雄、中村純作、赤野一郎(編)『英語コーパス言語学』
(1998年、研究社)の第6章に書いてあります。

(5) 英語の制限語彙表については、つぎの文献がおすすめです。この分野につ
いて大変よい見通しが与えられています。

村田年「英語教育における語彙制限」、1997年、『言語文化論叢3号』、
千葉大学外国語センター

以上です。

園田勝英 (Sonoda Katsuhide)
北海道大学言語文化部, 〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目
FAX 011-736-2861(園田宛明記)



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {3}
Date: Tue, 13 Oct 1998 10:05:23 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 00:44:45 +0100
From: "Hiroshi Shoji" <>
Reply-To:
To: <>

東海林@バーミンガムです。

杉本先生:

> イディオムの検索を、「語」ではなく「概念」からスタートとのことで興味
> をひきました。

Idiom Activatorのページは本文398ページのうちで8ページを占めているの
に過ぎないのに、ちょっと大げさに紹介してしまったかもしれません(^_^;)。

> 丸善に問い合わせましたところ、来週には入荷の予定で値段(予価)はハー
> ドカバーが5,500円、ペーパーが3,300円とのことでした。

私の購入したペーバーバックは£12.50でしたから、ポンドに対して円がそれほ
ど強くない現在では(少々状況は改善されてきましたが)、3,300円というのは
それほど悪くない値段だと思います。

> 辞書ではありませんが、同様に概念から引けるイディオムの本が手元に2冊
> ありますのでご参考までに紹介します。
>
> (1)Heaton, J.B. & Noble, T.W.: Using Idioms. A Learner's Guide.
>   Prentice Hall, 1987. 162 pages.

> (2)Lister, R.: English Idioms. A Complete Study Course
>   Hugo's Language Books Limited, 1993. 279 pages. ?6.95

> (1)(2)共に索引が完備していて idiomの辞書としても使えますし、気楽に
> ページをめくっても楽しめます。

御紹介ありがとうございました。

> 日本人の学習者向けにこのような辞書か本が、あまり遠くない将来に出版さ
> れるのを期待したいと思います。

私事になりますが、9月末からこちらの大学院の学生になり、コースワークがス
タート致しました。
外国人学生のためのAcademic Writingというコースも取っているのですが、そこ
では「イディオムを使わないことが大切」だと教えられました(^_^;)。
イディオムを使った英文を訂正する練習問題さえ課せられました。
「外国人英語学習者にとっての『イディオム』とはどういうものか?」というこ
とを考えると、様々な問題が浮かび上がってくると思います。
もちろん、「受信」面で様々なイディオムを解釈する必要性は大きいと思います
が、「発信面」を考えた場合、場面に応じてイディオムを使うのがふさわしい場
合とそうでない場合が分れるように思われ、そのような注意をどのように取り入
れていくかという点が、辞書におけるイディオム記述のあり方のキーポイントに
なってくるように思います。
句動詞の場合に関しても似たようなことが言えるかもしれません。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {4}
Date: Tue, 13 Oct 1998 10:50:53 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 10:42:38 +0900
From: kazuo kato <>
Reply-To:
To:

東海林先生:

加藤@岩手医大です.下の引用部分を特に興味深く拝読いたしました.

> 私事になりますが、9月末からこちらの大学院の学生になり、コースワークがス
> タート致しました。
> 外国人学生のためのAcademic Writingというコースも取っているのですが、そこ
> では「イディオムを使わないことが大切」だと教えられました(^_^;)。
> イディオムを使った英文を訂正する練習問題さえ課せられました。
> 「外国人英語学習者にとっての『イディオム』とはどういうものか?」というこ
> とを考えると、様々な問題が浮かび上がってくると思います。
> もちろん、「受信」面で様々なイディオムを解釈する必要性は大きいと思います
> が、「発信面」を考えた場合、場面に応じてイディオムを使うのがふさわしい場
> 合とそうでない場合が分れるように思われ、そのような注意をどのように取り入
> れていくかという点が、辞書におけるイディオム記述のあり方のキーポイントに
> なってくるように思います。
> 句動詞の場合に関しても似たようなことが言えるかもしれません。
>
(加藤和男)
もう大昔ということになるかもしれませんが,山田和男『英作文研究』(文建書
房,初版 1952;改訂新版 1979)の方法で英作文を自学自習したことがありま
す.この本の「第一部 方法」の第二章が「読書の種類と方法」です.その,pp.
15-16 に次のような個所があります.

ただ,一つ断っておきたいことは,われわれは少し英語が書けるようにな
ると,とかく必要以上にむずかしい字を使ったり,idiom を応用したりして
凝った文章を書いて人に感心させ人を驚かそうとする.これは大いに戒める
べきで,そのためそこだけは立派に見えても,他の部分との釣合を欠いてス
タイルの統一を損じたり(やさしい言い方で終始していれば,そのことで一つ
の統一が保たれる),そうでなくても自分では得意になって使った idiom が
cliche(e の上のアクセント省略)で文章の品位を傷つけたり,またはいわ
ゆる idiom の展覧会になってしまったり,などすることはこの上もない愚か
な話である.(だから,なんでもかんでも語彙をふやそうとすることは必要
でないばかりか,時にはかえってよくない結果を産む.推理小説を読むとき
も,このことは充分頭に入れておかなければならない).
(中略)
「英作文に上達する道は idiom を使いこなすことに始まって idiom をか
くすことに終わる」といわれるが,これは記憶すべき言葉である.それから
思いついて私は英語を書くときは,"Never try to surprise." というこを考
えている.私たちはこれを motto としなければならない.

B'ham の「外国人学生のためのAcademic Writing」が考えていることはこれと
まったく同じことだと思います.
しかし,気になることがないでもありません.かつて北米の学生たちに初級
の日本語を教えて感じたことの一つは「使わないものをおぼえてもしようがな
い」という強い pragmatism でした.かれらのほとんどは「橋,端,箸」のア
クセントの対立には関心を示しませんでした.どうせ使い分けることはできな
いから,というのがその理由です.idiom にも似たようなところがあります.
我々が kick the bucket という表現を覚えても,使う機会はほとんどないでし
ょう.(受信のためには覚えておいたほうがいいことは確かですが.)

外国語の学習には,受信のための知識は増えるが,発信のための知識はいつ
までも足踏みという,"diminishing returns”みたいなところがあります.



From:
Subject: [lex] RE: [lex] 語彙表JACET4000 {1}につ
Date: Tue, 13 Oct 1998 14:29:54 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 14:18:07 +0900
From: "Akinobu TANI" <>
Reply-To:
To: "lex List Member" <>

村田先生

いろいろご教示戴きまして、ありがとうございます。

> (谷から)
> JACET4000語についてご教示ください。
> 1993年の初版以来、改訂などはあったのでしょうか。
>
> (村田先生から)
> きつい質問が出ました.汗が出ます.
> その後改訂はありません.
> 1993年というとまあまあの形に見えますが,実は 1983年の2版と
> 語彙の中身は変わりません.語彙表のバリエーションを作っただけ
> です.これだけでも何年もかけて最後は私一人でといった形でした.
> JACET教材委員会に語彙に関心のある人がいなくなってしまった
> わけです.そして私も教材研究会をやめました.

大変参考になりました。先生おひとりで語彙表のヴァリエーションを
お作りになられたそうですが、大変な労力と神経を使う大変な作業
だったことと存じます。その様な事とは存じ上げず、もしこちらに失礼な
表現などがございましたら、お許しください。

> 実はこの1983年の2版は 1981年の初版の改訂で,基本は Kucera
> (1967)とCarroll(1971)です.(この当時は2年で大改訂をやる力がわ
> れわれにあったのですねー.)

これから新しいものを作るとすれば、独自コーパスか、BNCなどのメガ
コーパス利用ということになるのでしょうか。

> この表をいろんな研究発表で使っていただくのは,まずいと思っています.
> JACETには私が乗り出しても改訂する力はないでしょう.

この『JACET基本語4000』はいろいろなところで、信頼され利用されている
事を考えると改訂がなされないのは残念なことですね。

> ひとつ推薦するとすれば,優れた「北大語彙表」があります.(今現物が見
> つかりませんで,北大の園田勝英先生にお答えいただけるとありがたいで
> すね.)
> もう一つあげるとすれば,先日も質問のあった,竹蓋幸生先生の
> 「キーワード5000」でしょうか.

園田先生からも早速レスを戴いておりますので、ダウンロードして参考に
させていただきたいと存じます。

竹蓋先生の「キーワード5000」については、900万語が誤植でないのは
村田先生からのメールで分かりましたが、第2版で、もし、131万語の
コーパスだけに基づいているのであれば、3000語以降の頻度は信頼性
に欠けることになるだろうと、感じています。同じくらいのサイズのコーパス
で作業をして、それは感じております。ただ、竹蓋先生のばあい、第1版
の結果を利用されれば、当然その様な心配はなかったということになります。

語彙リストの作成というのは、手作業が多く大変な作業だというのは
やってみないとわからないことですね。

村田先生、これからもどうぞご指導・ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。

==================================
武庫川女子大学文学部英米文学科
Akinobu Tani (谷 明信)
663-8137 西宮市池開町6-46
TEL: 0798-47-1212(代)
==================================



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {02}
Date: Tue, 13 Oct 1998 14:30:10 +0900

Date: Tue, 13 Oct 1998 14:16:29 +0900
From: "Akinobu TANI" <>
Reply-To:
To: "lex List Member" <>

園田先生

「北大語彙表」と『大学生用英語語彙表のための基礎的研究』についての
貴重な情報どうもありがとうございました。

参考にさせていただきます。

==================================
武庫川女子大学文学部英米文学科
Akinobu Tani (谷 明信)
663-8137 西宮市池開町6-46
TEL: 0798-47-1212(代)
==================================


From:
Subject: [lex] RE: [lex] プロシード英 {01}和のキ
Date: Wed, 14 Oct 1998 14:08:28 +0900

『言語行動の研究』のバックナンバー

村田 年です.
表記の研究誌,まだ少数在庫があるそうですので,希望の方は次のやり方で
申し込んで下さい.

村田先生

土肥です。

Minoru MURATA <> wrote:
> 『言語行動の研究』のバックナンバーを手に入れるにはどうすればいいか,との
> 質問が村田宛にきています.教えて下さい.

このメールは問い合わせられた方に転送していただいて結構です。

私は『言語行動の研究』を発行しておりました千葉大学英語学・言語行動研究会
の事務局員でしたので、私宛てにご請求いただけば、残部があるものについては
バックナンバーをお送りできます。バックナンバーがないものについては、頁数
を限定していただけばコピーしてお送りすることができるかもしれません。

請求方法:
『言語行動の研究』の第何号のどの論文(またはどの頁)が必要かを明記の上
返信用封筒(B5サイズ以上)に住所氏名を記入してお送りください(郵送料
が未確定ですので切手は後でお送りいただけば結構です)。

請求先:
〒263−8522
千葉市稲毛区弥生町1−33
千葉大学外国語センター
土肥 充
043−290−3745

Mitsuru DOI <>



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {01}
Date: Wed, 14 Oct 1998 14:09:00 +0900

園田先生

 赤瀬川史朗@赤瀬川翻訳事務所です。

> (2) 冊子版は実費で学生に配布されていましたが、現在は品切で、増刷の予定
> はありません。Online版は下記のページで入手できます。
> http://icarus.ilcs.hokudai.ac.jp/jyugyo/hv.html

 アクセスしてみましたが、URLが変更されているのでしょうか、ページが見つか
りません。語彙表を拝見したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

赤瀬川史朗(Shiro AKASEGAWA)



From:
Subject: [lex] プロシード英和のキ {01}ーワード 50
Date: Wed, 14 Oct 1998 14:09:27 +0900

      「キーワード5000」について

村田 年です.
表記について竹蓋先生の回答が届きましたので,掲載させていただきます.

Takefuta <> さんのメッセージを転送します:
村田先生

竹蓋です。
ご返事遅くなって申し訳ありません。

語彙リストの発展には、「量的拡大」と「質的発展」とがあると私どもは考えておりま
す。量的拡大はあるに越したことはないのですが、それが全てでないことはどの分野の
事業でも理解されていることと思います。第2版は、質的発展の結果であるということ
です。
キーワード5000の第1版では、他の研究者たちが収集した語彙リストをまとめる形
で、量的には比較的大きなものにしましたが、第2版では、それを千葉大学で日本にお
ける英語教育の目標を定義した上で、その目的にかなう素材の中の語彙をオリジナルな
リストとしたというこ・ニです。

第1版のキーワードがどのように作成されたかについては、福武書店(現在:ベネッセ
コーポレーション)の『プロシード英和辞典(初版)』に、ある程度、解説されており
ます。第2版のキーワードについても、ベネッセの『ニュープロシード英和辞典』に簡
単な解説が載っており・ワすが、こちらは私の原稿を内容を知らない社員が大幅に書き
換えてしま
ったもので、無視していただきたいと思います。ただし、第1版、第2版、両者のキー
ワードの開発過程については、すべて私どもで公刊しております、『言語行動の研究』
の第1号から第5号までに詳説してありますので、興味がおありでしたらお読みくださ
い。

質問をして下さった武庫川女子大学の谷 明信先生には、『言語行動の研究』(第1〜

号)を、お送りしましょうか。お伺い致します。

>
> 質問:
> なぜコーパスサイズが初版から2版で、900万語から131万語に減っているのか?も
> し、ミスプリントでないのであれば、このように大幅にコーパスサイズを減少せざ
> るおえなかった理由は何なのか?また、900万語が間違いでないとすれば、なぜ、コ
> ーパスについての説明をしていないのか?
>
> どうぞ、上記の件、ご教示のほど宜しくお願い申しあげます。
>
> ==================================
> 武庫川女子大学英米文学科
> Akinobu Tani (谷 明信)
>
> 663-8137 西宮市池開町6-46
> TEL: 0798-47-1212(代)
> ==================================

…………………………………………………………………………………
竹蓋 幸生 (Yukio TAKEFUTA)
千葉大学 教育学部英語科/大学院自然科学研究科
Office (Tel) 043-290-2679 (Fax) 043-290-2679
Home (Tel) 043-253-5244 (Fax) 043-287-2523
E-mail : /
Homepage: http://www.e.chiba-u.ac.jp/~takefuta/tsaca.html
…………………………………………………………………………………



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {02}
Date: Wed, 14 Oct 1998 14:41:36 +0900

赤瀬川史朗 先生、メンバーの皆様

園田@北大です。まちがっていました。赤瀬川先生、どうもご指摘ありがとう
ございます。北大語彙表の online 版があるページはつぎのところです。

http://icarus.ilcs.hokudai.ac.jp/jugyo/hv.html

....ac.jp/j の後の y が余計でした。ご迷惑をお掛けし、お詫び致します。

From: Shiro AKASEGAWA <>
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {01}
Date: Wed, 14 Oct 1998 13:56:30 +0900 (JST)
Message-ID: <>

>  赤瀬川史朗@赤瀬川翻訳事務所です。
>
> > (2) 冊子版は実費で学生に配布されていましたが、現在は品切で、増刷の予定
> > はありません。Online版は下記のページで入手できます。
> > http://icarus.ilcs.hokudai.ac.jp/jyugyo/hv.html
>
>  アクセスしてみましたが、URLが変更されているのでしょうか、ページが見つか
> りません。語彙表を拝見したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

園田勝英 (Sonoda Katsuhide)
北海道大学言語文化部, 〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目
FAX 011-736-2861(園田宛明記)



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {01}
Date: Wed, 14 Oct 1998 16:58:11 +0900

谷先生、園田先生

 赤瀬川@赤瀬川翻訳事務所です。

 早速のご回答、感謝いたします。さきほど、無事ダウンロードしました。

 現在、コーパスを利用した語彙研究を考えていますので、参考にさせていただ
きたいと思います。ありがとうございました。

赤瀬川史朗(Shiro AKASEGAWA)



From:
Subject: [lex] [lex] プロシード英和のキーワード
Date: Wed, 14 Oct 1998 17:05:58 +0900

竹蓋先生・村田先生

竹蓋先生、お忙しい中ご丁寧なご回答を頂きありがとうございました。
また、村田先生には竹蓋先生のご回答をのせていただきありがとう
ございました。

『言語行動の研究』を参考にさせていただきたいと存じます。

-------------------------------------
武庫川女子大学文学部英米文学科講師
谷 明信(Akinobu TANI)

663−8558西宮市池開町6−46
TEL 0798−47−1212(代表)
-------------------------------------



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {05}
Date: Wed, 14 Oct 1998 17:07:45 +0900

東海林@バーミンガムです。

加藤先生、コメントありがとうございました。

(山田和男先生:)
> (だから,なんでもかんでも語彙をふやそうとすることは必要でないばかり
> か,時にはかえってよくない結果を産む.推理小説を読むときも,このこと
> は充分頭に入れておかなければならない).

基本的に、「語彙をふやそうとすること」を「必要でない」と断言するのはレト
リックにしてもちょっと強すぎるように感じてしまいました。
「受信」・「発信」と分けて考えた場合、前者に関しては語彙力が大きくものを
言ってくることは否定できないと思います。前回のメールの繰り返しになります
が、「発信」の際のwhere/when (not) to useをきちんと理解することこそ、重
要なのではないでしょうか。
その他の点に関しては、山田先生のお言葉には、重みがあり、共感できる点が多
いと思います。

(加藤和男先生:)
> しかし,気になることがないでもありません.かつて北米の学生たちに初
> 級の日本語を教えて感じたことの一つは「使わないものをおぼえてもしよう
> がない」という強い pragmatism でした.かれらのほとんどは「橋,端,箸」
> のアクセントの対立には関心を示しませんでした.どうせ使い分けることは
> できないから,というのがその理由です.idiom にも似たようなところがあ
> ります.
> 我々が kick the bucket という表現を覚えても,使う機会はほとんどない
> でしょう.(受信のためには覚えておいたほうがいいことは確かですが.)

バーミンガム大の授業では、あくまでもacademic writingにはidiomを避けるよ
うに、という注意がされたのであって、「それを覚える必要がない」ということ
は言われませんでした(むしろこちらの学風ではidiomは大いに研究対象になっ
ています。一例を挙げると、COBUILDの残ったスタッフの一人、Rosamund Moon女
史のPhD論文が、Fixed Expressions and Idioms in English: A Corpus-Based
Approachという書名で今年OUPから出版されました)。

Where/when (not) to use IDIOMSという点は、Longman Idiom Dictionary (LID)
では次の2つの方法で表されています。
1.以下のレーベル
(especially) AmE/BrE, SPOKEN, OLD-FASHIONED, SLANG, TABOO
2.定義の後の注記(◆の後に大文字で)
(例1)iron out the kinks/wrinkles(定義省略)
◆OFTEN USED IN BUSINESS AND POLITICS
(例2)hop/jump to it(定義省略)
◆OFTEN USED BY ADULTS SPEAKING TO CHILDREN

何人かのスタッフがLIDと共通しているEssential Activatorでは、SPOKENの項に
は全て吹き出しマークの重複表示をすることによって、視覚的に非常に目立つよ
うにしていましたが、LIDではこの方法は採用されませんでした。
Essential Activatorの方法を気に入っていただけに少し残念です。

長文失礼致しました。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {02}
Date: Wed, 14 Oct 1998 17:07:58 +0900

赤瀬川さん

私も試しましたが、北大語彙表のURLは、
http://icarus.ilcs.hokudai.ac.jp/jugyo/hv.html
で、ダウンロードさせていただきました。

-------------------------------------
武庫川女子大学文学部英米文学科講師
谷 明信(Akinobu TANI)

663−8558西宮市池開町6−46
TEL 0798−47−1212(代表)
-------------------------------------



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {06}
Date: Wed, 14 Oct 1998 19:05:20 +0900

東海林先生:

加藤@岩手医大です.

Hiroshi Shoji wrote:
>
> バーミンガム大の授業では、あくまでもacademic writingにはidiomを避けるよ
> うに、という注意がされたのであって、「それを覚える必要がない」ということ
> はセわれませんでした(むしろこちらの学風ではidiomは大いに研究対象になっ
> ています。一例を挙げると、COBUILDの残ったスタッフの一人、Rosamund Moon女
> 史のPhD論文が、Fixed Expressions and Idioms in English: A Corpus-Based
> Approachという書名で今年OUPから出版されました)。
>
(加藤和男)
ことばが足りなくて誤解を招いたかもしれないようなので,一言させてくださ
い.私は個人的には連語や idiom にはかなり興味・関心を持っております.
Rosamund Moon の Fixed Expressions and Idioms in English: A Corpus-
Based Approach も購入してあります.(例によって「積ん読」にはなっていま
すが.)
ただ,一人の外国語学習者として考えると,この前のメールに書いたように,
投下エネルギーに比して見返りの少ないこと ("diminishing returns") をやっ
ているのかなという気持ちにさせられることがあるということを言いたかった
ので,「それ(idiom)を覚える必要がない」という極論をしたつもりはありま
せんでした.ただ,有限な時間とエネルギーを外国語の習得に使う場合,どん
な idiom にどんな風に挑戦するのが賢いのかなと考えさせられる,ということ
です.もう残された時間があまりなくなってからこんなことを考えるのは,何
とかの後思案かもしれません.
初級日本語を学ぶ北米の学生の「使えないものはおぼえてもしようがない」
という pragmatism は,「なにを生意気な」という気もしたのですが,それが
自分に使えるものかどうかを考えずにがむしゃらに英語を吸収しようとしてき
た私には新鮮な驚きでした.

どうも失礼しました.



From:
Subject: [lex] Longman Idiom Dictionary {07}
Date: Thu, 15 Oct 1998 06:23:16 +0900

東海林@バーミンガムです。

加藤先生:

> ただ,一人の外国語学習者として考えると,この前のメールに書いたよう
> に,投下エネルギーに比して見返りの少ないこと ("diminishing returns")
> をやっているのかなという気持ちにさせられることがあるということを言
> いたかったので,「それ(idiom)を覚える必要がない」という極論をした
> つもりはありませんでした.ただ,有限な時間とエネルギーを外国語の習得
> に使う場合,どんな idiom にどんな風に挑戦するのが賢いのかなと考えさ
> せられる,ということです.

いつもながら、私の読解力・文章力不足で、御迷惑をおかけして申し訳ございま
せん。
先生のお書きになっている「有限な時間とエネルギーを外国語の習得に使う場
合,どんな idiom にどんな風に挑戦するのが賢いのかな」という部分こそが、
私自身もLongman Idiom Dictionaryを手にして、また、Academic Writingの授業
を受けて感じたことでした。

> 初級日本語を学ぶ北米の学生の「使えないものはおぼえてもしようがない」
> という pragmatism は,「なにを生意気な」という気もしたのですが,それ
> が自分に使えるものかどうかを考えずにがむしゃらに英語を吸収しようとし
> てきた私には新鮮な驚きでした.

私自身は、pragmatismとがむしゃらに英語を吸収しようとする姿勢との間で揺れ
続けてきた感があります。
これは教える場合にも言えることで、「何をどこまで教えるか」ということには
いつも悩んでいます。
辞書の場合も、限られたスペースの中で、「何をどこまで記述するか」というこ
とは永遠の課題なのかなと思います。(一見、電子辞書全盛時代になるとこの問
題は解決されるように思えますが、一画面に表示できる情報量が限られる以上、
似たような問題は残ります。)

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {02}
Date: Thu, 15 Oct 1998 22:44:19 +0900

村田先生

岡山の鷹家秀史です。

>(5) 英語の制限語彙表については、つぎの文献がおすすめです。この分野につ
>いて大変よい見通しが与えられています。
>
> 村田年「英語教育における語彙制限」、1997年、『言語文化論叢3号』、
> 千葉大学外国語センター
>
この本は、どうしたら手に入るでしょうか?是非読んでみたいものです。
//////////////////////////////////////////////
岡山朝日高校英語科
鷹 家 秀 史
e-mail:
Homepage: http://www1.harenet.or.jp/personal/takaie
/////////////////////////////////////////////
>

>
>園田勝英 (Sonoda Katsuhide)
>北海道大学言語文化部, 〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目
> FAX 011-736-2861(園田宛明記)




From:
Subject: [lex] Prof Martin Harris's Lecture at Ko
Date: Sat, 17 Oct 1998 17:54:06 +0900

[Lecture Notice]

Centre for British Studies
Kobe City University of Foreign Studies
9-1, Gakuen-higashi-machi
Nishi-ku, Kobe 651-2187
Japan
Telephone/ Fax +81-78-794-8175
e-mail:

REMINDER

The Centre for British Studies, in conjunction with The Department of English
and
The British Council,

invites you to a lecture
by Professor Martin Harris
Vice-Chancellor, the University of Manchester

"When is a Verb Not a Verb"

Summary: Many of the verbs we use most frequently differ in interesting ways
from
the great majority of verbs in English. The talk explores some of these
differences and how they change through time and space.

on Monday 19th October at 2.30 pm

His lecture will be delivered in Audio-Visual Room 4 in the Kyodo Kenkyu
Building.

Professor Martin Harris is a specialist in Romance Linguistics and currently
Vice-Chancellor
of the University of Manchester. He read Modern Languages - French and
Spanish - at Queen's
College, Cambridge (of which he is now an Honorary Fellow) and received a PhD
in General
Linguistics (1968) from the School of Oriental and Studies, London (of which
he later became
a Crown-appointed Governor). He became a Lecturer in French and Linguistics
at the University
of Leicester in 1967, moving to Salford in l972 as Senior Lecturer. He was
appointed Professor
of Romance Linguistics in 1976 and subsequently Dean. His numerous
publications include
Romance Syntax: synchronic and diachronic perspectives (1976, University of
Salford), The
Evolution of French Syntax: a comparative approach ord Grammar (1978, Longman),

Historical
Development of Auxiliaries (co-edited with Paolo Ramat, 1987, Mouton), The
Romance Languages
(co-edited with Nigel Vincent, 1988, Croom Helm), and The Romance Languages
(co-edited with
Nigel Vincent, 1997, Routledge). He has also published a large number of
articles in
professional journals.

For further information, please contact the Centre for British Studies on
078-794-8175 on
Mondays (after 21st September) between 3.00 pm and 6.00pm.

-----------------------------------------------------------------------------

Centre for British Studies
Kobe City University of Foreign Studies
9-1, Gakuen-higashi-machi
Nishi-ku, Kobe 651-2187
Japan
Telephone/ Fax +81-78-794-8175
e-mail:

REMINDER

講演会のお知らせ

 神戸市外国語大学英国研究センターでは、英米学科と共催で、The British Council
の後援により、英国Manchester大学副学長の言語学者Professor Martin Harris氏をお
招きして講演会を開きます。公開講演ですので皆様奮ってご参加ください。

日時:10月19日 午後2時30分〜3時30分
場所: 神戸市外国語大学 共同研究棟1階 第4AV教室
講師: Professor Martin Harris
Vice-Chancellor, University of Manchester
題目: When is a Verb Not a Verb

Martin Harris 教授はSalford大学でRomance語学の教授を長く務められ、現在は
Manchester大学の副学長。専門はRomance語学、とくにフランス語、スペイン語の
統語論、意味論がご専門。主な著作:Romance Syntax: synchronic and diachronic
perspectives (1976, University of Salford), The Evolution of French Syntax:
a comparative approach ord Grammar (1978, Longman), Historical Development
of Auxiliaries (co-edited with Paolo Ramat, 1987, Mouton), The Romance
Languages (co-edited with Nigel Vincent, 1988, Croom Helm), The Romance
Languages (co-edited with Nigel Vincent, 1997, Routledge)

お問い合わせ:神戸市外国語大学英国研究センター Tel./Fax 078-794-8175

問い合わせは9月21日以降の月曜日午後3時から6時までの間にお願いいたします。
それ以外は留守番電話になります。Faxによる場合は常時受け付けます。

===========================================================================
Kensei Sugayama
Department of English
Kobe City University of Foreign Studies
9-1, Gakuen-higashi-machi
Nishi-ku, Kobe 651-2187
Japan
Telephone +81-78-794-8111 ext. 8159 Fax +81-78-792-9020
+81-78-794-8159 (direct)
e-mail: (home)
(home)
e-mail: (work)
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%



From:
Subject: [lex] Hokudai Vocabulary List {03}
Date: Sat, 17 Oct 1998 23:00:14 +0900

鷹家先生

村田 年です.
拙いものですがお送りします.



From:
Subject: [lex] 学生の方の書き込み歓迎 {01}
Date: Sun, 18 Oct 1998 09:43:35 +0900

Date: Sun, 18 Oct 1998 09:29:35 +0900
From: Nagayuki Inoue <>
Reply-To:
To: "lex List Member" <>

井上(島根大学)です。

秋の学会シーズンで,皆さんいっそうお忙しくお過ごしのことと思います。

私も昨日ある学会に行ってまいりましたが,そこでこの辞書学メーリングリスト
に関して,非常に有益なご意見をいただきましたのでご紹介します。

大学院生をはじめとする学生の方々に,ご自分の研究されている内容の一部でも
紹介していただき,登録していらっしゃる方々からご意見をいただきながら,そ
の後のご研究の発展に役立てていただければということです。学会発表などへつ
ながれば,理想的ですね。積極的なご参加とともに,あたたかいご支援をいただ
ければ幸いです。

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--



From:
Subject: [lex] 学生の方の書き込み歓迎 {01}{01}
Date: Sun, 18 Oct 1998 18:28:16 +0900

    RE:学生の方の書き込み歓迎{02}

村田 年(千葉大)です.
井上先生のおっしゃる通りですね.日本人の美徳も手伝って研究者を育
てるのが難しいのではないでしょうか.11月のワークショップも,
54件,56名の大きな発表会になりますが,この内こちらからの
全体的な呼びかけで申し込んできた人はわずかです.世話人の先生方の
個人的な誘いで申し込んでこられた方が大部分です.日本人の場合この
「個人的な誘い」というのが極めて重要です.「個人的な誘い」のうま
い先生が一家をなすということも昔はあったかと思われます.

そのような時代は過ぎたと了解してほしいのですが,現状はそうでも
ないですね.関西の場合は世話人を初め,中堅,年輩の先生方が熱心
に勧めてくれるので,若い先生,院生の方々の発表が多いのですが,
関東の方はまだそのようにはいっていません.岩崎研究会の名簿で
4,5人ずつ選んでは誘ったのですが,個人的に知り合いでない私では
無理な面もあり,効果はそれほどではありませんでした.

われわれのこのMLと辞書研で意識改革がなされ,もっと気楽に
自分の考えを皆さんにぶつけてみる雰囲気が作り出せないものかと
思っております.黙ってもくもくと紀要に書き続けるより,ずっと
考えも進むとおもうのですが,いかがでしょうか.

この書き込みもだれかが書いたら,数行でいいですから反応しあう
ようにしたいですね.



From:
Subject: [lex] 黙ってもくもくと紀要に書き続ける {
Date: Sun, 18 Oct 1998 23:55:20 +0900

村田先生が、
「黙ってもくもくと紀要に書き続けるより…」 研究発表を、
というおっしゃっていますので、応えて一言

誰だったか、
紀要の読者は1.5人 -- 1人は本人、あとの
0.5人は印刷屋さんの植字工、
と、うまいことを言っておりました.

その点、研究発表はありがたいですね.たとえ10人が
部屋に来てくれたとしても、専門的なこととしては十分な
人数に読んでもらったことになります.

ただ、残念なのは質疑応答が少ないことです.その点で
辞書研のワークショップは、「ワークショップ」という名のとおり
発表のあとは、話し合う質疑が10分続いてくれますように.

西村 公正 (関西外国語大学短期大学部)



From:
Subject: [lex] 00's? {01}
Date: Mon, 19 Oct 1998 17:05:54 +0900

佐賀の松本です。

90年代は "90's" では2010年までの10年間は何というのでしょうか。

また,辞書ではどの項を引けばその情報があるのでしょうか。

思いもかけぬ質問に困っています。



From:
Subject: [lex] RE: [lex] 黙ってもくもくと紀要 {01
Date: Tue, 20 Oct 1998 04:05:20 +0900

> 誰だったか、
> 紀要の読者は1.5人 -- 1人は本人、あとの
> 0.5人は印刷屋さんの植字工、
> と、うまいことを言っておりました.

参りました。
これは今年耳にしたジョークのベスト3にランクインされます。
Hiro Matsuzaki
American House Inc.

http://www.mine.ne.jp/wss/fm/program/sunday/sunday.htm



From:
Subject: [lex] 保守による {01}ML一時停止
Date: Tue, 20 Oct 1998 09:46:53 +0900

井上(島根大学)です。

島根大学学内ネットワークの一時停止により,下記の期間中辞書学MLが一時的に
使えなくなります。皆様にはご不便をおかけしますが,何とぞご理解ご協力のほ
どお願い申し上げます。

(日時)1998年10月28日(水)10:00〜15:30

なお,作業状況により作業終了時間が前後することも予想されます。

Nagayuki Inoue <>============================
<> Shimane University, Japan==============



From:
Subject: [lex] 00's? {02}
Date: Tue, 20 Oct 1998 17:54:46 +0900

この件はこの2,3年内の『英語教育』Q.B. で取り上げていたと思った
のですが、手もとの目次録を検索しても出てきません。

>90年代は "90's" では2010年までの10年間は何というのでしょうか。
  『英語語法大事典第3集』 p.726 に
Q.「 … 1900-9年…はどのように読んだらよいか。…」
      A 「1900 - 9年…は 'first decade of the twentieth century'.…
       と読めばいいでしょう。」

とあります。

西村 公正


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