【辞書学メーリングリストログ】 →ログメニューへ

1999年2月 (1日〜10日)


From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] 語の初出年代を調べる {02} {01}
Date: Mon, 1 Feb 1999 00:25:14 +0900

千葉の井上昇です。

> 埼玉の杉本さんの一文について。

>
淮陰生子のいわゆる、国語辞書編集の歴史的実証の欠如、という点については、そ
うであろうとしか、私にはいいようがありません。が、すくなくとも、現在の国語
辞典にはつぎがいえるとおもいます。

1
科学的精神の欠如。すなわち、ことばの分類、比較の記述が為されていないこと(
同義語、同意語、反意語を蒐集した辞書がないこと)  ただし、講談社日本語大
辞典はいくぶん、この傾向を免れている。
2 使用者に対するサービス精神の欠如
ふつうの使用者にとって必要なのは、初出年度よりも新語および廃語一覧など、現
代における使用頻度表示(Collins英英辞典にあるようなもの)、数年ごとの改版、
引きやすい分冊化

語数を追加して、50音順に並べるのはコンピュータの仕事であり、人間の仕事では
ありません。そして、50音順にならべたものは、誰も読みません。たまに引くこと
はあっても。大野晋「日本語練習帳」によれば、大江健三郎や、井上ひさし氏は国
語辞典を読んで何冊もつぶしているということですが、職業作家ならば当然でしょ
う。非専門家にも読まずにおれないものを使用して欲しい。非専門家が50音順に並
べられただけで何の工夫もない(何十年間も全く進展なし!)現在の辞書をどうし
て読めますか?通常の大人ならば、まるっきり意味の分からないことばなど、年に
1,2回出会うかどうかです。それより、類義語と比較して、何故その語ではなく
てはならないか、という確認をすることがはるかに重要であり、これは現在の50音
順排列ではまったく不可能です。せっかく集めた言葉も、だれからも省みられず、
次回の改訂を迎える、というのが大部分の辞書のライフサイクルではないでしょう
か。

あることばの意味は、類義語と比較しなければ明確になりません。そして相互の比
較、分類こそコンピュータでは不可能な、まさに人間業であり、言葉の分類は、す
なわち科学です。昔から要望があるのに全く応じようとしない、現在の辞書出版社
に期待するのは無理であり、公的機関で立ち上げオンライン化し誰からも使用でき
るようにすべきではないでしょうか?分野別、品詞別、分野別用語、意義、用例を
ただちに(無料)検索でき、使用者がカスタム化した辞書をもてることになれば、
ボキャ貧の解消にも大いに寄与するのではないでしょうか。さらに、講談社日本語
大辞典でおこなっているように英語をつけくわえておくか、英語辞書とリンクさせ
ればほぼ理想に近いと思います。

夢でしょうか。



From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] 新潮英和 {02} {01}
Date: Mon, 1 Feb 1999 00:38:45 +0900

井上昇です
杉本さん、柳瀬英和の出版情報ありがとうございました。

今世紀中ということは、2000年末までには、ということですか。
氏の奮闘ぶりを読むと、まさかJoyce語でかかれているんではないだろうな。。。。
まちどおしいような、しかし、これが出版されると、しばらく仕事が手に着かない
のでは。。。と怖くなったり。。。



From: Atsuhiro Kato <>
Subject: [lex] ロングマンからの返事 {01}
Date: Mon, 01 Feb 1999 02:06:33 +0900

Longman Active Study Dictionary. 3rd edition. の 'Classroom'のフル
カラーページでいくつか間違いを見つけたのでそのことでロングマンにメ
ールを打っておいたのですがその返事がきました。

そのメールの中で、以前話題になっていた diary / agenda についても質
問しておいたのですが、返事の中ではそれについても回答していただいて
います。

Senior Production Editor の Alison Steadman から次のようなメールを
いただきました。

Thank you for your e-mail concerning mistakes on the colour page
'Classroom'.

We are aware of these small errors, which have been corrected in a
later printing. The item in the picture labelled 'diary BrE/ agenda
AmE is correct, as what we in the UK call a diary (a plan of weekly
appointments etc) is called an agenda in the US.

Thank you for taking the trouble to write to us,

With best wishes,


Alison Steadman
Senior Production Editor
Longman Dictionaries

ロングマンに対してより親しみを持つようになりました。

でも、辞書学メーリングリストに入っていなければ出版社にメールを送ろうとも
思わなかったでしょうし、そもそも Active Study 3 を買っていなかったでしょ
う。井上先生に感謝しています。

--------------------------------------------------------------------------------
Atsuhiro Kato [ ]
Department of English, Faculty of Education, Shimane University



From: "Hiroshi Shoji" <>
Subject: [lex] Re dictionary database {07}
Date: Sun, 31 Jan 1999 23:03:03 -0000

東海林@バーミンガムです。

私の「願望」である、辞書データベースに関しての皆様のコメントに感謝致しま
す。

Lexicon様:

> そこで提案ですが、まず、東海林先生のおっしゃるような、基本的なデータ
> ばかりのページを制作し、そこから該当の投稿へひとつひとつリンクを張っ
> てはどうでしょうか。そうすれば、リンクである以上、著作権の問題は全く
> なくなるわけです。

実は私も全く同じことを考えておりました。現在試作中のCSV形式の書誌情報
データベースを、HTML形式にしてハイパーリンクを付ける作業自体は私一人でも
十分に可能だと思っております。(ある程度の時間をいただきたいですが。)

もっとも、書誌情報のみのCSVデータベースにもそれなりの有効性があると思っ
ています。ダイアルアップ環境の方でも、一度ダウンロードしていただければ、
電話代(+アクセス料金)を気にせずにハードディスク上のデータからの検索が
できるわけです。

CSV形式の利点としては、Excelなどの表計算ソフトで簡単に読み込めることに加
えて、対応しているフリーウェアやシェアウェアのデータベースソフトが比較的
簡単に手に入ることもあります。

> ただし、これを実現させるには、すべての投稿に通し番号を付け、過去ログ
> のHTMLを少々変更する必要があります。

このあたりが懸案でしょうか。既にこのメーリングリストのために大変御苦労さ
れている井上先生や松本先生に、これ以上の御苦労をおかけするのは大変申し訳
なく思います。もともと私の「願望」から始まったことですし、それにより御負
担はおかけしたくないと考えております。

> リンク使用の利点としては、出版社やオンライン書店のページに直接リンク
> を張れることの他、新規投稿へも、リンクをひとつ増やすことで迅速に対応
> できることがあります。難点としては、何と言っても、全ての投稿に通し番
> 号を付ける煩わしさでしょうか。

出版社へのリンクということは考えておりませんでしたが、大変いいアイディア
だと思います。むしろ投稿へのリンクよりも先に実現できる可能性大ですね。

現在は書誌情報のみのデータならば著作権の問題は生じないと自分で勝手に解釈
して、個人でCSVデータベースを作成中なのですが、それを公開することに関し
ての井上先生の御見解を再度お伺いしたいと存じます。メリットとしては、上記
のように、一括ダウンロード→ハードディスク上での使用が可能になること、扱
えるソフトウェアの数が多いことが挙げられるわけです。(もちろん、どのくら
いの頻度になるかはわかりませんが、バージョンアップもしていきたいと考えて
おります。)

独断先行のようで申し訳ありません。管理者の井上先生が問題ありと判断される
としたら、公開はあきらめ、個人利用に留めたいと思っております。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] Re dictionary database {08}
Date: Mon, 01 Feb 1999 09:50:18 +0900

井上(島根大学)です。

まずは,LEXICON様。

> そこで提案ですが、まず、東海林先生のおっしゃるような、基本的なデータ
> ばかりのページを制作し、そこから該当の投稿へひとつひとつリンクを張っ
> てはどうでしょうか。そうすれば、リンクである以上、著作権の問題は全く
> なくなるわけです。
〔以下略〕

具体的なご指示をありがとうございました,もの分かりが悪くて,やっと飲み込
めてきました。(^_^;)

東海林先生。

> 実は私も全く同じことを考えておりました。現在試作中のCSV形式の書誌情報
> データベースを、HTML形式にしてハイパーリンクを付ける作業自体は私一人でも
> 十分に可能だと思っております。(ある程度の時間をいただきたいですが。)
〔途中略〕
> このあたりが懸案でしょうか。既にこのメーリングリストのために大変御苦労さ
> れている井上先生や松本先生に、これ以上の御苦労をおかけするのは大変申し訳
> なく思います。もともと私の「願望」から始まったことですし、それにより御負
> 担はおかけしたくないと考えております。
〔途中略〕
> 現在は書誌情報のみのデータならば著作権の問題は生じないと自分で勝手に解釈
> して、個人でCSVデータベースを作成中なのですが、それを公開することに関し
> ての井上先生の御見解を再度お伺いしたいと存じます。メリットとしては、上記
> のように、一括ダウンロード→ハードディスク上での使用が可能になること、扱
> えるソフトウェアの数が多いことが挙げられるわけです。(もちろん、どのくら
> いの頻度になるかはわかりませんが、バージョンアップもしていきたいと考えて
> おります。)

●書誌データのみのCSVファイルについて
 これについては,まあ,問題はないのかとは存じますが,一応ここに参加して
おられる方々の投稿によるものですので,特定期間を設けて,投稿者の方々から
ご意見をいただきたいと存じます。

ただ,その前に公開する場合の条件も明らかにしておいていただければと存じま
す。東海林先生は具体的にどのような場所をお考えでしょうか。

現在,項目別ログは松本先生にお願いしておりますが,私のサーバーにデータは
おいてあります。これは,著作権も絡んで,私のサーバーからは出さない方がい
いという判断からです。ただ,書誌データのみということになると,また,事情
は違ってくるかもしれません。東海林先生がご自分で管理できるサーバーがおあ
りなら,そちらにおいて,リンクさえ張ってあればいいということになるかもし
れません。もちろん,私のところにおいていただいてもけっこうです。(^_^)

また,これは松本先生にも断ってあることですが,もしなにかの理由で私がメー
リングリストを閉鎖する場合は,とりあえず松本先生のつくられた項目別ページ
も閉鎖ということになります。もっとも,その際はまた皆さんのご同意を得なが
ら,どなたかに引き継いでいただくということは可能かもしれません。

以上につきまして,東海林先生のお考えをうかがえれば幸いです。

●コメント付き書誌データベースについて
 こちらにつきましては,上にも述べましたように,著作権の関係で私のサーバー
で一括管理しておくのがよいと考えます。
 大変な作業ですので〔といっても,新刊・既刊辞書案内だけに限ればそうでも
ないかもしれませんね>松本先生(^_^;)〕,ボランティアでやっていただける方
も複数の方がいいかもしれません。ただ,書式の統一のこともありますから,ど
なたかに書式を決めていただいて,後はその書式にしたがってゆくという方法で
どうでしょうか。どなたかお願いできる方はいらっしゃいますでしょうか。〔>
特に,LEXICON様?(^_^;)〕

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--



From: Hirosada IWASAKI <>
Subject: [lex] 日本語のキャプションとダウ {01}ンロードは?
Date: Mon, 01 Feb 1999 14:11:39 +0900

日本語のキャプションデータについてお聞きします。

英語では、映画やTV番組にキャプションデータ(CCマーク表示あり)があり、
それを decoderにて、パソコンに落とすことも可能です。

その点、日本語はどうなのかということを専修大の佐藤弘明さん(英語のキャプ
ションコーパスでは世界一か?)に聞いていたのですが、日本語では文字放送の
利用になるのではないか、という示唆をもらいました。そこで、改めて、以下の
ような点をお聞きしたいのです。

(1)日本語字幕が(焼き付けではなく)クローズドキャプション(CC)にな
っているビデオ/LDはあるのでしょうか?(→あればパソコンに落とせるはず)
(2)放送で使われる文字放送は、CCとは記録方式が別物なのでしょうか?
(3)字幕放送を、パソコンにダウンロードするdecoderは発売されているのでしょ
うか?(CCと同じなら、CC用のdecoderが使えるのでしょうが)

英語では比較的容易に出来るキャプションのデータベースが、日本語になるとわ
からないことだらけです。ということで、ご存知の方がいらっしゃいましたら、
お教え下さい。

磐崎弘貞

=============================================================
Hirosada IWASAKI
OFFICE: University of Tsukuba, Foreign Language Center
Tennodai 1-1-1, Tsukuba-shi, Ibaraki 305-8577 Japan
(TEL: +81-(0)298-53-4189/2430, FAX:+81-(0)298-53-6616)
E-mail:

=============================================================



From: "Asako Mizuno" <>
Subject: [lex] 日本語のキャプションとダウ {01}{01} ンロードは?
Date: Mon, 01 Feb 1999 17:26:32 +0900

Hirosada IWASAKI wrote:
> (1)日本語字幕が(トき付けではなく)クローズドキャプション(CC)にな
> っているビデオ/LDはあるのでしょうか?(→あればパソコンに落とせるはず)
CCI対応のビデオが日本語字幕も出るのではないでしょうか?

http://www.novac.co.jp/soft/cci/cci.htm
キャプションデコーダーのカタログにも日本語字幕対応というものを見掛けるの
で、製品としては出ていると思います。

> (3)字幕放送を、パソコンにダウンロードするdecoderは発売されているのでしょ
> うか?(CCと同じなら、CC用のdecoderが使えるのでしょうが)

技術的なことは全然分かりませんが、文字放送ニュースを自動キーワード分類保
存する「ニュースキャッチャー」機能付きパソコンというものがあるので、放送
側は対応しているような気はします。
http://town.hi-ho.ne.jp/p_info/homepcst/product/news/cf200pdx.htm

***************************************
有限会社サグラーシェ 水野麻子

特許翻訳の世界
http://www.monjunet.ne.jp/PT/
インターネットプログラミング講座
http://www.monjunet.ne.jp/IPG/



From: kazuo kato <>
Subject: [lex] 辞書製作と匿名性 {01}
Date: Mon, 01 Feb 1999 18:31:07 +0900

加藤@岩手医大です.

標題の件がここでは話題になったことがないような気がするので,書いてみま
す.ジョンソン博士の辞書や斎藤秀三郎の英和/和英辞典は個人の著作という
感じがしますが,最近の辞書は合作で,表紙裏あたりに執筆者や校閲者の名前
は出ますが,個々の執筆者・校閲者・編者が具体的にその辞書にどのような貢
献をしたかはわからない仕組みになっています.
これは,百科事典とは対照的です.百科事典では記事の後に執筆者の名前が
出るのが普通です.この違いが製品に反映することがあるのか,あるとすれば,
どのような影響があるのか,また,そもそも匿名性が何か問題を起こすことが
あるのか,といったことが前から気になっていました.

ジョンソン博士の辞書のように,個性的な,個人の刻印がはっきり読み取れ
る辞典が今でもないわけではありません.例えば,『最新ビジネス・技術実用
英語辞典―英和・和英―』(海野文男/海野和子=共編)(日外アソシエーツ,
1994)[ISBN 4-8169-1211-8]です.これは「技術分野とビジネス分野を一つに
した実用辞典」で,「同じ用例が英和からも和英からも直接引ける」面白い辞
書です.一般の英和・和英辞典として使うのは少し問題かもしれませんが,私
はこれが二人の個人の作品であることに興味を引かれます.

また,『最新医学大辞典』(医歯薬出版,1987)[ISBN 4-263-20420-4] は
執筆者600余人,収録語数約40,000という合作の医学用語辞典ですが,
それぞれの記事の最後に上付きの番号があり,その番号が執筆者の番号になっ
ていて,文責が明らかになっております.一般の英和辞典でももしこのような
やり方を採れば,いつか迫村先生がこの欄で指摘されたような,英和辞典の例
文の誤訳の数も減るかもしれない,などと考えてみたりするのですが,いかが
でしょうか?「過激な」発言でしょうか?



From: SATO Hiroaki <>
Subject: [lex] 日本語のキャプションとダウ {01}{01}{01} ンロードは?
Date: Mon, 01 Feb 1999 19:46:14 +0900

専修大学の佐藤弘明です。

Asako Mizuno wrote:

> Hirosada IWASAKI wrote:
> > (1)日本語字幕が(トき付けではなく)クローズドキャプション(CC)にな
> > っているビデオ/LDはあるのでしょうか?(→あればパソコンに落とせるはず)
> CCI対応のビデオが日本語字幕も出るのではないでしょうか?
>
> http://www.novac.co.jp/soft/cci/cci.htm

なるほど。このソフトを作っている会社が詳しい情報を持っていそうですね。

日本語と英語の字幕データがパソコンで利用できれば、音声・映像付きのバイリンガル

コーパスが作れるので、面白い研究ができそうです。日本語の字幕放送のデータだけで

自動的に収集できれば、最初に「ナウい」という言葉が使われたテレビ番組を検索して

音声・映像をみることも可能となるでしょう。

> > (3)字幕放送を、パソコンにダウンロードするdecoderは発売されているのでしょ
> > うか?(CCと同じなら、CC用のdecoderが使えるのでしょうが)
>
> 技術的なことは全然分かりませんが、文字放送ニュースを自動キーワード分類保
> 存する「ニュースキャッチャー」機能付きパソコンというものがあるので、放送
> 側は対応しているような気はします。

文字放送と字幕放送は別物です。テレビの内容とは関係のない株価や天気予報を流すの

文字放送で、テレビの台詞と対応した字幕を流すのが字幕放送です。文字放送のデータ

パソコンのテキストデータに変換する機器はありますが、字幕放送の方はないと思いま
す。



From: "Asako Mizuno" <>
Subject: [lex] 日本語のキャプションとダウンロードは? {01}
Date: Mon, 01 Feb 1999 20:17:27 +0900

SATO Hiroaki wrote:
> 文字放送と字幕放送は別物です。テレビの内容とは関係のない株価や天気予報を流すのが
> 文字放送で、テレビの台詞と対応した字幕を流すのが字幕放送です。

耳が不自由な方々のためにNHKのドラマなどで台詞が文字になっている、あれの
ことですか?
I.O. Dataから出ている文字多重放送デコーダボードに、字幕放送対応と書かれ
ているものがあります。
http://www.iodata.co.jp/products/video/gvttxex.htm
これを使うと多重化されている字幕データがどのように処理されるのかは不明で
す。テキストデータとして保存できると書かれている内容がどこまでフォローし
ているか、文字放送のみなのかは表現が曖昧です。

あと、パナソニックのパソコンで文字多重・字幕放送対応というものもありま
す。
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn971022-1/jn9710
22-1.html
こちらも文字と画像を切り分けることができるのか、全部一緒なのかは分かりま
せん。

I.O. DATAはボードでは昔から有名どころのメーカーなので、期待できるとすれ
ばここから出るものでしょうか・・・。

***************************************
有限会社サグラーシェ 水野麻子

特許翻訳の世界
http://www.monjunet.ne.jp/PT/
インターネットプログラミング講座
http://www.monjunet.ne.jp/IPG/



From: Hirosada IWASAKI <>
Subject: [lex] 日本語のキャプシ {01}ョンとダウンロードは? {01}
Date: Tue, 02 Feb 1999 00:39:14 +0900

水野麻子さん、

> I.O. Dataから出ている文字多重放送デコーダボードに、字幕放送対応と書かれ
> ているものがあります。
> http://www.iodata.co.jp/products/video/gvttxex.htm

いくつか有益な情報をありがとうございます。意外なところに意外なものが、と
いう感じです。私自身もう少し調べてみます。

どうもありがとうございました。

磐崎弘貞

=============================================================
Hirosada IWASAKI
OFFICE: University of Tsukuba, Foreign Language Center
Tennodai 1-1-1, Tsukuba-shi, Ibaraki 305-8577 Japan
(TEL: +81-(0)298-53-4189/2430, FAX:+81-(0)298-53-6616)
E-mail:

=============================================================



From: "Hiroshi Shoji" <>
Subject: [lex] Re dictionary database {09}
Date: Mon, 1 Feb 1999 18:04:42 -0000

東海林@バーミンガムです。

井上先生:

> ●書誌データのみのCSVファイルについて
>  これについては,まあ,問題はないのかとは存じますが,一応ここに参加
> しておられる方々の投稿によるものですので,特定期間を設けて,投稿者の
> 方々からご意見をいただきたいと存じます。

その期間はいかほどにしたらよろしいでしょうか?

> ただ,その前に公開する場合の条件も明らかにしておいていただければと存
> じます。東海林先生は具体的にどのような場所をお考えでしょうか。
>
> 現在,項目別ログは松本先生にお願いしておりますが,私のサーバーにデー
> タはおいてあります。これは,著作権も絡んで,私のサーバーからは出さな
> い方がいいという判断からです。ただ,書誌データのみということになると,
> また,事情は違ってくるかもしれません。東海林先生がご自分で管理できる
> サーバーがおありなら,そちらにおいて,リンクさえ張ってあればいいとい
> うことになるかもしれません。もちろん,私のところにおいていただいても
> けっこうです。(^_^)

<公開場所>
私が(一部)管理できるサーバーは、勤務先の茨城キリスト教学園シオン短期大
学にありますが、辞書学メーリングリストの総本山(?!)である島根大学の
サーバーに置いていただけるのであれば、大変ありがたく思います(^_^)。私も
お粗末ながら個人のサイトを持っておりますので、そこからのリンクを貼らせて
いただけたら嬉しく思います。

<公開条件>
フリーデータとし、個人による変更・追加は自由とするつもりですが、変更・追
加後の再配布は認めないようにしたいと考えています。この点はドキュメント
ファイルに明記し、データとドキュメントファイルのセットで1アーカイブとし
てダウンロードできるようにできたらいいと思っております。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>


From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] Re dictionary database {10}
Date: Tue, 02 Feb 1999 06:27:52 +0900

東海林先生

> > ●書誌データのみのCSVファイルについて
> >  これについては,まあ,問題はないのかとは存じますが,一応ここに参加
> > しておられる方々の投稿によるものですので,特定期間を設けて,投稿者の
> > 方々からご意見をいただきたいと存じます。
>
> その期間はいかほどにしたらよろしいでしょうか?

五日間くらいでどうでしょうか。それで反対意見がなければ,東海林先生に公開
の準備をしていただくということでどうでしょう。

> <公開場所>
> 私が(一部)管理できるサーバーは、勤務先の茨城キリスト教学園シオン短期大
> 学にありますが、辞書学メーリングリストの総本山(?!)である島根大学の
> サーバーに置いていただけるのであれば、大変ありがたく思います(^_^)。私も
> お粗末ながら個人のサイトを持っておりますので、そこからのリンクを貼らせて
> いただけたら嬉しく思います。

ここの皆さんの同意が得られましたらの話ですが,こういうものは自分の手元に
あるのが最も管理しやすいでしょうから,東海林先生が帰国されて落ち着かれた
ら,お手元で管理した方がよいとお感じになるかもしれません。その際は,ご遠
慮なくおっしゃっていただければと存じます。

> <公開条件>
> フリーデータとし、個人による変更・追加は自由とするつもりですが、変更・追
> 加後の再配布は認めないようにしたいと考えています。この点はドキュメント
> ファイルに明記し、データとドキュメントファイルのセットで1アーカイブとし
> てダウンロードできるようにできたらいいと思っております。

「公開場所」が将来変更になる可能性に含みをもたせて,「公開条件」とともに
皆さんのご意見をうかがうということでよろしいでしょうか?>東海林先生

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] 辞書製作と匿名性 {01} {01}
Date: Tue, 2 Feb 1999 10:28:22 +0900

加藤様
匿名か、編者著者明記かは、その書物が
辞典かあるいは事典かによるとおもいます。端的に言えば、網羅性を重視し独創的
な解説を重視しないもの、後者はオリジナルな見解を含むもの(典型的には百科事
典)。もちろん、前者では内容上の理由の他、index数を多く詰め込まなければなら
ない辞典ではスペース上、執筆者を表記できないなどという実際上の理由もあるで
しょう。

英和辞書に限ると、実務用にはindex百万オーダは必須であり、紙版ではすでに対応
できません。また、個人で網羅的な辞書を編集する時代はとうに終わっていると思
います。ただし、既存の辞書にはない独創的な解説、新語の解説書(事典)は非常
に有益です。たとえば、最所フミ「亜米利加英語を読む辞典」(研究社)中村保夫
「日英類義語表現辞典」(三省堂)は後者であり(この両者とも私の語感からする
と辞典ではなく事典なのですが)、引くのではなく読むものです。

ちなみに、柳瀬氏のつぎの辞書も語数(3万?)からすると、引くより、通読するた
めの事典であるとわたしは考えています。

千葉・井上


From: OKAJIMA Akihiro <>
Subject: [lex] 字幕放送 {01}
Date: Tue, 2 Feb 1999 12:38:48 +0900

岡島と申します。

文字放送、特に字幕放送については、以前から関心を持っておりましたが、最初に購入
する時のリサーチ不足でデータ収集にはいたっておりません。

その顛末については、
http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/menicuita/files/9711.htm#07
ならびに、
http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_2/read.bbs?BBS_MSG_980420010627.html
に書いております。

関連箇所へリンクをはり、
このMLのログへもリンクを張らせて頂いておりますが、

横田萬や 文字放送と字幕放送
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/miskij/txt000.html

は、テキスト化については触れていないようですが、有用なサイトかと存じます。

---
岡島昭浩@福井大学教育学部国語科(〒910-8507)
mail
http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/


From: Atsuhiro Kato <>
Subject: [lex] ロングマンからの返事に関 {01}して
Date: Tue, 02 Feb 1999 13:06:36 +0900

"Kazunobu Minari" <> wrote:

>が,1つだけ気をつけてほしいことがあります。他人から来たメールは,送ってきた
>人に著作権があります。ですから,差出人の許可なしに公の場公開するのは注意した
>がいいと思います。(^_^;)

たしかにそうですね。注意が欠けていました。以後気を付けたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。

-----------------------------------------------------------------------------
---
Atsuhiro Kato [ ]
Department of English, Faculty of Education, Shimane University



From: "Hiroshi Shoji" <>
Subject: [lex] Re dictionary database {11}
Date: Tue, 2 Feb 1999 15:38:57 -0000

東海林@バーミンガムです。

井上先生、お世話になっておりますm(__)m。

<書誌データベースと著作権を巡る意見募集期間について>

> 五日間くらいでどうでしょうか。それで反対意見がなければ,東海林先生に
> 公開の準備をしていただくということでどうでしょう。

了解しました。御提案よりも少々長めですが、今週末(7日の日曜)あたりまで
お待ちします。(実は試作品を作るだけでも結構時間がかかっています
(^_^;))。

<公開場所・公開条件について>

> ここの皆さんの同意が得られましたらの話ですが,こういうものは自分の手
> 元にあるのが最も管理しやすいでしょうから,東海林先生が帰国されて落ち
> 着かれたら,お手元で管理した方がよいとお感じになるかもしれません。そ
> の際は,ご遠慮なくおっしゃっていただければと存じます。

お気遣いありがとうございます。ともかく一応の形までもっていくように努力
し、それから井上先生と具体的な公開場所に関して御相談したいと考えておりま
す。

> 「公開場所」が将来変更になる可能性に含みをもたせて,「公開条件」とと
> もに皆さんのご意見をうかがうということでよろしいでしょうか?>東海林
> 先生

了解しました。とりあえず同じく今週末までお待ちします。

<CSV形式についての補足説明>

「CSV形式」というデータ形式を御存知ない方のために、簡単な説明をします。
基本的にはテキストファイルで、WindowsのNotepadやMacintoshのSimpleTextの
ようなテキストエディタでも開くことができますし、もちろんWordのようなワー
プロソフトで開くこともできます。
Excelのような表計算ソフトで開くと、セル毎に1項目ずつ入るようになるの
で、セル幅を調節すれば、エディタやワープロソフトで開くよりも見栄えがよく
なります。
私がデータベース製作に使っているのはMCardDBというフリーソフトウエアで、
この種のソフトで開くと辞書データがそれぞれ1枚のカードのように表示され、
加えて検索もしやすくなります。
残念ながら、Microsoft Accessはこの形式に対応していませんが、上記のカード
型データベースで実用上は十分だと思います。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From: "Hiroshi Shoji" <>
Subject: [lex] ロングマンからの返事 {02}
Date: Tue, 2 Feb 1999 16:44:26 -0000

東海林@バーミンガムです。

Atsuhiro Katoさん:

> Longman Active Study Dictionary. 3rd edition. の 'Classroom'のフル
> カラーページでいくつか間違いを見つけたのでそのことでロングマンにメー
> ルを打っておいたのですがその返事がきました。
>
> そのメールの中で、以前話題になっていた diary / agenda についても質問
> しておいたのですが、返事の中ではそれについても回答していただいていま
> す。

辞書の内容自体が公開された情報ですから、それに関する質問に対する回答を公
開することにはそれほどの問題はないと私は思うのですが…

それはさておき、ロングマンの回答の中にあったdiary / agendaの件ですが、本
文のdiaryやagendaの項にその旨の記述がないのは依然として問題のように思い
ます。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From: Lexicon <>
Subject: [lex] DATE利用の整理コード {01}
Date: Tue, 2 Feb 99 23:15:03 -0800

LEXICONです。

辞書データベースもようやく現実化に向けて動き始めたようですが、
投稿ひとつひとつに整理番号を与えることの重要性を、改めて実感し
ています。

過去ログに手を加えるのは時間的あるいはその他の理由で不可能だと
しても、これから編集するログに番号を付けてリンクのターゲットを
確保していくのは、それほど困難ではないと察します。

私のような部外者に口を挟む資格がないのは十分承知しておりますが、
将来、投稿の整理番号が本当に必要だ、という時になって、過去数年
分の過去ログを書き換える労力を考えると、今のうちから始めておい
た方が賢明ではないでしょうか。

そこで方法論なのですが、例えば2月の最初の投稿を仮にNo.10001
とすれば、現在手付かずの過去ログのためにNo.1〜No.10000を確保
しておくことが出来ます。

しかし通し番号というのは結構面倒なもので、もっと機械的に処理す
る方法はないかと、いろいろと無い知恵を絞った結果が、このDAT
E利用の整理コードです。

投稿のヘッドの部分は例えば

From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] 日本語のキャプション {08}
Date: Mon, 01 Feb 1999 09:50:18 +0900

のようになっています。この中のDATEの部分はほぼユニークな情
報ですから(理論的には同分同秒の投稿というのも可能でしょうが)、
それをそのまま利用してしまおうと考えたわけです。Subjectの部分
もユニークといえばユニークですが2-byte文字が絡んでくるので避
けるべきでしょう。

結論を急げば、この場合、単に

<A name="Mon,01Feb199909:50:18+0900"></A>

というたった一行をHTML文書に挿入するだけで仕事は終わりです。
この方法ですと、この投稿は一体何番なのだ? と悩むこともなく、
ほとんど機械的なコピー&ペーストをやればいいというわけです。た
だ一つだけ面倒なのは、上記の引用符の中にSpaceがあってはならな
いため、

Mon, 01 Feb 1999 09:50:18 +0900 を

Mon,01Feb199909:50:18+0900 

のように縮めてやる必要があることです。Off-line で実験してみまし
たが、Netscape (4.05)でもInternet Explorer (4.01)でも、作動を
確認しました。

かりに同分同秒の投稿があったとしても、「a」とか「b」とかを随時、
加えれば済むことです。(まずそんなことはないと思いますが。)

ひとつひとつの投稿にリンク出来る利点は、HTML辞書データベースが
可能になることに留まりません。

ひとつひとつの投稿がURLを持つようになるわけですから、過去の
投稿に言及する際にも、そのURLを提示することが可能になります
し、URL対応のメールプログラムなら、クリック一つでその箇所を
参照できることになります。

MLとは関わりなく、自分の過去における発言をURLではっきり示
すことが出来ることは、論文執筆や教育現場での対応において、かな
りの利益をもたらすと思われます。

以上です。

LEXICON ()



From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] DATE利用の整 {01}理コード {01}
Date: Wed, 03 Feb 1999 17:08:40 +0900

LEXICON様

井上(島根大学)です。

> ひとつひとつの投稿がURLを持つようになるわけですから、過去の
> 投稿に言及する際にも、そのURLを提示することが可能になります
> し、URL対応のメールプログラムなら、クリック一つでその箇所を
> 参照できることになります。
>
> MLとは関わりなく、自分の過去における発言をURLではっきり示
> すことが出来ることは、論文執筆や教育現場での対応において、かな
> りの利益をもたらすと思われます。

有益なご指摘ありがとうございました。

お示しの方法ですと,索引メニューだけの作成で済みますから,現在のようにデー
タを2種類もつ必要もなくなりますね。早速,松本先生と検討させていただきます。
ありがとうございました。<m()m>

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--



From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] 辞書の書誌データ公開につい {01}て
Date: Wed, 03 Feb 1999 18:19:56 +0900

辞書学ML登録者各位

日ごろは辞書学MLにご参加いただき,ありがとうございます。

すでに皆さんご承知のとおり,このたび,東海林宏司先生(茨城キリスト教
学園シオン短期大学)のご厚意によりまして,当MLで紹介されました辞書
の書誌データ〔コメント等は含まず,CSV形式に整理したもの〕を,公開し
ていただける可能性があるということです。皆様にご投稿いただきました内
容を,広く効率的にご活用いただくという意味で,大変意義深いのではない
かと存じます。つきましては,当該データの公開につきまして,以下の条件
を設定してみましたが,皆様のご同意を得られれば幸いに存じます。

<公開内容>
当MLで紹介されました辞書の書誌データ。コメント等は含まず,CSV形式の
もの。

<公開場所>
公開場所は当面,島根大学のサーバー〔http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/〕
とするが,将来的に東海林先生管理下のサーバーに移動する可能性はある。

<公開条件>
フリーデータとし,個人による変更・追加は自由。ただし,変更・追加後の
再配布は認めない。

以上の条件で書誌データを公開することにつきまして,辞書学ML登録者の皆
様のご同意を得たく存じます。なお,反対意見や疑問点がある場合のみご投稿
いただければ幸甚です。賛成意見は整理に都合上送らないようにお願いいたし
ます。2月7日〔日本時間〕までに特に問題点があがらないようでしたら,同意
していただいたものとして,処理を進めさせていただければと存じます。

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] RE: [lex] DATE利用の整理コード { {01}01}
Date: Thu, 4 Feb 1999 09:50:12 +0900

LEXICON様。松本祥仁@項目別ログ整理担当です。

>ひとつひとつの投稿がURLを持つようになるわけですから、過去の
>投稿に言及する際にも、そのURLを提示することが可能になります
>し、URL対応のメールプログラムなら、クリック一つでその箇所を
>参照できることになります。
>
>MLとは関わりなく、自分の過去における発言をURLではっきり示
>すことが出来ることは、論文執筆や教育現場での対応において、かな
>りの利益をもたらすと思われます。

一つの項目について、20通のメールがあった場合を考えました。時系列ログのアン
カー部分に一つ一つリンクを張るわけですから、読み手は、一つのログを読む度にリ
ンクが張ってあるページに戻り次のリンクに飛ぶ、という作業を20回繰り返すこと
になる、と思います。現在の項目別ログのように20通のメールを一度に読む方法は
ないでしょうか?(そこが良さだという意見をいただいたことがあります)



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] need の助動詞用法 {01}
Date: Thu, 4 Feb 1999 11:47:29 +0900

松本祥仁です。

昨日 "need" の助動詞用法を調べようとしたところ、生徒の1人が持っている

Longman Dictionary of American English New Edition(1997) ISBN: 0-8013-1823-8

にはなんと助動詞用法がありませんでした。

Do we need to dress up for the party?
You don't need to fill in any forms.

といった用例が載っているだけです。意図しているのは、助動詞用法よりも動詞用法
が多いので、まずはそちらをマスターさせよう、といった教育的配慮からかと思われ
ますが、少しずれていたら困りますので、みなさまのご意見がうかがえれば幸いで
す。



From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] need の助動詞用法 {01} {01}
Date: Thu, 4 Feb 1999 13:38:27 +0900

松本様 千葉の井上です。

文法学者ではないのですが。私の使用している1998 new oxford、および1995
Collins EDではMODAL
VERBとして例も、載っています。ただし、掲載順位はVERBが先です。CollinsではMOD
AL VERBとしての用例も非常に多いです(ほとんど否定形とみうけましたが)。

ただし、need't とかneed not
とかは、自分では使用しないですね。あまり、耳にもしないように思いますがどう
なのでしょうか。1995年の辞書は(実勢としてはさらに数年前を反映?)もう古い
のでしょうか?nativeさんも年輩の人しか使用していないのでしょうか?
この場合、自分から発信する場合はneedを動詞としてしか使用しない。また、受信
した場合に意味不明となることはない、という理由で、MODAL
VERBとしての使用法を教えない、などというのは、はまずいのでしょうね。きっと

また最近の辞書では、a やthe
つまり以前、冠詞(article)とよばれていたものが、DETERMINER (限定詞?)
と表記されていますね(たとえば、上記の2つの辞書)。ちょっと、とまどうとき
あります。数十年前に文法を学んだ人に対して、それ以降の、各種変更事項「のみ
」を解説した書物をどなたかご紹介くださればありがたいのですが。できれば、翻
訳版を。もちろん、needの用法の変化とかも含めて。SLANGとか時事用語などは、最
新のものを掲載したpaperbackを集めるようにしているのですが、文法事項の最新の
傾向をfollowしている本はあるのでしょうか?



From: Lexicon <>
Subject: [lex] RE RE: [lex] DATE利用の整理コード { {01}01} {01}
Date: Thu, 4 Feb 99 03:11:50 -0800

松本先生。

拙案の投稿コードは、決して項目別ログの廃止を目したものではあり
ません。無論、おっしゃる通りリンクを最大限利用することは可能で
す。

お尋ねの、複数の投稿を一度に表示する方法ですが、確かに方法はあ
ります。

(1)ブラウザーを投稿数分のフレームに分割する。

(2)投稿数分のウインドウを(自動的に)開ける。

もうお気付きでしょうが、いずれも全く非実用的です。20のフレー
ムに分割されたブラウザーのウインドウなど、見る気すら起きないで
しょう。(^_^)

CGIスクリプトを使用すれば話しは別ですが、そうなると、「HTML文書
に何か一行挿入する」事などとは比較にならないほどの手間がかかる
筈です。

仮に項目別ログを本当に廃止して、代わりにリンクのインデックスを
新規製作するとしても、作業にかかる時間というのは大して違わない
のではないかと想像します。もしそうならば、読みやすい現在の項目
別ログを廃止する意味はあまりないのではないでしょうか。

ただ、念のために付け加えておきますと、仮にリンクを行ったり来た
り20回繰り返すとしても、それほどの苦痛はないと思われます。と
言うのは、普通、同項目の投稿は同じ過去ログのページに固まってあ
る場合が多いですから、一度そのページのコンテンツがCACHEに保存
されれば、リンク間移動の時間のロスはほとんど皆無になるからです。
また、項目別ログを廃止すれば、サーバーに置くデータは約半分で済
むことになります。

しかし私個人としましては、やはり現在の形の項目別ログの存続を希
望します。(^_^)

LEXICON ()



From: Lexicon <>
Subject: [lex] RE need の助動詞用法 {01} {01}
Date: Thu, 4 Feb 99 04:04:24 -0800

>助動詞用法よりも動詞用法が多いので、まずはそちらをマスター
>させよう、といった教育的配慮からかと思われます

それもあるでしょうが。むしろ英語と米語の違いが反映されている
のだと思います。米語では"need"を助動詞として使用することは、
滅多にありませんので。

お示しのような初学者向けの辞書には、あまり必要ないことは載っ
ていなくて全く不思議はありません。

LEXICON ()



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] RE: [lex] RE need の助動詞用法 {01} {01} {01}
Date: Fri, 5 Feb 1999 11:20:18 +0900

井上様、LEXICON 様、レスありがとうございます。松本祥仁です。

noboru inoue, wrote
>文法学者ではないのですが。私の使用している1998 new oxford、および
>1995 Collins EDではMODAL VERBとして例も、載っています。
>ただし、掲載順位はVERBが先です。CollinsではMODAL VERBとしての
>用例も非常に多いです(ほとんど否定形とみうけましたが)。

私も、手元にある辞書全てに助動詞用法が載せてあったので、驚きました。

noboru inoue, wrote
>ただし、need't とかneed not とかは、自分では使用しないですね。
>あまり、耳にもしないように思いますがどうなのでしょうか。

LEXICON wrote
>それもあるでしょうが。むしろ英語と米語の違いが反映されている
>のだと思います。米語では"need"を助動詞として使用することは、
>滅多にありませんので。
>
>お示しのような初学者向けの辞書には、あまり必要ないことは載っ
>ていなくて全く不思議はありません。

映画の台本で作った手製のコーパスで調べてみました。助動詞用法の否定文は500
万語でたったの3例です。

EMSCRIPT.TXT=====

TREVES (Cont'd.)
taking the time and trouble to meet him, and he's most anxious to make a
good impression, so he might seem rather nervous.

CARR
He needn't. I have no desire to cause him any discomfort. Did you make
those inquiries we spoke about?

MP-HOLY.TXT=====

SIR LANCELOT
You must be joking! (general murmur or agreement from the other
KNIGHTS.)
Go to the court of king Brian the wild and sing close harmony!

OTHER KNIGHTS
No fear etc.

SECOND ADVISER
(in increasing pain) It need not be close harmony oooh agh!

日本でこんな辞書を作ったら「これには載ってないぞ」といって買わない人がでる、
といった話を聞いたことがあります。複雑な心境ですね。



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] RE: [lex] RE RE: [lex] DAT {01}E利用の整理コード { {01}01} {01}
Date: Fri, 5 Feb 1999 11:30:19 +0900

LEXICON 様

>CGIスクリプトを使用すれば話しは別ですが、そうなると、
>「HTML文書に何か一行挿入する」事などとは比較になら
>ないほどの手間がかかる筈です。

なるほど。pearl が書けない私には思いつけなかったはずですね(^_^;;。

>また、項目別ログを廃止すれば、サーバーに置くデータは約半分で済
>むことになります。

またまたなるほど。1〜2年分で大きな違いは出なくても、10年、20年とデータ
がたまると、じわじわとボディブローのように効いてきそうですね。

>しかし私個人としましては、やはり現在の形の項目別ログの存続を希
>望します。(^_^)

ありがとうございます。昨年末から議論が活発で少し整理が遅れ気味ですが、頑張り
ます。



From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] RE: [lex] RE need の助動詞用 {01}法 {01} {01} {01}
Date: Sat, 6 Feb 1999 15:16:06 +0900

松本様
LognmanのDictionary of English Language and
Cultureにやや詳しいUsage解説がありましたので紹介します。本辞書ではneedを名
詞、動詞、助動詞の別indexとして立項。
説明: 進行形はとらず、通常、否定あるいは疑問形に使用。

つぎの用法解説があります。
USAGE1: 疑問形では、
Need he study?
Does he need to study?
は同じ意味。肯定形は、かならず to を伴う(動詞) I need to study.
USAGE2: つぎのふたつの違いに注意。
  I needn't have put on may thick coat(=but I did).
  I didn't need to put on may thick coat(= so I didn't or but I did)
USAGE3: 上記の注意はすべて英国におけるmodal useに妥当。米国のmodal
useとくに話し言葉では、have to を多用。すなわち、常用されるのはDoes he
have/need to study?であって、Need he study?He needn't study.
ではない。modal
formは広くは使用されていないが、理解に困難が生ずるというこでははもちろんな
い。

ということでlex氏のいわれたとおりです。
ちなみに、私のよく使用するByte誌(米国McGrawHill発行のComputer技術雑誌、昨
年廃刊)のback number
CD-ROM(1990-98、約100冊、かりに雑誌をつみあげれば90cm程度でしょうか)で、
全文検索を行いました。needn'tは約50例、need
notは140例で、合計約200例です。雑誌1冊あたり平均、2例。技術雑誌という特殊
性(この用法をつかうsituationは多く現れる)を考慮すると、頻度は非常に少ない
が、使われないこともない、という感じです。

//////井上 昇 Noboru Inoue//////

Inzai-shi, Chiba-ken, Japan 270-1341
fax 81-476-46-2847 tel 81-90-481-38373



From: "saraki masashi" <>
Subject: [lex] RE: [lex] RE: [lex] RE: [lex] RE {01}need の助動詞用 {01}法 {01} {01} {01}
Date: Sat, 6 Feb 1999 15:36:37 +0900

謹啓 井上 昇 様
佐良木(機械翻訳研究室/純心女子短大/日大経済学部)と申します。

一点、お尋ねいたします。

>ちなみに、私のよく使用するByte誌(米国McGrawHill発行のComputer技術雑誌、昨
>年廃刊)のback number
>CD-ROM(1990-98、約100冊、かりに雑誌をつみあげれば90cm程度でしょうか)で、
>全文検索を行いました。needn'tは約50例、need
>notは140例で、合計約200例です。雑誌1冊あたり平均、2例。技術雑誌という特殊
>性(この用法をつかうsituationは多く現れる)を考慮すると、頻度は非常に少ない
>が、使われないこともない、という感じです。

Byte CD-ROM の入手先、入手方法について、ご教授していただけませんでしょうか?
ぜひ、手に入れたいと希望しております。

敬具



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] RE:needの助動詞用法 {02} {01}
Date: Sat, 6 Feb 1999 17:32:09 +0900

井上昇様、

佐賀の松本祥仁です。

情報ありがとうございました。



From: "noboru inoue, mr" <>
Subject: [lex] RE: [lex] RE: [lex] RE: [lex] RE: [lex {01}] RE {01}need の助動詞用 {01}法 {01} {01} {01}
Date: Sat, 6 Feb 1999 18:20:23 +0900

saraki様

お問い合わせいただいたByte誌CD-ROM版の件ですが。

mailにも書きましたとおり、Byte誌は残念ながら、廃刊、詳しくは別雑誌会社に吸
収されました。何の前触れもなく昨年6月頃から雑誌&cd-romを送付してこなくなっ
たな、とおも
っていたら昨年末にこのような連絡がきた次第です。わたしは、雑誌、cd-rom両方
とも予約していましたから、半年分損害を被っています(きっと、新雑誌(未刊)
に振り替
えてくれるとはおもいますが)ところで、cd-romは年4回updateがあり、年約5
0ドルでした。ただし、雑誌廃刊にともないすべてのサービスはなくなっており、こ
れ以後、廃刊された旧雑誌のback
numberサービスを継続するとはちょっと考えにくいところです。(どうしても、確
認をとりたいかたは、McGrawHillあるいは日本の同雑誌を扱っていた本屋?にお問
い合わせいただきたく思います。copyriteが新会社にうつっていれば、そちらに問
い合わせと言うことになりますが)

上記、ご了承願います。

//////井上 昇 Noboru Inoue//////

Inzai-shi, Chiba-ken, Japan 270-1341
fax 81-476-46-2847 tel 81-90-481-38373



From: 村田 年 <>
Subject: [lex] RE RE: [lex] DATE利用 {01}の整
Date: Sun, 07 Feb 1999 10:05:10 +0900

松 本 祥 仁 先生,Lexicon 様

村田 年(千葉大)です.

私のような初心者にとっては「項目別ログ」が頼りですので,これを
廃止しないで下さいますようお願い致します.

私にとっては投稿項目にナンバリングしたり,リンクを張っていただいても
使えないだろうと思っております.



From: "Matumoto Yosihito" <>
Subject: [lex] RE: [lex] DATE利用 {01} {01}の整
Date: Sun, 7 Feb 1999 12:02:55 +0900

村田年先生、おはようございます。松本祥仁です。

>私のような初心者にとっては「項目別ログ」が頼りですので,これを
>廃止しないで下さいますようお願い致します.

井上先生と情報を交換しながら改善策を考えていますが、東海林先生からご提供いた
だけるファイルを元に、辞書の情報が充実するような形になると思います。

今までの項目別ログに近い形での改善を考えていますので、ますます便利にお使いい
ただけるのではないかと考えております。東海林先生からデータを公開していただけ
るおかげで、今まで項目別ログの辞書情報に一部欠けた部分がある書誌情報が、完全
な形で掲載できるようになると思います。
(ですよね?>井上先生、東海林先生)



From: Lexicon <>
Subject: [lex] RE RE: [lex] DATE利用 {01}の整 {01}
Date: Sun, 7 Feb 99 03:36:19 -0800

村田先生:

既に述べましたが、拙案の投稿コードと項目別ログは全く無関係です。

私の場所をわきまえぬ口出しが、誤解を生むようにことになった事に
対し深くお詫び申し上げます。



From: "Hiroshi Shoji" <>
Subject: [lex] RE: [lex] DATE利用 {01} {01}の整 {01}
Date: Sun, 7 Feb 1999 12:39:33 -0000

東海林@バーミンガムです。

松本先生:

> 今までの項目別ログに近い形での改善を考えていますので、ますます便利に
> お使いいただけるのではないかと考えております。東海林先生からデータを
> 公開していただけるおかげで、今まで項目別ログの辞書情報に一部欠けた部
> 分がある書誌情報が、完全な形で掲載できるようになると思います。
> (ですよね?>井上先生、東海林先生)

私の力不足により、「完全な形で掲載」というところまではなかなか難しいとは
思いますが、最善は尽くしていきたいと考えております。

日本時間の7日もあと数時間となりました。公開に関する反論・御意見を最後ま
でお待ちし、問題なしということになりましたら、作業を本格化するつもりでお
ります。

Hiroshi Shoji
<University of Birmingham, UK>
<Shion Junior College, Japan>



From: Nagayuki Inoue <>
Subject: [lex] RE: [lex] DAT {01}E利用 {01} {01}の整 {01}
Date: Mon, 08 Feb 1999 06:41:55 +0900

東海林先生

井上(島根大学)です。

> 日本時間の7日もあと数時間となりました。公開に関する反論・御意見を最後ま
> でお待ちし、問題なしということになりましたら、作業を本格化するつもりでお
> ります。

書誌データの公開につきまして,皆さんにご承認をいただけたようです。ありが
とうございました。

東海林先生には,貴重なお時間を費やして作成されたデータを公開していただき
お礼申し上げます。いろいろとご面倒をおかけしますが,今後とも宜しくお願い
申し上げます。<m()m>

**********************井上永幸 <>*********************
[辞書学MLログを公開中: http://lexis.edu.shimane-u.ac.jp/inoue/ml_log.html]
--辞書学ML脱会は宛てにsignoff lexと送る--


→ログメニューへ